この懇親会には、議会報編集委員会のメンバーである小嶋市議をはじめとする議員、議長、副議長や事務局職員ら計15人が参加。小嶋市議は発言を受けた後、動悸や不眠などの症状が出て、自律神経失調症と診断後は休養しているという。
小嶋市議は「みんながいる前で大声で何度も言われた。やり過ごしたらいつまでもなくならないと思った」と会派離脱の理由を語る。
2023年4月に全国で統一地方選挙が行われた。そのうち、愛知県春日井市議選では定数32に対し44人が立候補するという、激しい選挙区となった。
(小嶋小百合さん)
「60年も男として生きてきて『今さら女になったからといって、女の代表として議会に出ていくのは許せん』と言われたこともある」
それでも小嶋さんは、偏見や差別で生きづらい社会をなくそうと訴え続けた。後援会はなく、彼女の頑張る姿をいつも間近に見ている、パソコン教室の生徒や友人たちが中心となった小嶋さんの選挙活動だった。
何もかもが初めての選挙活動で戸惑うことも多く、「まだまだ私たち性的少数者が理解されていないことが多いので、ここで頑張ってもらって世の中に広めてほしい」という。
友人たちは、声を上げづらい「少数派」の力になる存在になってほしい、という思いで選挙活動を手伝った。
(小嶋小百合さん)
「人それぞれの立場を尊重して、いろんな考え方の人がいるから、自分と違う考え方の人も尊重して、仲良くやっていける社会になれたらいい」
2021年に声帯を手術し、高い声になるようボイストレーニングを続けて、あまり大きな声は出せない。そこで、街頭演説がメインの選挙戦では不利な状況ながら、音楽にのせて自分の主張を伝える工夫をした。
1700票を獲得して、定数32に対し29番目で当選を果たしました。
(小嶋小百合さん)
「できれば全国から『春日井に住めば、人生楽しく過ごせるよ』と来てくれるような春日井市にしたい」
女性として歩み始めたばかりの第二の人生。次は政治家として、多様性を認め合う社会のためにと踏み出したところだった。
参照 朝日新聞(2/2)
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