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このブログでは、地球サイズの行動派」をモットーにしてきた通り、市議・海津にいなの日々考えている事、見たこと、聞いた事、考えたこと、日々の活動を日誌としていきます。グローバルな視点で我孫子の今昔を紡ぎ合わせてABIKOと「観光」(まちの輝きを観せる意)、SDGsを率先してきたことを伝えます。
我孫子は、嘉納別荘と白樺派の関わりは深く、『リーチ先生』の新聞連載(2018)では我孫子の話がふんだんに登場していました。陶芸家として決意するリーチには、白樺派の一員として我孫子での暮らしが人生で最もハッピーな思い出だと記していた。実は、平将門の活躍の拠点だった時期もあったと調査がされてきました。NHK大河ドラマでロケ地観光のブームとなった『平将門、風と雲と虹と』(1976)の際は、まだ知られてずの郷でした。2019年では、同ドラマ『いだてん』によって嘉納治五郎の艱難辛苦がつまびらかにされ、東洋初のオリンピックが東京に決まるまでには、手賀沼もオリンピック競技施設の候補にと考えていた事が知られ、市民の浄財で嘉納銅像が建立(2020年)されました。五輪開催に奮闘した嘉納は晩年は我孫子別荘とご自宅とに半々でくらし、急逝された後にはご家族が移り住まわれていたことが近年の調査で分かってきました。さあ!智慧をもたらず巳年こそ、ねじり鉢巻きで、巻き返す年に!!

海津にいな 「あっちこち@ABIKO」活動日誌

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2013年06月08日

我孫子ウオーズ(奮闘記) エピソードI 

我孫子は、手賀沼、利根川、古利根川に囲まれた細長く狭い土地柄だが、隠れたエピソードには事欠かない。千葉と茨城、東京の奥座敷とも言えるが、その昔は参勤交代の陣屋が置かれ、幕末には水戸浪士も走り抜けた街道であった。千葉の中でも教育熱心な土地柄もあって、戦後のPTAの設立も全国に先駆けであった等々、エピソードには事欠かないので、敢えて言うまでもないとのことだったのか、取り立てて記録されて伝承しようとの意識に登らなかったのか、そのままにされてきたきらいがある。

ところが、今の時代、街のウリをどう生かせるか、プロデュース力が問われる。
その見せ方、押し出し方は、それこそセンスが問われるだけに、行政を頼っていのでは華は咲かない。
知恵と経験をもってして、自分の住むまちのために動く仕掛け人が要る。観光のまちづくりで成功しているところは、そうしたプロデューサー、キーパーソンがいる。だから、素材的には我孫子にも盛りだくさんのストーリテリングが可能で、脈はありそうなのだが、持てものがあっても、それを伝えられないと作品が振り返られるかどうか、だ。

そこで、二人の天才画家の例を挙げて、ストーリーを語る大切さを考えてみたい。

誰もが知っているゴッホとピカソ、二人の評価は天と地ほどの差があったのはよく知られている。
ゴッホは、その2000点にものぼる作品のうち、生前に売れた絵はわずか1点のみだった。
収入に事欠く苦しい生活を、弟テオの援助でようやく創作活動を続けることができたというのは、本にもなっている。

一方のピカソは、恵まれた環境と卓越した才で当然のように成功を手にし、多くの女性とも浮名を流して91歳で生涯を閉じた。ピカソが、手元に遺した作品は7万点を数え、その上に数ヵ所の住居や、複数のシャトー、莫大な現金等々を加えると、ピカソの遺産の評価額は、日本円にして約7500億円にのぼったといわれる。美術市場、ピカソほど経済的にも成功に恵まれた画家、つまり「儲かった」画家はいないだろうと言われる。

ピカソの商才こそ大したものだった。「お金とは何か?」を深く理解して、お金をどう集めるかの卓抜したセンスも持ちあわせていた、その画才を際立たせたプロデュース力にもエピソードが多々ある。自分を高く売ることに関しても顧客(画商)の心を読むことに天才的であったので、現生で富を手にすることを楽々とやってのけた。

新しい絵を描き上げると、ピカソはなじみの画商を数十人呼んで展覧会を開き、作品を描いた背景や意図を細かく説いたという。絵の意図を見事に解説することにかけて天才を如何なく発揮した。人は、作品という「モノ」にお金を払うのではない、素晴らしい作品を描く前提に意味があると分かっていて、 人はその作品の「ストーリー」を買うのだ、と熟知していた。

そこで、たくさんの画商が集まれば、自然に競争原理が働き、作品の値段も吊り上がる。ピカソは、自分の作品の“価値を価格に変える方法”今でいえば“マネタイズ”の方法をよく知っていたと思う。

   ふうん、貧乏と金持ちは意識の持ち方で分かれてしまい、チリと積もれば山となるのかあ・・・・。
   それにしても、ゴッホは切ないほど金欠状態で絵具にも事欠くとは・・・・。


このようなピカソが、気前がよいかと言えば、小額の支払いであっても、好んで小切手を使ったのだという。ピカソは有名だったため、商店主は小切手を銀行で現金に換えないで、直筆サイン入りの作品として額に入れて飾っておくだろう、つまり自分の口座は減りが少ないと考えたからだった。

また、シャトー・ムートン・ロートシルトというフランス、ボルドーの有名な高級ワインがある。その1973年のラベルはピカソがデザインしたが、その対価はお金ではなくワインで支払わせたというのだ。計算高いピカソは、ラベルの評判が高ければ高いほど、ワインの価値は高まり、高値がつくと考えたからだ。
このようにして、その卓越した画才もさることながら、私人としても大成功した。


更にいうと、藤村正宏(コンサルタント)は『「モノ」ではなく「体験」を売れ』)という本の中で、体験とはモノの背後に隠されたストーリーのことだと説明する。例えば、テレビで目隠しでワインの銘柄を当てる番組がある。しかし、ワイン通と言われる芸能人のほとんどがその銘柄を当てることができない。グルメを称する人が、料理でも同じことが起こり、ファミレスの中華と、高級店の中華も当てることができなかった。

つまり、人は味とか品質というモノを買うのではなく、ブランドとか、銘柄というストーリーを買っているから起きることだという。ビジネスには業界の違いがあっても、「ストーリー」を伝えることが今やとても大切だ。ピカソの商売上手は、作品のストーリーをも伝える類まれな才能が発揮されて、更に作品を進化させて、比類ない数の名画を残した。我孫子としてのストーリーを上手くプロデュースできるなら、多くのチャンスが開けると思う。


参考:
山口揚平『なぜゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか?』ダイヤモンド社
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PROFILE
ブログ製作者:海津にいな                 (KAIZU Nina、新菜)。
経歴:(株)発明工房役員、我孫子市議会議員(5期)を続行中。児童英会話インストラクター、野村総研(政策研究部所属など)勤務した。放送大卒、立教大学(観光学研究科 )修了。筑波大学大学院(博士課程後期 単位取得退学)
コミュニティ−活動:めばえ幼稚園・四小PTAの役員/青山台自治会副会長・三小・我中PTAの役員/久寺家学習指導(書道)、生涯学習推進基本計画策定委員(’99) 
NGO活動、他:NGO・ACT(我孫子カルチャー&トーク)の会、開かれた県政を進める会世話人(〜‘09)、女性のための政治スクール(10期)、千葉県ボランティアコーディネーター、千葉県観光人材育成セミナー。日本観光研究学会、eシフト、自殺対策議員有志の会、自治体ウオッチ(世話人)。
市民活動:我孫子市国際交流協会(初代理事・広報部長)、我孫子の文化を守る会、我孫子フィル後援会、我孫子地産地消協推進協議会、我孫子市消費者の会(`90〜)、エコライフ、谷津を守る会、かっぱ祭り実行委員(第1〜3回)、AYA(フィンランド劇団招聘)、きもの愛好会、湖北山の会、市史研究センター会員、まちづくり編集会議:将門プロジェクト企画。
生涯学習:オープンスクール(武蔵野美大、川村学園女子大学、中央学院大学、麗澤大学、上智大学、放送大学)にてリカレント他、国際理解活動の必要からギリシャ語、スペイン語、仏語、韓国語、英語を学ぶ。CCC(異文化コミュニケーション=英会話クラス)
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