だが、ウクライナ政府はこの提案を「侵略者への譲歩」にあたるとして退け、領土を譲り渡すことを含む取引はあり得ないと表明した。
冷戦時代に対ソ連緊張緩和政策の立役者となったキッシンジャー氏(99)は、プーチン氏が大統領に就任して以来、複数回会談している。
ロシアは、ウクライナに南部と東部地域のロシアによる併合を認めるよう求める一方、ウクライナは、ロシアが2014年に併合したクリミアを含む自国の領土から、全ての兵を退去させるべきと主張している。
キッシンジャー氏は寄稿文で「既に達成された戦略的変化を土台に、交渉による平和の実現に向けた新しい構造に統合する時期が近づいている」と指摘。「和平プロセスは、ウクライナを北大西洋条約機構(NATO)に結びつけるべきである。中立という選択肢は、もはや意味をなさない」とした。
キッシンジャー氏は5月、ロシアが2月の侵攻前の前線に撤退し、クリミアを「交渉」対象とする停戦案を提案したという。
ウクライナ大統領府のポドリャク顧問はテレグラムで「キッシンジャー氏が求めていても、口に出すのを恐れている処方箋は単純だ。東欧の他の国々に対する不侵略を保証するために、ウクライナの一部を犠牲にすることで侵略者をなだめるというものだ」と指摘。
「悪魔との合意、つまりウクライナの領土を犠牲にした悪い平和は、プーチン氏の勝利となり、世界中の独裁者の成功の秘訣となる」と警告した。
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