歴史と伝統に基づき、米国の大統領は日本というアジア太平洋における重要な同盟国に、「重要人物」を派遣することを慣例化している。キャロライン氏の輝かしい出身、オバマ大統領との並々ならぬ友情は、日本人に重視された感覚を与えている。
正式に発表されていない人事に対して、日本各界は待ち切れないとばかりに賛歌をうたい始めている。菅義偉官房長官は4月の時点で、「(キャロライン氏の駐日大使就任は)大きな話題になり、(日本国民の米国に対する)親近感を深めることができるだろう」と語った。NHKは13日、結婚したばかりのキャロライン氏は1986年、日本をハネムーンの目的地に選択したと伝えた。
一方で、日本が参加を表明したTPP(環太平洋経済連携協定)では日本国内で複雑な利害対立が生じ、安全保障面では普天間基地の移設問題も解決されないまま。尖閣諸島をめぐる日中の対立は米政府にとっても悩みの種だ。
現在55歳のキャロラインはハーバード大学とコロンビア大学法科大学院を卒業し、弁護士資格を持つ。政治家としての経験はないが、政治を間近に見ながら育った。教育・文化活動に携わるほか、作家としても活動している。父ケネディが主導した日米の同盟関係は、キャロラインによって引き継がれ、さらに文化や教育、芸術などのより広範な分野にまで広げられるかもしれない。
彼女が駐日大使として日米関係をどんな方向に導くにしろ、50年前に父や叔父、日米の関係者たちが築き上げた強固な基盤が、キャロラインの強力な助けになるのは間違いない。
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