特に、股関節をゆるめて中腰で立つという太極拳の基本姿勢は、バランス感覚の向上にうってつけ。クリニックで幼児の運動指導を行う際も、台から跳び下りて着地した時、膝を曲げた状態で踏ん張れるかどうかをチェックします。踏ん張る力が弱かったり、左右差があったりする子どもは転びやすい。それは大人でも高齢者でも同じです。
また、太極拳の深く長くゆったりとした呼吸法は呼吸筋や肺機能のトレーニングにもなるんですよ。
なぜ、あの場所で転んでしまったのか、分析したところ、「姿勢が前かがみになってきていて、足がうまく上がらなくなっているのかも」と気がつきました。
年をとると筋肉や骨が弱くなり、重い頭を支えられず、背中が丸くなってきます。すると前傾姿勢になるため、足を高く上げることができず、小股でトントンと前のめりに歩くようになり、ちょっとした段差でもつまずいてしまうのです。
そうした歩き方を改善するには、グッとあごを引くことが大事。
すると体の構造上、下腹部や丹田に力が入って背骨が伸び、かかとに重心が乗ってくるのです。
その姿勢になると自然と大股になり、すいすいとラクに歩くことができます。
現在、1日に5000歩ほどです。そんなふうに努力していても、最近、重い荷物を手にぶら提げて歩くと背中が丸まるように。上半身の筋力が弱ってくると、荷物の重さに引っ張られて肘が前に出るため、前かがみの姿勢になってしまう。最近、車輪付きのショッピングカートに荷物を入れて、右手で引いたり左手で引いたりしながら歩くようにしました。すると、肘の位置が自然と体の横に固定され、しゃきっと背筋が伸びて、若々しい姿勢で歩けるようになったのです。
若い頃に比べれば記憶力も体力も衰え、悩みはいくらでも出てくるでしょう。それを嘆くより、今できることを、こつこつと積み重ねていこうと思っています。
体内水分の約3分の2は細胞内に存在し、タンパク質やエネルギーを作るための代謝の触媒として使われる。残り3分の1は血液やリンパ液、細胞間液として、体を維持するのに必要な酸素や栄養素を溶かして運搬したり、逆に体に不必要なものを排出する。体温調整のためにも水分は必要だ。ハーバード大学医学部&ソルボンヌ大学医学部客員教授の根来秀行医師が言う。
「生き物に水が必要なのは酸素などさまざまな物質が溶け込みやすく、生きるために必要な代謝や運搬、排泄に便利だからです。しかも水は温まりやすく冷えにくいので、恒常性動物である人間には都合がいい。よく若さの表現として『みずみずしい』という言葉が使われますが、それは生き物は細胞の内外を十分な水に浸しておく必要があるからでしょう。まさに、外見の若々しさは内面の若さを表します。年老いて見える場合の体内の変化のひとつは、水分量の低下なのです」
では、通常の生活をしている成人が必要とする1日の水分量はどれくらいなのか?
「約2.5リットルと言われています。うち0.9リットルは野菜や米、肉や魚などの食材と、調理に使われる水から得られています。飲料水は1.3リットルで、残り0.3リットルは体内で作られているのです」
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