こうした状況を市民が日常の中で感じ始めていたり、一部の議論で危機感が募っている背景には、「経常収支比率の高さ(95.3%)」と「今後の急激な悪化への予測」をされる状況にあります。
1. そもそも財政の「ゆとり」がすでにない(経常収支比率 95.3%)
2. 120億円規模の投資をした場合のシミュレーション
現在の状況で、リサイクルセンターの建設費(120億円規模)がドンと乗り、それを地方債(借金)で賄うとどうなるでしょうか。仮に補助金以外で市が80億円を地方債で調達したとします、すると20年元利均等償還(金利等考慮せず単純計算)だけでも、毎年数億円規模の公債費が純増します。このリサイクルセンター建設費の返済だけでも、実質公債費比率を数パーセント一気に押し上げます。
現在の我孫子市の標準財政規模(約280億円前後)から逆算すると、これにリサイクルセンターがハイスペックなため、機械運転などの高額な委託費が発生し、さらに他のインフラ(学校、道路、公共施設)の老朽化対策も同時に控えているため、それらが重なると、かつて多くの自治体が警戒ラインとした「実質公債費比率12%(旧制度の起債制限ラインの名残)」や、現在の国の許可基準である18%へ向かって雪だるま式に比率が跳ね上がる危険性を孕んでいます。
今は健全なんだから大丈夫と100億〜120億円の事業をDBOでそのまま確定させてしまうと、10年後・20年後に公債費比率が10%〜12%を超えて急上昇し、気づいた時には財政が完全に身動きの取れない「硬直化」に陥る「寂しい財政予測」、厳しいフトコロ事情になると予想されます。
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