最近、その女性が、養子に出されてから28年ぶりに実の両親と対面した。
事件は28年前、江西省のある農村で始まった。三女として生まれたホンさんは、出生の翌日、実の祖父によって隣村のトイレに捨てられた。根強い「男尊女卑(だんそんじょひ)」思想ゆえに、祖父が孫娘を密かに捨てたのだ。
母親のヤン・シャオインさんは、出産直後で体が衰弱していた際、「子供の面倒を見てやる」という義父の言葉を信じたが、娘を失った。彼女は娘をどこに捨てたのか最後まで口を割らなかった義父が亡くなるまで恨み続けたという。
父親のシュー・リフンさんも数十年にわたり罪悪感を抱いていたが、儒教的な慣習である「孝」を優先し、父親の行動を警察に通報したり問い詰めたりすることなく傍観していた。
当時、生後2日の状態でトイレで発見されたホンさんの傍らには、現金120元(約2500円)と粉ミルク1袋、生年月日が記されたメモが置かれていた。
その後、オランダ人夫妻の養子となったホンさんは現地で成長し、博士号を取得した。成人した彼女は2024年12月、中国の行方不明児DNAデータベースに自身の情報を登録し、警察の照合作業を通じて実の両親を探し出した。
今月14日、南昌で開かれた対面の場では、実の両親が宴会を開き、爆竹を鳴らして娘を迎えた。母親は号泣しながら娘を歓迎し、父親は金のブレスレットと翡翠のペンダントをプレゼントした。
中国語が話せないホンさんは、ボランティアの通訳を介して会話を交わし、涙を流した。実の両親は今年の夏にオランダを訪問し、養父母に直接感謝を伝える予定だという。父親は「娘を立派に育ててくれた養父母に感謝している。今後どこで暮らすかは、全面的に娘の決定に従う」と語った。
現地のネットユーザーの間では「非情な一家ではなく、オランダで博士として成長できたのは天運だ」という反応と共に、犯行を黙認した父親に対し「孝心を言い訳に娘を放置した」という批判が上がっている。
【NEWSIS】2023/3/23
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