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このブログでは、地球サイズの行動派」をモットーにしてきた通り、市議・海津にいなの日々考えている事、見たこと、聞いた事、考えたこと、日々の活動を日誌としていきます。グローバルな視点で我孫子の今昔を紡ぎ合わせてABIKOと「観光」(まちの輝きを観せる意)、SDGsを率先してきたことを伝えます。
我孫子は、嘉納別荘と白樺派の関わりは深く、『リーチ先生』の新聞連載(2018)では我孫子の話がふんだんに登場していました。陶芸家として決意するリーチには、白樺派の一員として我孫子での暮らしが人生で最もハッピーな思い出だと記していた。実は、平将門の活躍の拠点だった時期もあったと調査がされてきました。NHK大河ドラマでロケ地観光のブームとなった『平将門、風と雲と虹と』(1976)の際は、まだ知られてずの郷でした。2019年では、同ドラマ『いだてん』によって嘉納治五郎の艱難辛苦がつまびらかにされ、東洋初のオリンピックが東京に決まるまでには、手賀沼もオリンピック競技施設の候補にと考えていた事が知られ、市民の浄財で嘉納銅像が建立(2020年)されました。五輪開催に奮闘した嘉納は晩年は我孫子別荘とご自宅とに半々でくらし、急逝された後にはご家族が移り住まわれていたことが近年の調査で分かってきました。さあ!智慧をもたらず巳年こそ、ねじり鉢巻きで、巻き返す年に!!

海津にいな 「あっちこち@ABIKO」活動日誌

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2025年08月23日

ニセコ町の水源、外国資本での転売のツケか

(「グッド!モーニング」2025年8月23日放送分より)


ニセコ町が町のホームページで、署名を呼びかけており、異常事態というのが読み取れます。
ニュース動画が説明しているように、ニセコ町が住民の水道水源として購入した土地が当初の所有者Aから違法売却を言われているのです。
この間に、外国企業B、Cが、不当な転売を行ったのかが推察されますが、詳細は明かされてません。

ニセコ町は有名なスキーリゾート地で、近年は英語でFor Saleとの英語看板が立ち並び、外国人に寄ってどんどん土地が買われています。そして、今回のような違法取引がされている事情も起きてきています。日本の水源や山が買われて、自治体も不当取引に嵌まってしまう問題も起きています。そこで、ニセコ町は急遽、町のホームページで、署名を呼びかけておりいます。
https://www.town.niseko.lg.jp/information/11449/

これは、地方の各地でも起きかねない問題で、証書が整っているように見せて、それが偽証書だということも起きているという事です。警告を促す必要もあると思い、わたしは署名を済ませましたが、日本時間の8/25 夜12時が期限です。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。
北海道電子自治体共同システム
9:42 (1 時間前)
To 自分

日頃よりニセコ町まちづくりの推進にご尽力を賜り厚くお礼申し上げます。
このたびは「ニセコ町水道水源を守る嘆願署名」に、ご署名頂きまして、誠にありがとうございます。皆様から頂戴したご署名は、責任をもって、札幌高等裁判所裁判官へお渡しさせて頂きます。改めまして、ありがとうございました。

============================================================
【フォームID】jw2WADKc
【フォーム名】「ニセコ町水道水源を守る嘆願署名」のお願い(令和7年8月8日)
【受付番号】106012452
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2025年08月22日

シベリア抑留

『ラーゲリより愛を込めて』は、2022年12月9日公開の日本映画。原作は辺見じゅんのノンフィクション作品『収容所(ラーゲリ)から来た遺書』第46回日本アカデミー賞、 二宮和也が優秀主演男優賞 を受賞した。

<あらすじ>
昭和20年(1945年)、ロシア語が堪能で満鉄調査部に勤める山本幡男は、妻と4人の幼い子供たちと共にハルビンで暮らしていた。第二次世界大戦が激化する中、現地招集で兵士となった幡男は、終戦によりソ連軍の捕虜とされた。妻子はなんとか日本に戻れたが、ハバロフスクの収容所(ラーゲリ)に送られる幡男。日本軍捕虜たちは、程なくして帰国のためにシベリア鉄道に乗せられたが、途中で下車させられた幡男ら一部の兵士たちは、そのまま別の収容所に送られてしまった。

冬期には零下40度にもなる過酷なシベリアで強制労働をさせられる幡男たち。生きる気力を失い、荒んで行く仲間たちを、「諦めるな!」と励まし続ける幡男。だが、幡男は次第に体調を崩して行った。幡男をもっと設備の整った病院に移すために、ストライキで労働を拒否する日本人捕虜たち。

2週間で病院から戻される幡男。咽頭癌の末期で手の施しようがなく、余命は3ヶ月との診断だった。そんな幡男に遺書を書くことを勧める捕虜の団長。幡男は、1954年に45才で亡くなり、遺書を書いたノートは没収された。

1956年、ようやく帰国が叶う日本軍捕虜たち。翌年から、一人また一人と幡男の家族の家を訪ね、記憶して来た幡男の遺書の内容を伝える収容所の仲間たち。収容所では日本語の書類は没収されるので、仲間たちは幡男の遺書を分担して暗記していたのだ。

時は流れ2022年、孫娘の結婚式に参列した幡男の長男・顕一は、遠い昔に両親や兄弟たち全員で最後に揃って出席したハルビンでの楽しい結婚式を思い出し、どんな時にも人間らしく生きた父・幡男に思いを馳せて、幡男の言葉「今日という日を、よーく覚えておくんだよ」を新婦へ贈った。


つづき
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2025年08月21日

運の使い方

元日本将棋連盟会長・永世棋聖、米長邦雄《幸運の女神が微笑む人の条件》

やはり人生も将棋も実力で決まる世界ではあるのですが、僕はそれに加えて運をよくするのは、いくつかの要素があると考えているんです。
その一つが笑うことです。次には謙虚であること。幸運の女神は謙虚さを好みます。

反対に自分を絶対だと信じて人を見下すような人、あるいは他人と自分を比較して妬む、そねむ、ひがむ、恨む、憎む といった感情を露わにする人。そういう人から運は逃げていくんです。

それに加えて運をよくするのに非常に大切なのは、運のいい人とだけお付き合いをして、 運の悪い人と付き合うのをやめることでしょう。
運というのは、例えば社長と部長を比較して、立場が上の社長のほうが運がいい、ということではないです。肩書、名誉、財産、そういうものではありません。

運の悪い人は人の悪口ばかり言っているとか、誰かを恨んでいるとか、そんな人とは付き合わないことです。運の悪い人とは喧嘩をしたほうがいい。

貧乏神もいるようです。ついている人の周りについている人が現れるように、貧乏神の周りには貧乏神が好きな人たちが集まってくる。


僕は試合で負けが込と、そういうスランプ状態に陥った時は、自分が最高の状態だった時に通っていた飲み屋に行くんです。そして自分の実力不足で負けているのか、運気が下がっているのか、そこを冷静に見極める。その上で、運気のあるほうに自分を持っていくようにしています。


『1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書』致知出版社に、「笑い」がある人は、自分を客観視できる余裕がある。どんなに悲惨で、切羽詰った局面においても、そこに笑いがあれば、肩の力が抜け、リラックスできるので、思わぬ解決策や、力がわいてくる。そして、体に免疫力がつくのと同じように、心が明るく元気になる。深刻にならずにすむ。

また、謙虚であるということは、自分は「絶対に正しい」と思ってはいけないということだ。世の中に、「絶対に正しい」ことはないと思ったとき、相手の話をよく聞くようになる。ミスや失敗に寛容になる。そして、あらゆる可能性を排除せずに、最後まであきらめないで挑戦するようになる。
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2025年08月20日

子供も結婚も考える時がない時代に

先日、「〇さん、孫はいるの?」と聞かれ「二人」と答えたら「まあ、効率がいい」と言われたとの話が出た。
「えっ? 効率?」「そうよ、子どもは一人でしょ。それなのに二人も孫がいるなんて。私は三人産んだのに、孫二人よ」というのだった。一緒にいた女性たちのうちで、孫のいない人は3割、孫一人だけが3割、孫二人が4割と判明したという。確かに、効率がいいと言われた方は娘一人だったが、他の9人は二人か三人の子どもで、「確かに子一人で孫二人は効率がいいかも」と笑ってしまったという顛末だった。

更に細かくいうと「うちなんか二人ともまだ結婚しなくて」と嘆いた女性もいた。娘も息子も40代だが全然結婚する気がなさそうだと言う。
50代の息子が結婚せず、その食事・洗濯の世話をしていて「早く出ていってほしい」という女性もいたとの話である。
「居心地良くしてやるからいけないのよ」と周りにからかわれたが、2024年の未婚率は女性23.3%、男性31.9%にものぼっている。

1970年頃はどちらも5%未満だったことを考えれば、この半世紀で、結婚や子どもを持つことに対する考えや価値観は大きく様変わりしたと言える。

つづき
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2025年08月19日

空気清浄機が必要になった中国都市部の事情

✅ エアードッグ誕生秘話
Airdogは、**米国カリフォルニア州のシリコンバレーで設立された企業(Silicon Valley Air Experts)です。 創業者たちは、中国出身の技術者を含む国際チームで構成されており、中国の深刻な大気汚染を目の当たりにした経験が開発の動機となっています。

 北京や上海などの都市では、PM2.5濃度がWHO基準の10倍以上になる日もあり、呼吸器疾患や死亡率の上昇が社会問題化。そこで、特に2013年の「空気黙示録」と呼ばれた大気汚染事件以降、空気清浄機の需要が爆発的に増加。 Airdogの創業者は、「HEPAフィルターでは限界がある」と考え、より微細な粒子まで除去できるTPA(静電集塵)技術の開発に着手。

 一般的なHEPAフィルターは0.3μm以上の粒子を99.97%除去できますが、ウイルスや超微粒子(PM0.1など)は通過する可能性がある。 Airdogは、TPA技術により0.0146μmまでの粒子を除去可能とされ、ウイルス・細菌・VOCなどの微細汚染物質への対応力を強化。また、フィルター交換不要・水洗い可能という設計は、中国のようにフィルター廃棄が環境負荷になる地域への配慮でもあります。

 Airdogの開発は、単なる「空気をきれいにする装置」ではなく、呼吸することの尊厳を守るための技術的応答でもあります。特に、子どもや高齢者、呼吸器疾患を持つ人々が安心して暮らせる空間をつくることが、企業理念の根底にあります。

🧪  シリコンバレーのあるカリフォルニア州は環境規制が厳しく、排出基準も高いため、都市部でも空気の質は比較的良好。 ただし、山火事の季節(夏〜秋)にはPM2.5が急上昇し、健康被害が出るレベルになることも。目や喉の刺激、呼吸困難、頭痛、倦怠感、高齢者や呼吸器疾患のある人には入院リスクが上昇。企業では、空気清浄機の導入や在宅勤務の推奨などで対応するケースも増加している。

✅中国都市部(上海・北京)の空気汚染と健康影響
• 冬季や風の少ない日には、PM2.5濃度が100μg/m3を超えることもあり、WHO基準(5μg/m3)を大きく上回る。
• 工場排出、石炭火力、交通量の多さ、建設ラッシュなどが主な原因。
• 黄砂や気象条件によって、汚染物質が滞留しやすい地形的特徴もある。
🧪 健康影響(中国疾病予防管理センターなどの報告より)
• 喘息、慢性気管支炎、肺がんのリスク増加
• 心血管疾患(高血圧・心筋梗塞)との関連性
• 子どもの肺機能発達への影響、妊婦の早産リスク上昇

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2025年08月18日

林健太郎の『歴史と体験』とは

東大安田講堂事件の影響で、1969年(昭和44年)の東京大学の入学試験は中止され、次年度の入学者は0人となった。このため、東京大学を志願していた高校3年生及び浪人生は、京都大学や一橋大学などの他難関大学の入試を受けるか、来年度の東大入試の為に浪人生活を選ぶかの二択を余儀なくされた。さらにその影響で、1970年の入試が激化、多くの浪人生を生むことになった。

林健太郎は、東大紛争(1968年)では文学部長として学生と対峙し、剛直な姿勢を貫いた。安田講堂事件の折に拘束されても、救出の為に国家権力の介入を拒んだ、その壁には「林健太郎に敬意」の落書きがあったという。林は、学生との対話を試みる中で文学部構内にて173時間(1968年11月約7日間)監禁される。

そこで、大河内一男総長(第19代総長1967年〜1969年)は警視庁に排除を依頼し、1969年1月18〜19日に機動隊が突入。講堂に立てこもった学生たちに放水するなど、その激しい攻防の様子はテレビ報道された。全共闘側の関係者(今井澄、島泰三)からは、この際の逮捕者633名のうち公判で起訴された東大関係者(54名)の数と、全体の逮捕者と起訴された者の比率等から、80名から100名程度の東大関係者が、東大構内に立て籠もったと推定でも、外部の活動家が入り込んでいた。この時の決断は「大学自治の放棄」として多くの学生・教職員から批判を受け、1968年11月には、大学当局の対応に抗議する形で、学部長全員が辞任。総長は責任を取って辞任後は加藤一郎(法学部教授)が総長代行として紛争収拾にあたった。

この後、林健太郎が第20代総長として正式に就任し、事件後の大学改革を担った。1973年〜1977年、林健太郎は東京大学総長として学園の再建に尽力。『歴史と体験』には、「不法占拠を行なった学生は三派系全学連(注:中核派、社学同、社青同の三派)に属する連中であった。三派系と言えば学生運動の最左翼であって最も暴力的な集団であるが、当時東大の十学部の学生自治会の中で三派がヘゲモニーを握っていたのは医学部だけであった。・・・」と東大での学生運動についてふれている。東大文学部長として学生に軟禁された詳細を『軟禁一七三時間の記』に残している。

林は若い頃はマルクス主義に傾倒し、社会構造の分析に関心を持つ。戦時中は反ファシズムの立場から論陣を張り、学問的誠実さを守ろうとした。1944年に徴兵され、海軍一等水兵として従軍。

戦後はマルクス主義から転向、現実主義・保守派の論客として論壇で活躍。太平洋戦争については「侵略以外の何物でもない」と明言し、国際法と倫理の観点から批判。歴史と倫理の関係を重視し、戦争責任についても明確な見解を持っていた。東京大学で教鞭をとりながら、近代日本の政治構造と戦争責任を問い続けた知識人です。林は、総力戦研究所が示した「冷静な分析に基づく政策判断」という理念と深く共鳴していた。28歳当時にドイツ近代史の専門家(東京帝大歴史学)でナチス政権の台頭などを研究対象としていた。研究所の名簿にはないが、猪瀬直樹の『昭和16年夏の敗戦』などにもなんらか関与していた可能性が伺える。それは、戦後の歴史教育や知識人としての責任論にまでつながる思想的な起点だったことが伺える。

「歴史は人間の行動によってつくられる。行動を決定するのは人間の意志の力による。だから人間は自己決定の自由を持つとともに行動に対して責任も有する。この意味から歴史上の『イフ』を考えることは無意味なものではなく、歴史の意味を考える上で必要である」としている。

『詳説 世界史B』(山川出版社)の共著者として、高校世界史教育の基礎を築いた。
https://blog.goo.ne.jp/katsura1125/e/35c03e1b4a63890ab571a77f3da71678

1983年、参議院議員に当選(自由国民会議所属、自民党党友)し、教育・文化政策に関与。晩年は「新しい歴史教科書をつくる会」に賛同するなど、歴史教育の独立性と多様性を支持。

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2025年08月17日

昭和16年夏の敗戦

NHKスペシャル「シミュレーション 〜昭和16年夏の敗戦〜」は、猪瀬直樹のノンフィクション『昭和16年夏の敗戦』を原案に、総力戦研究所(通称:戦争研究所)の活動をドラマとドキュメンタリーで再構成した。

1941年(昭和16年)、日米開戦の8か月前に設立。
若手官僚、軍人、報道人らが集められ、模擬内閣を編成。軍事・外交・経済などのデータをもとに、対米戦争のシミュレーションを実施。
導き出された結論は明確で、「日本はアメリカとの戦争に勝てない。圧倒的敗北を喫する」となって、驚愕する。

研究員たちは「開戦すべきではない」との報告をまとめ、近衛文麿首相や東條英機陸相に提出したが、番組では、皇族である東久邇宮稔彦王が開戦回避の意見に強く反対、また陸軍中枢や一部の政治家は「精神論」や「国体護持」を優先し、冷静な分析を退けたと描かれた。

近衛文麿は開戦回避の道を模索するも、軍部との対立が深まり辞任。後任として、東久邇宮稔彦王の名が上がるも、敗戦処理の際に、皇族が批難の対象になると国体の維持ができなくなると東條英機が首相に就任することが決まる。東條は戦争責任を天皇に及ぶことを畏れ、天皇に直訴することもなく、開戦への道を止める事を断念したと描かれた。

日本国憲法第9条は、戦争の放棄と平和主義の象徴であり、総力戦研究所の結論と精神を最も明確に制度化したものとも言える。それが揺るがされる兆しがある今、国民一人ひとりが「知性と記憶による抵抗」を持つことが、戦後に築かれた民主主義の根幹を守る礎です。





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2025年08月16日

甲田ギハードの挑戦

白山 滝 ぜんじょうどう 八郎兵衛

禅定道(ぜんじょうどう)とは、禅頂(山頂)に登ぼるまでの山道を言う。禅定道の起点は修行の起点でもあり、起点またはその場所を馬場(ばんば)と呼ぶ。例として、白山信仰での加賀馬場(白山比盗_社)、越前馬場(平泉寺白山神社)、美濃馬場(長滝白山神社)などがある。

富士山・立山・白山などの霊山に登って修行することなども禅定という。奈良時代より、高い山や、美しい山は霊山として山岳信仰の対象とされ、山地に於いて修行する者も現れ、それらは後に修験道へと発展していった。

甲田ギハードギハード(父親がエジプト人、1988年12月4日生、東京都出身)が初踏破する様子をNHKカメラが同行して、厳しいトレーニングの準備なども公開、再放送もされた。https://gihadokadota.com/report/3177/

白山山系でも有数の巨瀑で、裏見の滝としては、国内最大級の規模を誇る。1987年に加賀禅定道が復元されるまでは、一般登山者の目に触れることのない「幻の滝」とされていた。(そのため「日本の滝百選」には含まれていない)

七倉山の北側になだらかに広がる清浄ヶ原は、約10万年前の古白山火山の活動により形成された溶岩台地であり、灌木帯に湿原が点在する。
尾添川の支流のひとつである丸石谷は七倉山の雪渓に源を発してこの湿原の豊かな水を集め、台地の末端、標高1800m付近で当滝となって落下する。形態は完全な直瀑であり、かつ落口の流速が大きいため、水流は滝壺に至るまで岩壁に一切触れることがない。そのため滝の裏側に周り込むことの出来る裏見の滝となっている。

一帯は豪雪地帯として知られるが豊富な伏流水に恵まれ厳冬期にも流れが絶えることはない。冬期には滝壺に降り積もった雪に加えて滝の飛沫が凍結・成長して、直径10 m、高さ40 mにも達する巨大な氷の壺を作り出す。この滝の下流側で丸石谷はV字に開けた峡谷を形成しており、黒滝や三段滝等、大小の滝が連続する。

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2025年08月15日

『日本のいちばん長い日』

映画「日本のいちばん長い日」は、実際の出来事に基づいたドキュメンタリー性の強い作品です。史実としてポツダム宣言受諾(降伏)に反対して、1945年8月14日深夜〜15日未明「玉音放送阻止事件(宮城事件)」が起きた、日本における最後のクーデター未遂である。

この以前に、天皇の「終戦の詔書(玉音)」は既に録音され、放送の準備がされていた。しかし、それを知った将校たちは放送を阻止しようと皇居に乱入、近衛兵と乱戦となる。玉音レコードは女官の部屋の隠し戸棚に置かれてあったため、発見することが出来ず、予定通り放送された。

主犯格の陸軍省軍務局の畑中健二少佐、竹下正彦中佐ら陸軍青年将校らが、鈴木貫太郎首相や下村情報局総裁の暗殺、近衛師団長の説得、皇居の一部占拠も計画。


●参考史料
防衛庁防衛研究所の戦史資料(公刊戦史)
『昭和天皇実録』:宮内庁がまとめた天皇の公的記録に、宮城事件の記述あり。
『阿南惟幾日記』:陸軍大臣である阿南自身が残した記録(日記形式)。
『日本のいちばん長い日』(原作:半藤一利):徹底したインタビューと資料調査による歴史ノンフィクション。

●証言
生存していた軍人や官僚、放送局職員などの証言も数多く記録され、戦後になってからもメディアで語られています。

歴史的意義

この事件は「終戦を阻止しようとする軍部の暴走」と、「それを止めた人々の勇気」を象徴しており、
日本の歴史の転換点をリアルに表しています。





記録も豊富に残っており、関係者の証言や公的文書も確認されています。
あなたが感じた「感慨」や「自然な流れ」という印象も、当時の時代背景を踏まえると深く共感できるものです。つづき
posted by Nina at 16:06| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年08月14日

各国による第二次大戦終戦の意識

8月15日は世界的には「第二次世界大戦の終結日」とは一律に認識されていません。
これは主に日本においての終戦記念日です。世界では国や地域ごとに「終戦」の認識や記念日は異なります。

🌏 各国・地域の「終戦の記念日」の違い
🇯🇵 日本:8月15日

1945年8月15日:昭和天皇が玉音放送で日本の降伏を国民に伝えた日。※実際の降伏文書の調印は9月2日。

🇺🇸 🇬🇧 🇫🇷 欧米諸国:5月8日(V-E Day)

1945年5月8日:ナチス・ドイツの無条件降伏(欧州戦線の終結)。

「Victory in Europe Day(V-Eデー)」として祝われる。

西側諸国ではこれが「戦争の終わり」の象徴。

🇷🇺 ロシア・旧ソ連圏:5月9日

モスクワ時間での降伏署名が5月9日だったため、ロシアでは「大祖国戦争勝利の日」として盛大に祝われます。

🇺🇸 🇬🇧など:8月15日(V-J Day)

日本の降伏が連合国に伝えられた1945年8月15日を「Victory over Japan Day(V-Jデー)」と呼ぶこともありますが、公式行事は少ないです。

実際の降伏文書署名は9月2日であり、アメリカでは**9月2日を「終戦の日」**とする考えもあります。

📝 補足:9月2日という日付

1945年9月2日:東京湾の戦艦ミズーリ号上で日本が正式に降伏文書に署名。

国際的にはこれが「第二次世界大戦の終結日」とされることもあります。

国連や歴史書では、9月2日を終戦日と記すケースが多いです。
posted by Nina at 00:00| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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PROFILE
ブログ製作者:海津にいな                 (KAIZU Nina、新菜)。
経歴:(株)発明工房役員、我孫子市議会議員(5期)を続行中。児童英会話インストラクター、野村総研(政策研究部所属など)勤務した。放送大卒、立教大学(観光学研究科 )修了。筑波大学大学院(博士課程後期 単位取得退学)
コミュニティ−活動:めばえ幼稚園・四小PTAの役員/青山台自治会副会長・三小・我中PTAの役員/久寺家学習指導(書道)、生涯学習推進基本計画策定委員(’99) 
NGO活動、他:NGO・ACT(我孫子カルチャー&トーク)の会、開かれた県政を進める会世話人(〜‘09)、女性のための政治スクール(10期)、千葉県ボランティアコーディネーター、千葉県観光人材育成セミナー。日本観光研究学会、eシフト、自殺対策議員有志の会、自治体ウオッチ(世話人)。
市民活動:我孫子市国際交流協会(初代理事・広報部長)、我孫子の文化を守る会、我孫子フィル後援会、我孫子地産地消協推進協議会、我孫子市消費者の会(`90〜)、エコライフ、谷津を守る会、かっぱ祭り実行委員(第1〜3回)、AYA(フィンランド劇団招聘)、きもの愛好会、湖北山の会、市史研究センター会員、まちづくり編集会議:将門プロジェクト企画。
生涯学習:オープンスクール(武蔵野美大、川村学園女子大学、中央学院大学、麗澤大学、上智大学、放送大学)にてリカレント他、国際理解活動の必要からギリシャ語、スペイン語、仏語、韓国語、英語を学ぶ。CCC(異文化コミュニケーション=英会話クラス)
Emailabkkaizu●gmail.com
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