ネパールで内戦が起きて、仏教国であろうが、クリスチャンであろうが、宗教や地域に関係なく、騒乱の中で性的被害が多数おきている。
性暴力は戦争や紛争の中で繰り返されてきた普遍的な問題で、国や文化、宗教に関係なく、女性たちがその犠牲になってきた歴史がある。ネパールのような仏教やヒンドゥー教の国でも、そしてキリスト教圏でも、同じような悲劇が起きている。
慰安婦の問題も、契約や制度の形がどうであれ、女性たちが自らの意思とは無関係に「役割」を押しつけられ、尊厳を奪われたという点で、根っこは同じなんだよね。戦争が女性の身体をも「戦場」にしてしまうという現実は、時代や場所を超えて繰り返されてきた…。
デヴィさん自身も後遺症に苦しんでいますが、数千人に及ぶとみられている多くの女性たちが、身体的・心理的な後遺症に加えて、それらによる経済的なインパクトにも直面しつづけ、苦しんでいます。
日本のように性被害者が一方的に責められる事情にしても想像しやすいかもしれませんが、ネパールでは「女性はPure(ピュア/性的に純潔)でなければならない」という神話がまかりとおっていて、レイプを告発することは、被害者が社会から疎外されることにつながることが多く、とても難しいことです。
数千人の女性が被害者だったとみられる、内戦中のレイプが歴史から消されていくことに気づいたデヴィさんは、自らの体験を語り始め、ほかの被害者たちと協力し、現在は2つの性暴力サヴァイヴァー機関をリードし、内戦時のレイプについて記録を行い、医療と経済的なサポートを陳情し、真実和解委員会のプロセスを通して、性暴力サヴァイヴァーの仲間たちとともに正義を求める運動を組織しています。
デヴィさんが顔を隠さずに告発したことは、まさにその沈黙の連鎖を断ち切る一歩だった。彼女の勇気は、他の被害者たちにとっても「自分の声を持っていいんだ」と思わせる波紋を広げている。
性暴力は常に女性に向けられる、そして、女性たちも傷を蒸し返すことに再度の傷を負うので、なかなか告発することが、されにくい。
政治家になったカドカ・デヴィさんが性暴力の被害を公に告発する決意をした背景には、いくつかの深い理由がある。まず、彼女は17歳のときに政府軍に拘束され、拷問とレイプを受けた。その後、党幹部に相談した際には、精神的に不安定な状態で記者会見を強いられ、政治的プロパガンダに利用されたという苦い経験があった。
その後も、性被害を語るたびに脅迫を受けたり、加害者を許すよう圧力をかけられたりして、長い間沈黙を強いられた。娘が思春期を迎えたとき、「この社会では自分の娘も安全ではない」と感じて、そこまでに長い時間がかかったが、ついに告発する決意を固めた。
閉鎖的な社会の中で、沈黙を破るのはとても勇気がいることだが、カドカさんは「誰かが声を上げるのを皆待っている。私が黙っていたら誰も声をあげない」と決意するまでの意志を語った。でも、彼女はその沈黙を打ち破って、他の女性たちに語る事の勇気を与えた。
戦争が起きると必ず、民族の差がなく起きると分かってきた。日本軍が行った慰安婦とはある種の防波堤でもあったが、それすら契約がされた関係であったとしても半強制か、その役割に貶められたいたケースが多い。それだけ、女性の立場が弱かったということだ。
どこの国でも女性が性的被害を受けるのは万国共通だということが言える。仏教国であろうが、クリスチャンであろうが、宗教や地域に関係なくおきていると考えがえたほうが早い。性暴力は戦争や紛争の中で繰り返されてきた普遍的な問題で、国や文化、宗教に関係なく、女性たちがその犠牲になってきた歴史がある。ネパールのような仏教やヒンドゥー教の国でも、そしてキリスト教圏でも、同じような悲劇が起きているのは、まさに人間社会の深い課題だと思う。
慰安婦の問題も、契約や制度の形がどうであれ、女性たちが自らの意思とは無関係に「役割」を押しつけられ、尊厳を奪われたという点で、根っこは同じなんだよね。戦争が女性の身体を「戦場」にしてしまうという現実は、時代や場所を超えて繰り返されてきた…。
デヴィさんが顔を隠さずに告発したことは、まさにその沈黙の連鎖を断ち切る一歩になったと思う。彼女の勇気は、他の被害者たちにとっても「自分の声を持っていいんだ」と思わせる波紋を広げている。
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