
植木鉢にひまわりを植えてみました、一回転して、家からも見えるように置きました。すると、また顔を南に向け直すのかと興味津々でいたらら、彼ら、彼女らの生物脳はある時期にセットされたツボミの時期にて、そのままの方向で咲き続けると分かりました !(^^)!
脳科学者である中野信子の『科学がつきとめた「運のいい人」』(サンマーク出版)は、興味深い事を書かれていました。
生き残るためには他者を思いやる社会性が必要、と述べました。しかし、他者を思いやるだけでは生き残ることはできません。たとえば企業は社会の役に立つことが大前提ですが、自社の利益を度外視し、ひたすら社会のことだけを考えて活動していたら、いずれは倒産してしまうでしょう。
自分は何も食べずに、ほかの人に食べ物を与えつづけていたのでは、いずれは病に倒れてしまいます。つまり、生き残るにはまず自分が勝たなければなりません。しかも勝ちつづけなければならないのです。ではどうしたら、他者への思いやりをもちつつ、勝ちつづけることができるのでしょうか。そのコツは、勝ちすぎないこと。
「過剰適応」という言葉があります。生き残っていくためにはもちろん、環境に適応 する必要があります。しかし、過剰に適応しすぎてしまうと、それがかえって絶滅のリスクになってしまうことがあるのです。 「最適より好適」という言い方もあります。最適はベスト、好適はベターという意味。
たとえば、アフリカのクロサイ。個体の能力でいえば、最強の種といってもいいくらい、凶暴で攻撃的、巨体をもちながら、移動のスピードも速く、非常に戦闘や競争 に強い動物です。しかし過剰適応してしまっているクロサイは、環境の激変には耐えられません。あっという間に、絶滅危惧種になってしまいました。
中野信子氏は本書の中で、「ひとり勝ち」についてこう語っています。『新しい環境に耐えて、さらに生き延びるには、その環境に最適な適応をしてしまっていてはだめで、「好適」くらい適応にしておき、のりしろを残しておく必要があるのです。
勝ちすぎると、勝ちつづけることができない、平家物語の如くです。そこで朝廷は勝ちすぎない、ひとり勝ちしない道を選ぶのです。自分だけが勝ち残って、ほかは全滅しようがかまわない、という道より、自分を支え敬い従う者たちも生き残るまわりとも共存していく道を選ぶ。このほうが結果的に、長く残っていけるのです。』
つまり、運のいい人は、「勢い」や「福」や「規矩(きく)や「好語」を使いつくさない。勝ち尽くさない、行き過ぎないで、ほどほどに留めておくこと。自分の「分を知る」、そして、「運」を使い尽くさないこと。他者を思いやり同時に「運」を使い尽くさないということだ。
そのため中国・宋時代に鑑みれば、五祖法演禅師は一人勝ちを突き進まぬように、4つの戒めの言葉を残していた。
一、「勢い使い尽くすべからず」
二、「福、受け尽くすべからず」
三、「規矩(きく)行じ尽くすべからず」
四、「好語(こうご)説き尽くすべからず」
一、勢いとは、成功してお金や地位や名誉や権力などが手に入ったとき、その運を使いつくさないこと。調子のよいときほど、自戒すること。謙虚でいること。
二、たまたま入ってきた「福」や「運」を一人占めしないこと。まわりに分け与えること。
三、規矩(きく)とは、規則や戒律やルールのことで、それをまわりに押し付けすぎないこと。正義感を振りかざすと人は離れていく。
四、好語(こうご)とは、どんなに良い言葉(好語)で説いても、それを相手が頭だけで理解するなら、行動とは結び付かないので無意味になってしまう、ということ。
中国から多くを学んだ日本は、中国の影響を受けた韓国から儒教を取り入れた経過もあり、両者に学びながら、反面教師としても鏡にした。謙虚に学び直し、『論語と算盤』の渋沢栄一にみられる成果にしてきた。
・・・・・・・・・・・などと、著しておられ、一人勝ちしようとする、習近平体制の中国共産党も、人間能の良しとする方向を目指してほしいものだと思ったところです。
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