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このブログでは、地球サイズの行動派」をモットーにしてきた通り、市議・海津にいなの日々考えている事、見たこと、聞いた事、考えたこと、日々の活動を日誌としていきます。グローバルな視点で我孫子の今昔を紡ぎ合わせてABIKOと「観光」(まちの輝きを観せる意)、SDGsを率先してきたことを伝えます。
我孫子は、嘉納別荘と白樺派の関わりは深く、『リーチ先生』の新聞連載(2018)では我孫子の話がふんだんに登場していました。陶芸家として決意するリーチには、白樺派の一員として我孫子での暮らしが人生で最もハッピーな思い出だと記していた。実は、平将門の活躍の拠点だった時期もあったと調査がされてきました。NHK大河ドラマでロケ地観光のブームとなった『平将門、風と雲と虹と』(1976)の際は、まだ知られてずの郷でした。2019年では、同ドラマ『いだてん』によって嘉納治五郎の艱難辛苦がつまびらかにされ、東洋初のオリンピックが東京に決まるまでには、手賀沼もオリンピック競技施設の候補にと考えていた事が知られ、市民の浄財で嘉納銅像が建立(2020年)されました。五輪開催に奮闘した嘉納は晩年は我孫子別荘とご自宅とに半々でくらし、急逝された後にはご家族が移り住まわれていたことが近年の調査で分かってきました。さあ!智慧をもたらず巳年こそ、ねじり鉢巻きで、巻き返す年に!!

海津にいな 「あっちこち@ABIKO」活動日誌

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2024年04月13日

流動性知能と結晶性知能

 かつては青年期をピークとし、それ以降は伸びることなく、衰退をたどるとみなされていたが、成人期になってからの知的な発達も捨てたものではないことが分かってきた。計算の速さや暗記力よりも、文書や人の話などの言語情報の理解や語彙の理解のような課題では、少なくとも測定がなされた60歳まで成績が伸び続けていたというデータである。

 実社会で有能に働くには、人生経験や仕事経験によって生み出される知恵を働かせることが必要である。そこにある種の知能を想定すれば、それは人生経験の積み重ねによってどこまでも豊かに向上し続けていくと考えられる。そこで参考になるのが、知能を流動性知能と結晶性知能に分けるとらえ方である。

 流動性知能というのは、単純な記憶力や計算力など作業のスピードや効率性が問われる課題や、図形の並び方の規則性を見抜く課題などによって測定される知能のことである。

 結晶性知能というのは、経験から学習することで身につけられた知識や判断力のことで、言語理解や一般知識、経験的判断に関する課題によって測定される知能のことである。

 結晶性知能は、教育や文化の影響を強く受け、経験を積むことで成熟していくため、成人後も衰えることなく、むしろ年令とともに上昇していき、老年期になってからも向上し続ける、あるいは容易には衰えない。結晶性知能では若い人たちにも簡単に負けることはない。そう思うだけでも不安は払拭され、勇気が湧いてくるのではないか。

◆生涯にわたって現状を乗り越えようとし続けた葛飾北斎
葛飾北斎は、ヨーロッパ印象派の画家たちにも『冨嶽三十六景』や『北斎漫画』で知られ、大きな影響を与えるなど、すでに生前から世界的に知られる画家であった。エドガー・ドガやパウル・クレーも『北斎漫画』から人体の表現法を学んだとされ、エミール・ガレも『北斎漫画』のデザインを取り入れた硝子工芸作品を発表している。

 そんな偉大な画家である北斎は、あるジャンルや画風で成功しても、決してそこに安住するような守りの姿勢を取らず、そのジャンルや画風を捨てて別のものに挑戦するというように、絶えず自分の現状を乗り越えようとし続けた。89歳で死ぬ直前にも絵を描くことへの情熱を見せていたのには驚くばかりである。

 北斎は、18歳の頃に役者絵で人気の浮世絵師勝川春章に入門し、翌年には早くも役者絵を描いて浮世絵界にデビューを果たし、滑稽や洒落を盛り込んだ黄表紙の挿絵も数多く描くようになった。浮世絵版画もたくさん世に出している。そうした時期が30代前半まで続く。

 このように浮世絵版画で活躍していたにもかかわらず、30代半ば頃からは肉筆画を描くようになり、また狂歌や絵本の挿絵を描くようになった。そして、錦絵はほとんど描かなくなる。

 40代前半になると、美人画などの錦絵の制作を再開している。40代半ばから50代はじめの頃は、出版統制により黄表紙等に代わり教訓的な読本が流行ってきたこともあり、読本の挿絵を数多く手がけ、読本作家曲亭馬琴と挿絵画家北斎の二人三脚で、『椿説弓張月』など人気作品をつぎつぎに生み出していった。また、この時期は肉筆画にも精力的に取り組んだ。

 50代前半から60代の終わりまでは、絵手本の制作に注力した時期であった。絵手本とは、絵の描き方の教科書のようなものだ。門人が多く、全国に散らばっており、直接指導ができないことも多かったためか、北斎は52歳の頃から絵手本を精力的に制作し始めた。それが後に『北斎漫画』として世界的に知られることになったイラスト集である。これがベストセラーとなり、続刊がつぎつぎに刊行されることになった。『北斎漫画』は、絵の手本として用いられるだけでなく、工芸品の図案集としても用いられた。葛飾北斎自身、煙草のキセルや櫛のデザイン画も手掛けている。

 60歳になる年に北斎は雅号を「為一」に変えているが、これは一になること、つまり初心に返ることを意味すると見られる。もう隠居してもよい歳を過ぎている60歳で初心に返って絵師としてのさらなる成長を目指しているのであり、驚くべき向上心の持ち主と言えるだろう。

 70歳になる頃、また錦絵に注力し始め、風景画というジャンルがまだなかった時代に『冨嶽三十六景』や『諸国瀧廻り』などの代表的な一連の風景画を世に出している。

『冨嶽三十六景』の中の「神奈川沖浪裏」がとくに有名であるが、これら風景画における波や滝の迫力があり躍動感溢れる、ある意味で非現実的な描き方に、独特の境地がみられる。これにより浮世絵に風景画という新たなジャンルが確立された。また、花鳥画の錦絵も人気を博し、庶民が花鳥画を楽しむきっかけとなった。

 北斎が74歳のときに描いた『冨嶽百景』のあとがきには、50歳の頃から多くの絵を手掛けてきたものの、70歳以前に描いたものは、じつに取るに足らないものばかりだったが、73歳になって鳥獣虫魚の骨格や草木の仕組みがわかるようになってきたので、80歳になればますます会得が進み、90歳になればさらにその奥義を究め、100歳になればまさに神技の域に達するのではないかというようなことを記している。

 人生50年と言われる時代に、70歳までに描いたものはどれも取るに足らないものだったとし、73歳にしてようやく何とか描けるようになってきたというのだから、飽くことのない向上心には驚くべきものがある。

 80歳になる頃からは、肉筆画に本格的に取り組むようになっていった。売れるものから離れていったとみることもできるだろう。
 この時期、絵を描くための援助をしてくれる小布施の豪商、高井鴻山との出会いがあり、小布施で絵の制作に集中できる部屋を提供され、北斎は江戸と信州の小布施を4往復している。80代で江戸と小布施を徒歩で往復するだけでも大変なことだが、そこで数々の肉筆画を生み出し、東町祭屋台天上絵『龍図』『鳳凰図』や上町祭屋台天上絵『男浪図』『女浪図』などを描き、さらに岩松院の天上絵として21畳分の大きさの『鳳凰図』を89歳の時に完成させている。

 89歳で病に負け天寿を全うした北斎だが、死に臨んで「天我をして十年の命を長ふせしめば」と言い、大きく息をついてさらに「天我をして五年の命を保たしめば、真正の画工となるを得べし」と言ったという(飯島虚心著・鈴木重三校注『葛飾北斎伝』岩波文庫)。

 90歳を目前にしても、あと5年の命を与えてもらえたら本物の画工になれるとまで言うのである。絵をもっとうまく描けるようになりたいという執念には驚かざるを得ない。

 常人にはできないと思う事が、可能を不可能にしてしまう始まりで、それよりやりたい事をやり続ける好きこそ物の上手なれを探して、いければ人の能力は伸びるので、まずは諦めないこと、ダメだと思い込まないということのようだ。
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PROFILE
ブログ製作者:海津にいな                 (KAIZU Nina、新菜)。
経歴:(株)発明工房役員、我孫子市議会議員(5期)を続行中。児童英会話インストラクター、野村総研(政策研究部所属など)勤務した。放送大卒、立教大学(観光学研究科 )修了。筑波大学大学院(博士課程後期 単位取得退学)
コミュニティ−活動:めばえ幼稚園・四小PTAの役員/青山台自治会副会長・三小・我中PTAの役員/久寺家学習指導(書道)、生涯学習推進基本計画策定委員(’99) 
NGO活動、他:NGO・ACT(我孫子カルチャー&トーク)の会、開かれた県政を進める会世話人(〜‘09)、女性のための政治スクール(10期)、千葉県ボランティアコーディネーター、千葉県観光人材育成セミナー。日本観光研究学会、eシフト、自殺対策議員有志の会、自治体ウオッチ(世話人)。
市民活動:我孫子市国際交流協会(初代理事・広報部長)、我孫子の文化を守る会、我孫子フィル後援会、我孫子地産地消協推進協議会、我孫子市消費者の会(`90〜)、エコライフ、谷津を守る会、かっぱ祭り実行委員(第1〜3回)、AYA(フィンランド劇団招聘)、きもの愛好会、湖北山の会、市史研究センター会員、まちづくり編集会議:将門プロジェクト企画。
生涯学習:オープンスクール(武蔵野美大、川村学園女子大学、中央学院大学、麗澤大学、上智大学、放送大学)にてリカレント他、国際理解活動の必要からギリシャ語、スペイン語、仏語、韓国語、英語を学ぶ。CCC(異文化コミュニケーション=英会話クラス)
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