今年は、バラの開花も早く始まって、ジューンブライドのバラが足りなくなるのではというような気配ですが・・・
日本では、岩谷時子が訳して、その後に加藤登紀子などがヒット曲にしています。元の歌詞はロシアの詩人がグルジアの画家のロマンスを元に詩をつくり、ラトビアの作曲家が曲をつけ、モスクワ生まれの美人歌手が歌い大ヒットした、ソ連時代ならではの多様な民族性が絡んでいる哀愁のある歌とも言えます。
歌詞のインスピレーションは、グルジアの画家ニコ・ピロスマニが、町にやってきたマルガリータという名の女優に恋し、その愛を示すために彼女の泊まるホテルの前の広場を花で埋め尽くしたという逸話に基づいています。ピロスマニは、その後、放浪に出て貧しく亡くなりますが、マルガリータをモデルとしたといわれる作品を何枚か残しました。グルジアの首都トビリシの国立美術館で『女優マルガリータ』を観ることができます。ソ連時代の1969年に、パリでピロスマニの個展が開催された際にはマルガリータ本人と目される女性が現れたと伝えられています。ソ連では1971年と1986年にその生涯が映画化され、2007年にはロシアの文化テレビ局が放送したピロスマニについてのドキュメンタリー番組でパリでの個展の際の出来事が紹介されたということです。グルジアの国民的な画家となり、グルジアの1ラリ紙幣に肖像が使用され、
NHKのYOUTUBEのロシア語会話で、歌の意味が解説され、画家の描いたマルガリータの絵も紹介され、ロシア語での歌い方も教授しています。
なお、グルジア(ロシア語: Грузия, Gruziya)は、公用語のグルジア語(カルトリ語)ではサカルトヴェロ(グルジア語: საქართველო, Sakartvelo)と呼ばれており、首都はトビリシ。ところが、日本政府にジョージア(英語: Georgia)へ呼称を変更を要請し、2015年の閣議決定によって4月22日からジョージアになっています。
グルジアは葡萄の産地でも有名で、実はワイン発祥の地ということです。グルジアワインはクレオパトラや楊貴妃、そしてチャーチル首相にも愛されたのだそうです。セミスイートの赤ワイン、フヴァンチカラ (Khvanchkara) は「甘口ワインの真珠」として著名なワインで、古代文明の王族、歴代ロシア皇帝や、ソ連の共産党の幹部たちが鉄のカーテンの向こうで愛飲し、西側には出てこなかった訳でした。スパークリングワインは、ツクリアラ (Cqriala) と呼ばれて、フヴァンチカラ(セミスイート赤ワイン)のツクリアラ(スパークリングワイン)もあり、希少性が高いといわれうます。キャビアと合わせることで知られるフランスのシャンパーニュのなかでも著名な、ルイ・ロデレール社のクリスタルは、ロシア皇帝アレクサンドル2世のために造られたのですが、ボトルの形状がよく似たゴールデンというツクリアラ(スパークリングワイン)がグルジアに存在するのが、ワインの発祥地たる所以です。
2006年以来、ロシア連邦はグルジアとモルドバへの経済制裁の一環としてグルジアワインを輸入を禁止(en:2006 Russian ban of Moldovan and Georgian wines)していたのですが、2013年にイヴァニシヴィリ政権の成立に伴い解除しましたが、そんな事情もあって日本国内でまだまだ入手困難なワインです。皆様も、グルジアのワインに行き当たりましたら、是非、迷わず飲んでみてください。
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