NHK「サンデースポーツ」にVTR出演した安治川部屋の女将さんである杉野森絵莉さんが部屋での様子を語って、優勝への要因がわかる一場面があった。
「21歳の青年で、よくこんなストイックな生き方ができるなって本当に感じます、相撲の研究だったりとか、過去の取り組みをビデオでみたりとか、本当に生活と仕事が完全に一体なんだなって。」と、そう笑みを浮かべながら語った絵莉さん。
一般的に言えば大学3年生の年齢。それでもプロとして相撲に打ち込み、そのストイックさが出世街道をばく進してきた要因とも言える。さらに「(新大関の)重圧は感じていたと思います。特に場所の後半は眠れなかったり、食が進まなかったり、本当にいろんなことと戦っている様子を間近で見ていたので心配はしておりました」と明かした。
最後に「ここ最近眠れないことが多かったので、しっかり眠れるように見守っています。おめでとうございます」と穏やかな優しい笑みを浮かべて拍手を送った女将さんだった。これを見て安青錦も穏やかな表情を浮かべ「すごくそう言ってもらえるのはうれしいです」と語った。
実際に安治川親方も千秋楽後にデイリースポーツの取材に「初日は逃げ出したいと思ったと言っていた。(場所中は)無理して我慢して食べていた。昨日の夜は食べられないと言っていた」と、人知れぬプレッシャーを代弁。千秋楽の朝は「一日一番だから頑張れよ」と心を軽くするように送り出したといい、「ずっと(しっかり)寝られてなかったみたいだから」と様子を明かした。
立場の重みも説いたといい、「大関として話すことは勝ち負けどうこうだけじゃない。(大関らしく)対応するようにと(指導した)。いい勉強になったんじゃないか。(この経験を経た)来場所が楽しみ」と目を細めた師匠。土俵での立ち居振る舞い、礼節を欠かさない姿は相撲ファンの感動を呼んだ。君が代も一生懸命練習していたこともV一夜明け会見で明かしていた。真っすぐに成長する安青錦。その一端が垣間見えた女将さんの言葉だった。
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