スマートフォン専用ページを表示
このブログでは、地球サイズの行動派」をモットーにしてきた通り、市議・海津にいなの日々考えている事、見たこと、聞いた事、考えたこと、日々の活動を日誌としていきます。グローバルな視点で我孫子の今昔を紡ぎ合わせてABIKOと「観光」(まちの輝きを観せる意)、SDGsを率先してきたことを伝えます。
我孫子は、嘉納別荘と白樺派の関わりは深く、『リーチ先生』の新聞連載(2018)では我孫子の話がふんだんに登場していました。陶芸家として決意するリーチには、白樺派の一員として我孫子での暮らしが人生で最もハッピーな思い出だと記していた。実は、平将門の活躍の拠点だった時期もあったと調査がされてきました。NHK大河ドラマでロケ地観光のブームとなった『平将門、風と雲と虹と』(1976)の際は、まだ知られてずの郷でした。2019年では、同ドラマ『いだてん』によって嘉納治五郎の艱難辛苦がつまびらかにされ、東洋初のオリンピックが東京に決まるまでには、手賀沼もオリンピック競技施設の候補にと考えていた事が知られ、市民の浄財で嘉納銅像が建立(2020年)されました。五輪開催に奮闘した嘉納は晩年は我孫子別荘とご自宅とに半々でくらし、急逝された後にはご家族が移り住まわれていたことが近年の調査で分かってきました。さあ!智慧をもたらず巳年こそ、ねじり鉢巻きで、巻き返す年に!!

海津にいな 「あっちこち@ABIKO」活動日誌

<< 欧州コロナ、拡大事情 | TOP | 結婚観の変化 >>

2020年11月03日

野口博士を支えていた、我孫子の人(血脇守之助)

誰もが知る歴史上の偉人たちは、もともと優秀だったからその偉業を成し遂げられたわけではない。ではなぜ偉業を成し遂げられたのか。そこには苦境を支える人の存在があったからで、それが時に、妻や恋人、親族であったり、恩師である場合などがいらしゃいます。

 そんな教科書では知ることのできない、真山知幸/こざきゆう著『もうひとりの偉人伝』(冬幻舎)から、一部を抜粋してご紹介します。


*   *   *

ダメダメ人間だった野口英世を見捨てず援助した血脇守之助
日本を代表する(?)ろくでなし



みなさんがよく目にする千円札の「顔」にもなった世界的な細菌学者、野口英世。福島県の貧しい農家に生まれた野口は、おさない頃にひどいやけどを負い、左手が不自由になってしまいました。そんなハンディキャップをはね返すように、野口はひたすら勉強にはげみ、医師になります。そしてアメリカにわたり、人々を苦しませていた感染症の研究に人生をささげたのです。

一見、非の打ちどころのない「立派な人物」に思える野口ですが……実は全くちがいました。野口は行動がいつもとつ然で、金づかいがあらく、周りに迷惑をかけまくる男でした。しかし、そんな野口をけっして見捨てなかった人物がいました。歯科医師の血脇守之助です。

赤の他人に甘えまくる


2人の出会いは、ぐうぜんでした。ある日友人のもとを訪ねた当時27歳の血脇は、そこで汗を流しながらしんけんな顔で本を読む、21歳の野口に出会います。見るとその本は、フランス語で書かれたむずかしい医学書です。

「どこでフランス語を習ったの?」

「神父さんや学校の先生に習いました」

この会話をきっかけに、野口は血脇を質問攻めにします。医学の知識を得ようとする野口のどんよくな姿勢に感心し、血脇はこんなことを言いました。

「東京に出たら、私を訪ねて来なさい」

このとき野口はまだ、医学校の試験に合格していません。血脇からすれば、「がんばれよ」という軽いはげましのつもりでした。ところが、それから1年後。おどろくべきことに、試験に合格した野口は本当に東京に出てきて、いきなり血脇を訪ねます。しかも、無一文で。

「なんでもしますから、私をここに置いてください!」

とつ然のことに困惑しながらも、血脇はこの青年のために住むところを探し、学費も出してやることにしました。



血脇に助けられて東京生活をスタートさせた野口。しかしこれは、スネかじりのほんの始まりに過ぎませんでした。

「ドイツ語を習いたいのですが」

「私立の医学塾で学びたいのです」

野口の要求はどんどんエスカレートしていきます。そのたびに、血脇は自腹を切って願いをかなえてやりました。

飲んだり食べたりすることが大好きな野口は、血脇からもらったこづかいを遊びにもどんどん使ってしまいます。

「あんな男に学費を出すなんて、バカげているよ」

周囲からそう言われることもありました。血脇だって、けっして裕福なわけではないのですから当然です。それでも血脇は、野口を支援することをやめませんでした。同じ医学を志す者として、彼の成長が楽しみだったからです。事実、血脇のおかげで野口はドイツ語をマスターし、医学の知識をどんどん吸収していきました。そして、医師になるための試験に異例の若さで合格したのです。

留学費用を一夜でパーに


試験に受かって調子に乗った野口は、今度は「アメリカに留学したい」と考えます。しかし、お金がありません。そこで野口は、なんとたまたま会ったお金持ちの夫妻に彼らの娘と結婚することを約束し、アメリカ留学の費用をゲットします。しかも、最終的にこの娘とは結婚しなかったのですから、ほとんどサギみたいなもんです。アメリカ行きが決まってうかれた野口は、高級店に仲間を招き、自分で自分の送別会を開きました。飲めや歌えやの大さわぎ。気がつけば、そこには高額の請求書が……。支払いのアテなどない野口は、なんとアメリカ留学の費用をそこでほぼ使い果たします。

うなだれる野口。その性格を知りつくしている血脇も、これにはさすがにぼう然としました。しかし、それでも血脇は見捨てません。なんと借金してまで、野口の留学費用を用意してやったのです。

さすがの野口もなみだを流して感謝し、留学先では心を改めて研究にぼっ頭しました。そして数々のすばらしい研究成果を残し、たくさんの人の命を救ったのです。



一方、野口にふり回され続けた血脇は、息子にこんな遺言を残しました。


出典:https://www.gentosha.jp/store/ebook/detail/10038

「女にほれても、男には絶対にほれるな。女に費やす金などたいしたものではないが、男に吸い取られると底がない」

血脇にとって野口は医学界の希望であり、かけがえのない存在だったのでしょう。そんな彼を一生かけて見守り、支えることに、血脇は使命感とよろこびを感じていたのかもしれません。
【関連する記事】
  • 人類は戦争を廃絶できるか
  • 石器時代の石頭、21世紀の皮肉な現状
  • クロアチア独立戦争
  • 中国に唯一公式に建立された日本人の共同墓地
  • さなえとドナルドの友情ハグ!? その後の国際情勢
  • AIが指摘する、SNSの思わぬ落とし穴
  • 日本 対イングランドで大金星、優勝候補の日本サッカーに
  • 丸山応挙
  • NECグリーンロケッツの「さよなら試合」盛り上げ隊
  • 中国女児への迫害
  • 邦人への注意勧告がされる
  • 励ましの応援メッセージ
  • スタジアムフードと貴賓室の初体験
  • 不愉快な朝、英文で綴る
  • インドネシアで国産鉄道を目指す
  • 豪州からレアアース
  • 体のバランスと水分摂取
  • 『不安の世代』
  • 旧統一教会の解散
  • 冬季オリンピックで、ひそかな注目
posted by Nina at 10:25| 千葉 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
検索ボックス
 
QRコード
PROFILE
ブログ製作者:海津にいな                 (KAIZU Nina、新菜)。
経歴:(株)発明工房役員、我孫子市議会議員(5期)を続行中。児童英会話インストラクター、野村総研(政策研究部所属など)勤務した。放送大卒、立教大学(観光学研究科 )修了。筑波大学大学院(博士課程後期 単位取得退学)
コミュニティ−活動:めばえ幼稚園・四小PTAの役員/青山台自治会副会長・三小・我中PTAの役員/久寺家学習指導(書道)、生涯学習推進基本計画策定委員(’99) 
NGO活動、他:NGO・ACT(我孫子カルチャー&トーク)の会、開かれた県政を進める会世話人(〜‘09)、女性のための政治スクール(10期)、千葉県ボランティアコーディネーター、千葉県観光人材育成セミナー。日本観光研究学会、eシフト、自殺対策議員有志の会、自治体ウオッチ(世話人)。
市民活動:我孫子市国際交流協会(初代理事・広報部長)、我孫子の文化を守る会、我孫子フィル後援会、我孫子地産地消協推進協議会、我孫子市消費者の会(`90〜)、エコライフ、谷津を守る会、かっぱ祭り実行委員(第1〜3回)、AYA(フィンランド劇団招聘)、きもの愛好会、湖北山の会、市史研究センター会員、まちづくり編集会議:将門プロジェクト企画。
生涯学習:オープンスクール(武蔵野美大、川村学園女子大学、中央学院大学、麗澤大学、上智大学、放送大学)にてリカレント他、国際理解活動の必要からギリシャ語、スペイン語、仏語、韓国語、英語を学ぶ。CCC(異文化コミュニケーション=英会話クラス)
Emailabkkaizu●gmail.com
http://akiplan.blush.jp/ninakaizu/ 色絵我孫子風景図鉢 1918.jpg
過去ログ
2026年04月(6)
2026年03月(13)
2026年02月(7)
2026年01月(14)
2025年12月(19)
2025年11月(23)
2025年10月(16)
2025年09月(30)
2025年08月(26)
2025年07月(30)
2025年06月(30)
2025年05月(31)
2025年04月(30)
2025年03月(32)
2025年02月(30)
2025年01月(30)
2024年12月(31)
2024年11月(23)
2024年10月(31)
2024年09月(30)
2024年08月(31)
2024年07月(31)
2024年06月(30)
2024年05月(29)
2024年04月(29)
2024年03月(30)
2024年02月(29)
2024年01月(31)
2023年12月(31)
2023年11月(30)
2023年10月(31)
2023年09月(30)
2023年08月(31)
2023年07月(31)
2023年06月(30)
2023年05月(31)
2023年04月(30)
2023年03月(31)
2023年02月(28)
2023年01月(31)
2022年12月(31)
2022年11月(30)
2022年10月(31)
2022年09月(30)
2022年08月(30)
2022年07月(31)
2022年06月(29)
2022年05月(31)
2022年04月(31)
2022年03月(31)
2022年02月(29)
2022年01月(30)
2021年12月(31)
2021年11月(30)
2021年10月(31)
2021年09月(29)
2021年08月(31)
2021年07月(33)
2021年06月(30)
2021年05月(31)
2021年04月(29)
2021年03月(31)
2021年02月(28)
2021年01月(34)
2020年12月(31)
2020年11月(30)
2020年10月(31)
2020年09月(30)
2020年08月(31)
2020年07月(31)
2020年06月(30)
2020年05月(31)
2020年04月(30)
2020年03月(31)
2020年02月(28)
2020年01月(28)
2019年12月(20)
2019年11月(27)
2019年10月(32)
2019年09月(30)
2019年08月(31)
2019年07月(30)
2019年06月(30)
2019年05月(31)
2019年04月(30)
2019年03月(31)
2019年02月(28)
2019年01月(31)
2018年12月(31)
2018年11月(30)
2018年10月(31)
2018年09月(30)
2018年08月(31)
2018年07月(31)
2018年06月(30)
2018年05月(31)
2018年04月(30)
2018年03月(31)
2018年02月(28)
2018年01月(31)
2017年12月(31)
2017年11月(30)
2017年10月(31)
2017年09月(30)
2017年08月(30)
2017年07月(31)
2017年06月(31)
2017年05月(31)
2017年04月(30)
2017年03月(31)
2017年02月(28)
2017年01月(31)
2016年12月(31)
2016年11月(30)
2016年10月(31)
2016年09月(30)
2016年08月(31)
2016年07月(31)
2016年06月(30)
2016年05月(31)
2016年04月(30)
2016年03月(31)
2016年02月(29)
2016年01月(31)
2015年12月(31)
2015年11月(30)
2015年10月(31)
2015年09月(30)
2015年08月(31)
2015年07月(31)
2015年06月(30)
2015年05月(31)
2015年04月(30)
2015年03月(31)
2015年02月(29)
2015年01月(31)
2014年12月(31)
2014年11月(30)
2014年10月(31)
2014年09月(30)
2014年08月(31)
2014年07月(31)
2014年06月(30)
2014年05月(31)
2014年04月(30)
2014年03月(31)
2014年02月(28)
2014年01月(31)
2013年12月(31)
2013年11月(30)
2013年10月(31)
2013年09月(30)
2013年08月(31)
2013年07月(31)
2013年06月(30)
2013年05月(31)
2013年04月(30)
2013年03月(31)
2013年02月(28)
2013年01月(31)
2012年12月(31)
2012年11月(30)
2012年10月(31)
2012年09月(30)
2012年08月(31)
2012年07月(31)
2012年06月(30)
2012年05月(31)
2012年04月(31)
2012年03月(31)
2012年02月(23)
2012年01月(13)
2011年12月(19)
2011年11月(25)
2011年10月(17)
2011年09月(26)
2011年08月(22)
2011年07月(19)
2011年06月(25)
2011年05月(23)
2011年04月(9)
2011年03月(25)
2011年02月(22)
2011年01月(14)
2010年12月(10)
2010年11月(7)
2010年10月(13)
2010年09月(13)
2010年08月(15)
2010年07月(7)
2010年06月(8)
2010年05月(4)
2010年04月(12)
2010年03月(8)
2010年02月(6)
2010年01月(7)
2009年12月(9)
2009年11月(4)
2009年10月(13)
2009年09月(7)
2009年08月(6)
2009年07月(4)
2009年06月(3)
2009年05月(1)
2009年04月(1)
2009年03月(4)
2009年02月(3)
2009年01月(4)
2008年12月(3)
2008年11月(3)
2008年10月(1)
2008年09月(12)
2008年08月(3)
2008年07月(3)
2008年06月(1)
2008年05月(2)
2008年04月(1)
2008年03月(1)
2008年02月(2)
2008年01月(1)
2007年12月(2)
2007年11月(5)
2007年10月(2)
2007年09月(3)
2007年08月(5)
2007年07月(4)
2007年06月(12)
2007年05月(10)
ブログへのコメント
豪州からレアアース
 ⇒ Nina (03/22)
 ⇒ 豆芝 (03/15)
交流会のご案内
 ⇒ Nina (03/22)
 ⇒ 後藤まき子 (03/15)
我孫子市民プライドは、ふるさと評価は反比例
 ⇒ 志賀 桑弓雄 (03/29)
 ⇒ 志賀 桑弓雄 (03/29)
明日に向けて Goo!
 ⇒ 及川正尋 (01/03)
精米1ヶ月程で商品棚から撤去とは
 ⇒ 及川正尋 (08/11)
『リッチランド』、米核燃料製造の街のその後
 ⇒ 及川正尋 (08/10)
悲喜こもごも@Paris 2024
 ⇒ 及川正尋 (08/10)
「歴史的暴落」、市場の危うさ
 ⇒ 及川正尋 (08/07)
超高齢化、直下型地震への都の対策
 ⇒ 及川正尋 (08/06)
ネパールと日本、我孫子(若松)での友好支援
 ⇒ 及川正尋 (08/06)
<< 2026年04月 >>
日 月 火 水 木 金 土
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
〜考え、選び、行動する〜E-citizen@ABIKO 「いいね!我孫子」 我孫子市つくし野1-22-28 ☎・Fax 7184-9828 Email:ninakaizu●gmail.com  http://testxmobile.seesaa.net/  もご覧ください (^_-)-☆
Powered by Seesaa
Seesaaブログ
RDF Site Summary
RSS 2.0
ファン
 メッセージを送る
 読者メッセージを送る
 このブログの読者になる
 更新情報をチェックする
 ブックマークする
 友達に教える