歩くことによって骨格筋が収縮・伸展をくりかえすと、マイオカインが骨格筋から分泌され、血液に乗って全身に運ばれます。そして、マイオカインは、脳などの中枢神経系にさまざまな代謝ストレスの状況を伝達するのです。ちなみに、「マイオ」はギリシャ語で「筋」、「カイン」は「作動物質」という意味です。
このことから、アルツハイマー病の患者さんが歩くことで認知機能に改善がみられるのは、マイオカインの分泌量の変化が考えられます。
歩くことは、アルツハイマー病を発症しにくくするだけでなく、すでにアルツハイマー病を発症した患者さんの認知機能にもプラスの影響を与える可能性があるのです。マイオカインは脳ばかりではなく、肝臓、血管、脂肪細胞などの全身の臓器に影響を与えることがわかっています。
また、うつ症状を抑えたり、脂肪を燃えやすくしたり、がん細胞の増殖を抑制したりすることにも関連するものがあります(「アプライド・フィジオロジー・ニュートリション・アンド・メタボリズム」2020年)。
参照 『百歳まで歩ける人の習慣 脚力と血管力を強くする』(PHP研究所)参考にしたものです。
【関連する記事】
- 人類は戦争を廃絶できるか
- 石器時代の石頭、21世紀の皮肉な現状
- クロアチア独立戦争
- 中国に唯一公式に建立された日本人の共同墓地
- さなえとドナルドの友情ハグ!? その後の国際情勢
- AIが指摘する、SNSの思わぬ落とし穴
- 日本 対イングランドで大金星、優勝候補の日本サッカーに
- 丸山応挙
- NECグリーンロケッツの「さよなら試合」盛り上げ隊
- 中国女児への迫害
- 邦人への注意勧告がされる
- 励ましの応援メッセージ
- スタジアムフードと貴賓室の初体験
- 不愉快な朝、英文で綴る
- インドネシアで国産鉄道を目指す
- 豪州からレアアース
- 体のバランスと水分摂取
- 『不安の世代』
- 旧統一教会の解散
- 冬季オリンピックで、ひそかな注目


