2025年は約49万人が出願していますが、最後まで気を抜けないのが体調管理です。
特に2025年はインフルエンザの爆発的な感染拡大が続いています。医療機関では、病床や救急車の数が足りないという緊急事態が起きています。
厚生労働省のデータでは、年末年始の1医療機関当たりの患者数は2024年の同じ時期と比べて3倍近くになっています。
毎日インフルエンザの患者さんと向き合っている、いとう王子神谷内科外科クリニック・伊藤博道院長は大学以来31年間、インフルエンザにかかっていないということなんです。「丁寧な手洗い・緑茶を使ったカテキンのうがい・歯磨き・仕事後の入浴。ビタミンCです。発酵食品を食べる、納豆・チーズ・ヨーグルト。食物繊維ですね、ゴボウやヒジキ、海藻類なども。腸内環境を整えるために意識して買ってきて食べるようにしている」といいます。
では、他の方法は?と聞いてみると「食事の献立の中でスープや鍋をする時、ショウガを入れる。次の日が休みだとニンニクを入れて、内側から力がつくような感じに」「毎日お茶を飲む。帰ってきたら手洗いうがいを徹底的にやっている。自分で作る玄米茶を飲んでいる」「体に良さそうなもの。野菜中心で、トマト・ブロッコリー・アボカド、サラダでよく食べています」など、感染対策が次々と出てきました。
さらに「ベッドは大切だと思う、寝具。直結すると思う、体に、健康に。よく寝られないと絶対健康は維持できない。妥協できない、健康のためなので」「毎日中央線使うが、隣がせきしたらスッと立って逃げる」と、意外なインフルエンザ対策をしている方もいました。
2025年01月15日
2025年01月14日
LAの山火事、現在も消火できず
今月7日、アメリカ・カリフォルニア州の南部ロサンゼルスで大規模な山火事が発生し、一万棟の家が消失し、現在も山火事が続いている。
これまでに、153.1平方キロメートルが焼失し、確認された死者は24人、行方不明者は23人に上っている。
今回の山火事により、イギリス王室ヘンリー王子とメーガン夫人、パリス・ヒルトン、トム・ハンクス、メル・ギブソンらセレブの自宅を焼き尽くしたロサンゼルスの大規模火災で、自宅が全焼したことが確認された。
ロサンゼルス当局の日本円にして27億円もの消防予算を削減した影響が取りざたされて、カレン・バス市長(民主党)の責任問題にも発展している。
出典 日テレニュース
これまでに、153.1平方キロメートルが焼失し、確認された死者は24人、行方不明者は23人に上っている。
今回の山火事により、イギリス王室ヘンリー王子とメーガン夫人、パリス・ヒルトン、トム・ハンクス、メル・ギブソンらセレブの自宅を焼き尽くしたロサンゼルスの大規模火災で、自宅が全焼したことが確認された。
ロサンゼルス当局の日本円にして27億円もの消防予算を削減した影響が取りざたされて、カレン・バス市長(民主党)の責任問題にも発展している。
出典 日テレニュース
2025年01月13日
フリーターから、スーパー公務員に
高知県の中西部に須崎市という港町がある。人口は2万人弱。県内でもっとも漁業従事者の多い漁師の町だ。ここの市職員となり、大奮闘のストーリーを紐解く。現在は自治体のふるさと納税のコンサルティング事業を運営する株式会社パンクチュアルの代表となっている、守時健さん(38)のリアルストリーは、かつては人生に絶望していた青年であり、なんとか起死回生での公務員生活の間に、ゆるキャラの生みの親となり、高知の小さな町に活気を取り戻させたという、驚くべきサクセスストリーがあった。成人式が、各地で開催のこの時に、紹介して見たい。
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市のゆるキャラ「しんじょう君」は、2016年にゆるキャラグランプリで1位を獲得したニホンカワウソのキャラクターだ。須崎市でイベントを開催すれば人口の4倍以上の観光客を集め、SNSで特産品をPRすれば3日で1億円を売り上げる。あの「くまモン」の経済効果を上回った年もある。
しんじょう君の活躍に合わせて、市のふるさと納税も好調だ。2014年度は200万円だった寄付額は、9年後の2023年には約1700倍の34億円に拡大している。
今でこそ活気に溢れる須崎市だが、10年ほど前までは「夕張の次は須崎か」と噂されるほど市の財政は逼迫していた。経費削減のために市役所庁舎の蛍光灯を半分だけ点灯させる案が真剣に議論されたほどだ。町全体が諦めムードに沈んでいた時に始まったのが、ゆるキャラによるまちおこしだった。
「僕自身も人生終わったと思ったところから這い上がることができた。死に物狂いでやれば、まちおこしでもなんでもできると思ったんです」
守時さんは1986年に広島県に生まれ、岡山県倉敷市で育った。高校卒業後、愛知県の自動車部品工場で契約社員として働いたが1年で退職。19歳で「音楽がしたい」と高校時代のバンド仲間を頼って大阪に流れ着いた。しかし大きな夢も志もなく、流されるまま怠惰に日々を過ごした。派遣仕事で食い繋ぐも、給与は業者にピンハネされ、日給1万円の仕事が4000円にしかならない。電気が止まり、家賃を滞納した。
「人生詰んだ。マジで地獄や」
大阪、深夜の倉庫街。19歳の守時さんは荷物整理の日雇い仕事をこなしながら、絶望していた。
ただ時間だけが過ぎていった。這い上がるための金も、気力もなかった。
20歳になった頃、「さすがにこのままではまずい」と思い、大学に行く決心をする。アルバイトをしながら独学での受験勉強がはじまった。「偏差値38の高校をギリギリで卒業した身」にはとてつもなく大きな目標だった。
手始めに掲示板サイト「2ちゃんねる」で効率的な勉強方法を検索。ゴールから逆算して綿密な学習計画を立てた。真面目に勉強をするのは中学生ぶりだ。小学6年生の教科書から学び直した。
「勉強のやり方すらわからないのに、頼れる人が誰もいないことが一番つらかったです。でももうやるしかないから、必死でしたね」
朝6時に起きて図書館に行き、1日6〜7時間を勉強に充てた。夕方から仕事に行って日付を跨いだ深夜に帰ってくる。周囲からは「アホの守時が大学なんて受かるわけない」と笑われた。孤独のなか人生を変えたい一心で、勉強とアルバイトと、わずかな睡眠をとるだけの日々が1年半続いた。2008年2月、関西大学社会学部を受験した。滑り止めを受ける余裕はない。単願受験の一発勝負だった。「受かるかどうかは、結果が出るまで本当にわからなかったです。結果論ですけど、壮大な計画でも適切な戦略と実行力があれば、成果は出るんだという経験と自信は、その後の人生に大きく影響していると思います」
結果は無事、合格。ようやく手にした人生立て直しの切符だった。2008年4月、22歳で守時さんは晴れて大学生になった。なんの肩書きもないフリーター生活を送っていた守時さんにとって、「初めて人権をもらえた気分」だった。遅れてきた「普通の人生」を取り戻すように大学生活を謳歌するなか、守時さんがハマったのが当時流行り始めていたSNSだ。
廃墟を巡って写真を撮るサークル「廃墟部」を友人と立ち上げた守時さんは、メンバー集めにmixiを活用した。mixi内に廃墟部のコミュニティを開設し、キャッチーなテキストを添えてとにかく楽しそうな印象を前面に押し出してみた。するとおもしろいほど参加者が集まり、最終的にサークルは160人近い規模に成長した。個人で運用していたTwitter(現X)でも、分析力を発揮した。実行と修正を繰り返しながら成功の法則を見出していった。リツイートの多い投稿を見比べて「バズるための構文」を地道に研究したのだ。
「mixiでもTwitterでも、やり続けるうちにコツみたいなものがわかっていくんです。当時は失うものが何もない大学生だったので、とにかくおもしろいと思うことを試しました」守時さんが最初にTwitterでバズったのは2011年3月28日のこと。その時のツイートを紹介しよう。
「君たちにいい事を教えてあげよう。ゲーセンのプリクラでエロいのとか、キスしてたりキメ顔だったり色々恥ずかしい事してる人いっぱいいるよね。あれってさ、店員は 履 歴 見 れ る ん だ よ。」「驚き」や「共感」を織り交ぜたこの投稿は、孫正義氏の「東日本大震災の被災地に100億円を寄付する趣旨の投稿」や、世界的ラッパーのスヌープ・ドック氏の「友人の死を悼む投稿」を抑え、リツイート数世界1位(当時)を叩き出した。その後も大小多くの「バズりツイート」を量産し、SNS運用のコツを習得していった。
▲転機△
守時さんが須崎市と出会ったのは大学時代だった。大学3回生の夏休み、友人の地元である須崎市に3泊4日の旅行に出かけた。高知県を訪れること自体初めてだった。滞在中、地元の特産品である新子(ソウダガツオの稚魚)の祭り「新子まつり」が開催されていた。会場で守時さんが見たのは、酔っ払った地元の人たちが、まるで大学生のようなノリではしゃいでいる姿だった。
「会場で開かれていたカラオケ大会で、酔っ払ったおばあちゃんがステージに乱入して警備員に退場させられていたんです。そんな様子を見て、みんな『いいぞー』なんて声を上げたり、拍手したり、『なんて楽しいところなんだここは!』ってすごく衝撃でしたね」
ここでなら社会人になっても楽しく暮らせると思った守時さんは、須崎市に移住する決心をその場でしてしまう。もともと卒業後は「証券会社のような実力主義の世界で働きたい」と漠然と考えていたがあっさりと翻意し、須崎市の市役所職員になることを決めた。「若かったからとしか言えないんですけど、旅行が終わるまでに心はもう決まっていました」
半年間の猛勉強の末に公務員試験に合格。その後は6年分の議会議事録を読み込んで須崎市での面接に臨んだ。
まちへの熱意や得意のSNSについて語り、「いつ災害が起きても駆けつけられるように市役所の近くに家を借ります」と締め括った面接の結果は合格。2012年4月、守時さんは26歳で須崎市の市役所職員になった。
「「「「「「「「「「「「「「「「「「
2020年に守時さんは市役所を退職して地域商社「株式会社パンクチュアル」を創業。市からの委託を受け、しんじょう君と須崎市のふるさと納税事業を運営している。
民間企業になったことで、異動がなくなりノウハウが蓄積できる体制が整った。守時さん以外が非正規職員だったチームの雇用を守ることができ、新メンバーも加わった。事業はさらに加速し、独立初年度の須崎市のふるさと納税は21億円を突破。2023年度には34億円と、事業開始から9年で寄付額は1700倍にもなった。
電気代をケチろうとした街が、保育園無償に
現在ふるさと納税で集まった寄付金は、しんじょう君の活動費のほか、保育園の無償化、高齢者の生活支援、廃れた商店街を再生する「海の街プロジェクト」などに活かされている。フランスで開催される「Japan Expo」への出展など海外に向けたPRにも寄付金が活用されている。
まちは今、活気に溢れている。観光客のほか、国内外からの移住者も増加。守時さんが「真っ暗だった」と語った街並みはリニューアルが進み、商店街には新しいアンテナショップがオープンした。魚市場は観光客がセリを見学できるように改修作業が進められている。
須崎市出身のコンテンツクリエイターで、現在はパンクチュアルで働く塩見開さん(34)は「本当にまちが明るくなりました」とその変化を嬉しそうに語る。
「昔はなにもない地元が嫌いだったんです。一度離れて帰ってきたら雰囲気がすごく変わっていて驚きました。しんじょう君のおかげで外から注目されて、観光客が増えて、変化していくまちを見るのはやっぱり嬉しいし楽しいです。最近の須崎はなんかすごく明るいんですよ。本当に変わったなと思います」
守時さんが立ち上げたパンクチュアルは、ふるさと納税のほか、現在は地域産品を扱う自治体ECにも力を入れている。そのきっかけとなったのはコロナ禍の「カンパチ事件」だ。
創業間もない2020年5月、須崎市内の漁業関係者から「コロナ禍で料亭などに卸していた高級カンパチの行き場がなく困っている。このままだと廃棄するしかない。そうなれば倒産だ。守時さん、助けて!」とSOSが入った。
なんとか力になりたいと思った守時さんは、しんじょう君のグッズ販売用だったサイトを急いでリニューアル。須崎市の特産品販売サイト「高知かわうそ市場」を立ち上げてカンパチの販売を行った。すかさずSNSでしんじょう君が「カンパチや漁師さんを助けてほしいよー!」「味には絶対の自信があるよー!」と呼びかけた。
すると大量の注文が入り、3日で1億円ものカンパチが売れた。その後も他の事業者から、タイ10万匹、ブリ28万匹が余っているというSOSが入り、同様に販売。さらに約6億円を売り上げた。
「昨日まで魚が売れなくて死にそうだった漁師さんが、逆に忙しすぎて死にそうになっちゃって。1分間で50匹くらい注文が入りました。あれは本当におもしろかったなあ」
その年、高知かわうそ市場では海産物を中心に須崎市の特産品を8億5000万円売り上げた。ECサイトは集客や差別化が難しく、「個別に自治体が運営しても儲からない」というのが通説だった。守時さんとしんじょう君は見事その通説を覆してみせたのだ。
こうしてパンクチュアルには、ふるさと納税以外にECサイト運営という軸が完成。多方面から「稼げる自治体づくり」を行っている。
「地域外に1円たりとも出したくない」
パンクチュアルがふるさと納税事業を行うのは須崎市だけではない。2024年12月現在、30を超える自治体で事業を展開している。各自治体のふるさと納税額は毎年大幅に増加し、事業開始1年後の増加率は平均2.5倍を記録している。
守時さんが一番大切にしていることで、同社の大きな特徴となっているのが徹底した地域密着運営だ。
各自治体には必ず事業所を開設し、担当社員は必ず住民票を移してそのまちに住む。住民として生活をしながら、返礼品の開発から情報発信までトータルで事業をおこなう。
守時さんは「支援」という言葉は使わない。パンクチュアルの社員はあくまで地域のいちプレイヤーとして自治体と一緒に走り回る存在なのだ。地域に根付く「ヨソ者」たちが「選ばれる特産品づくり」に奔走している。各地のノウハウは他地域にも共有され、全国で第2、第3の須崎市を育んでいる。
根底にあるのは「地域外に1円たりとも出したくない」という守時さんの「怨念のような想い」。
現地にいないと当事者意識は決して生まれない。ふるさと納税は地域へお金を“還す”ことが目的だ。「地域外に住んで遠隔で事業をしていたのでは事業をやる意味がなくなってしまう」という。
「地方創生に関わる会社は二極化していると思うんです。まちおこしはボランティアで当然だと思っている会社と、地方創生が儲かるから参入してくる都会の会社。前者は事業の継続性が低くて続かないし、後者はせっかくの利益が地域に還元されない。だから僕らは徹底的に地域密着で事業をやりながら、しっかり稼いで、その土地で得た利益を地域に再投資してお金の循環を促すような組織でありたいんです」
パンクチュアルの新卒者の初任給は東京の大手企業の平均を上回る。各地で子ども食堂も運営し、その土地で得た利益はその土地と住む人に還元する姿勢を貫いている。
「だから会社全体の利益率はめちゃくちゃ低いですよ」と笑う守時さんに、今後の展望について聞くとまるで玉手箱が弾けるように事業構想やアイデアが次々と溢れ出た。「世界で戦える地域を作りたいんですよね」
ふるさと納税は確かに有益な制度だ。地元事業者の収益向上、地域ブランドの確立などさまざまなメリットがある。しかし、人口減少が進む日本でお金を取り合っているだけでは良い未来には繋がらない。いかにして海外から日本の地方にヒト・モノ・カネ・コトを引き寄せるかに挑戦したいと守時さんは語る。海外向けECや、地方の魅力を海外へ発信する実店舗の準備も進めている。
「人間は多分、成功しても失敗しても死ぬし、幸せでも不幸でも死ぬと思うんです。僕の経験ですが、死ぬ気でやれば大方なんとかなるんですよね」
出典 President Onlineつづき
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市のゆるキャラ「しんじょう君」は、2016年にゆるキャラグランプリで1位を獲得したニホンカワウソのキャラクターだ。須崎市でイベントを開催すれば人口の4倍以上の観光客を集め、SNSで特産品をPRすれば3日で1億円を売り上げる。あの「くまモン」の経済効果を上回った年もある。
しんじょう君の活躍に合わせて、市のふるさと納税も好調だ。2014年度は200万円だった寄付額は、9年後の2023年には約1700倍の34億円に拡大している。
今でこそ活気に溢れる須崎市だが、10年ほど前までは「夕張の次は須崎か」と噂されるほど市の財政は逼迫していた。経費削減のために市役所庁舎の蛍光灯を半分だけ点灯させる案が真剣に議論されたほどだ。町全体が諦めムードに沈んでいた時に始まったのが、ゆるキャラによるまちおこしだった。
「僕自身も人生終わったと思ったところから這い上がることができた。死に物狂いでやれば、まちおこしでもなんでもできると思ったんです」
守時さんは1986年に広島県に生まれ、岡山県倉敷市で育った。高校卒業後、愛知県の自動車部品工場で契約社員として働いたが1年で退職。19歳で「音楽がしたい」と高校時代のバンド仲間を頼って大阪に流れ着いた。しかし大きな夢も志もなく、流されるまま怠惰に日々を過ごした。派遣仕事で食い繋ぐも、給与は業者にピンハネされ、日給1万円の仕事が4000円にしかならない。電気が止まり、家賃を滞納した。
「人生詰んだ。マジで地獄や」
大阪、深夜の倉庫街。19歳の守時さんは荷物整理の日雇い仕事をこなしながら、絶望していた。
ただ時間だけが過ぎていった。這い上がるための金も、気力もなかった。
20歳になった頃、「さすがにこのままではまずい」と思い、大学に行く決心をする。アルバイトをしながら独学での受験勉強がはじまった。「偏差値38の高校をギリギリで卒業した身」にはとてつもなく大きな目標だった。
手始めに掲示板サイト「2ちゃんねる」で効率的な勉強方法を検索。ゴールから逆算して綿密な学習計画を立てた。真面目に勉強をするのは中学生ぶりだ。小学6年生の教科書から学び直した。
「勉強のやり方すらわからないのに、頼れる人が誰もいないことが一番つらかったです。でももうやるしかないから、必死でしたね」
朝6時に起きて図書館に行き、1日6〜7時間を勉強に充てた。夕方から仕事に行って日付を跨いだ深夜に帰ってくる。周囲からは「アホの守時が大学なんて受かるわけない」と笑われた。孤独のなか人生を変えたい一心で、勉強とアルバイトと、わずかな睡眠をとるだけの日々が1年半続いた。2008年2月、関西大学社会学部を受験した。滑り止めを受ける余裕はない。単願受験の一発勝負だった。「受かるかどうかは、結果が出るまで本当にわからなかったです。結果論ですけど、壮大な計画でも適切な戦略と実行力があれば、成果は出るんだという経験と自信は、その後の人生に大きく影響していると思います」
結果は無事、合格。ようやく手にした人生立て直しの切符だった。2008年4月、22歳で守時さんは晴れて大学生になった。なんの肩書きもないフリーター生活を送っていた守時さんにとって、「初めて人権をもらえた気分」だった。遅れてきた「普通の人生」を取り戻すように大学生活を謳歌するなか、守時さんがハマったのが当時流行り始めていたSNSだ。
廃墟を巡って写真を撮るサークル「廃墟部」を友人と立ち上げた守時さんは、メンバー集めにmixiを活用した。mixi内に廃墟部のコミュニティを開設し、キャッチーなテキストを添えてとにかく楽しそうな印象を前面に押し出してみた。するとおもしろいほど参加者が集まり、最終的にサークルは160人近い規模に成長した。個人で運用していたTwitter(現X)でも、分析力を発揮した。実行と修正を繰り返しながら成功の法則を見出していった。リツイートの多い投稿を見比べて「バズるための構文」を地道に研究したのだ。
「mixiでもTwitterでも、やり続けるうちにコツみたいなものがわかっていくんです。当時は失うものが何もない大学生だったので、とにかくおもしろいと思うことを試しました」守時さんが最初にTwitterでバズったのは2011年3月28日のこと。その時のツイートを紹介しよう。
「君たちにいい事を教えてあげよう。ゲーセンのプリクラでエロいのとか、キスしてたりキメ顔だったり色々恥ずかしい事してる人いっぱいいるよね。あれってさ、店員は 履 歴 見 れ る ん だ よ。」「驚き」や「共感」を織り交ぜたこの投稿は、孫正義氏の「東日本大震災の被災地に100億円を寄付する趣旨の投稿」や、世界的ラッパーのスヌープ・ドック氏の「友人の死を悼む投稿」を抑え、リツイート数世界1位(当時)を叩き出した。その後も大小多くの「バズりツイート」を量産し、SNS運用のコツを習得していった。
▲転機△
守時さんが須崎市と出会ったのは大学時代だった。大学3回生の夏休み、友人の地元である須崎市に3泊4日の旅行に出かけた。高知県を訪れること自体初めてだった。滞在中、地元の特産品である新子(ソウダガツオの稚魚)の祭り「新子まつり」が開催されていた。会場で守時さんが見たのは、酔っ払った地元の人たちが、まるで大学生のようなノリではしゃいでいる姿だった。
「会場で開かれていたカラオケ大会で、酔っ払ったおばあちゃんがステージに乱入して警備員に退場させられていたんです。そんな様子を見て、みんな『いいぞー』なんて声を上げたり、拍手したり、『なんて楽しいところなんだここは!』ってすごく衝撃でしたね」
ここでなら社会人になっても楽しく暮らせると思った守時さんは、須崎市に移住する決心をその場でしてしまう。もともと卒業後は「証券会社のような実力主義の世界で働きたい」と漠然と考えていたがあっさりと翻意し、須崎市の市役所職員になることを決めた。「若かったからとしか言えないんですけど、旅行が終わるまでに心はもう決まっていました」
半年間の猛勉強の末に公務員試験に合格。その後は6年分の議会議事録を読み込んで須崎市での面接に臨んだ。
まちへの熱意や得意のSNSについて語り、「いつ災害が起きても駆けつけられるように市役所の近くに家を借ります」と締め括った面接の結果は合格。2012年4月、守時さんは26歳で須崎市の市役所職員になった。
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2020年に守時さんは市役所を退職して地域商社「株式会社パンクチュアル」を創業。市からの委託を受け、しんじょう君と須崎市のふるさと納税事業を運営している。
民間企業になったことで、異動がなくなりノウハウが蓄積できる体制が整った。守時さん以外が非正規職員だったチームの雇用を守ることができ、新メンバーも加わった。事業はさらに加速し、独立初年度の須崎市のふるさと納税は21億円を突破。2023年度には34億円と、事業開始から9年で寄付額は1700倍にもなった。
電気代をケチろうとした街が、保育園無償に
現在ふるさと納税で集まった寄付金は、しんじょう君の活動費のほか、保育園の無償化、高齢者の生活支援、廃れた商店街を再生する「海の街プロジェクト」などに活かされている。フランスで開催される「Japan Expo」への出展など海外に向けたPRにも寄付金が活用されている。
まちは今、活気に溢れている。観光客のほか、国内外からの移住者も増加。守時さんが「真っ暗だった」と語った街並みはリニューアルが進み、商店街には新しいアンテナショップがオープンした。魚市場は観光客がセリを見学できるように改修作業が進められている。
須崎市出身のコンテンツクリエイターで、現在はパンクチュアルで働く塩見開さん(34)は「本当にまちが明るくなりました」とその変化を嬉しそうに語る。
「昔はなにもない地元が嫌いだったんです。一度離れて帰ってきたら雰囲気がすごく変わっていて驚きました。しんじょう君のおかげで外から注目されて、観光客が増えて、変化していくまちを見るのはやっぱり嬉しいし楽しいです。最近の須崎はなんかすごく明るいんですよ。本当に変わったなと思います」
守時さんが立ち上げたパンクチュアルは、ふるさと納税のほか、現在は地域産品を扱う自治体ECにも力を入れている。そのきっかけとなったのはコロナ禍の「カンパチ事件」だ。
創業間もない2020年5月、須崎市内の漁業関係者から「コロナ禍で料亭などに卸していた高級カンパチの行き場がなく困っている。このままだと廃棄するしかない。そうなれば倒産だ。守時さん、助けて!」とSOSが入った。
なんとか力になりたいと思った守時さんは、しんじょう君のグッズ販売用だったサイトを急いでリニューアル。須崎市の特産品販売サイト「高知かわうそ市場」を立ち上げてカンパチの販売を行った。すかさずSNSでしんじょう君が「カンパチや漁師さんを助けてほしいよー!」「味には絶対の自信があるよー!」と呼びかけた。
すると大量の注文が入り、3日で1億円ものカンパチが売れた。その後も他の事業者から、タイ10万匹、ブリ28万匹が余っているというSOSが入り、同様に販売。さらに約6億円を売り上げた。
「昨日まで魚が売れなくて死にそうだった漁師さんが、逆に忙しすぎて死にそうになっちゃって。1分間で50匹くらい注文が入りました。あれは本当におもしろかったなあ」
その年、高知かわうそ市場では海産物を中心に須崎市の特産品を8億5000万円売り上げた。ECサイトは集客や差別化が難しく、「個別に自治体が運営しても儲からない」というのが通説だった。守時さんとしんじょう君は見事その通説を覆してみせたのだ。
こうしてパンクチュアルには、ふるさと納税以外にECサイト運営という軸が完成。多方面から「稼げる自治体づくり」を行っている。
「地域外に1円たりとも出したくない」
パンクチュアルがふるさと納税事業を行うのは須崎市だけではない。2024年12月現在、30を超える自治体で事業を展開している。各自治体のふるさと納税額は毎年大幅に増加し、事業開始1年後の増加率は平均2.5倍を記録している。
守時さんが一番大切にしていることで、同社の大きな特徴となっているのが徹底した地域密着運営だ。
各自治体には必ず事業所を開設し、担当社員は必ず住民票を移してそのまちに住む。住民として生活をしながら、返礼品の開発から情報発信までトータルで事業をおこなう。
守時さんは「支援」という言葉は使わない。パンクチュアルの社員はあくまで地域のいちプレイヤーとして自治体と一緒に走り回る存在なのだ。地域に根付く「ヨソ者」たちが「選ばれる特産品づくり」に奔走している。各地のノウハウは他地域にも共有され、全国で第2、第3の須崎市を育んでいる。
根底にあるのは「地域外に1円たりとも出したくない」という守時さんの「怨念のような想い」。
現地にいないと当事者意識は決して生まれない。ふるさと納税は地域へお金を“還す”ことが目的だ。「地域外に住んで遠隔で事業をしていたのでは事業をやる意味がなくなってしまう」という。
「地方創生に関わる会社は二極化していると思うんです。まちおこしはボランティアで当然だと思っている会社と、地方創生が儲かるから参入してくる都会の会社。前者は事業の継続性が低くて続かないし、後者はせっかくの利益が地域に還元されない。だから僕らは徹底的に地域密着で事業をやりながら、しっかり稼いで、その土地で得た利益を地域に再投資してお金の循環を促すような組織でありたいんです」
パンクチュアルの新卒者の初任給は東京の大手企業の平均を上回る。各地で子ども食堂も運営し、その土地で得た利益はその土地と住む人に還元する姿勢を貫いている。
「だから会社全体の利益率はめちゃくちゃ低いですよ」と笑う守時さんに、今後の展望について聞くとまるで玉手箱が弾けるように事業構想やアイデアが次々と溢れ出た。「世界で戦える地域を作りたいんですよね」
ふるさと納税は確かに有益な制度だ。地元事業者の収益向上、地域ブランドの確立などさまざまなメリットがある。しかし、人口減少が進む日本でお金を取り合っているだけでは良い未来には繋がらない。いかにして海外から日本の地方にヒト・モノ・カネ・コトを引き寄せるかに挑戦したいと守時さんは語る。海外向けECや、地方の魅力を海外へ発信する実店舗の準備も進めている。
「人間は多分、成功しても失敗しても死ぬし、幸せでも不幸でも死ぬと思うんです。僕の経験ですが、死ぬ気でやれば大方なんとかなるんですよね」
出典 President Onlineつづき
2025年01月12日
免疫力を上げるには「好きなものを食べること」
フランスのアンチエイジング医学の権威クロード・ショーシャ博士は、老化を遠ざけて若返るためには「身体の酸化」を避けなければならないと言います。「身体の酸化」とは細胞の炎症、つまり細胞を包む細胞膜に傷のできた状態のことで、がんの原因になることさえあります。
年齢を重ねると、程度の差こそあれ、細胞の炎症は必ず起こるものですが、ショーシャ博士は「細胞の炎症を極力抑えることで、50歳の見た目のまま120歳まで生きることも可能」と言います。炎症を最小限に抑えるためには、細胞が必要とする栄養素をきちんと送り届けて、炎症が起きても速やかに修復できるようにしなければなりません。
そのためには意識して抗酸化物質の豊富な食品を摂ることが大切です。抗酸化物質の代表はβカロテン(ビタミンA)、ビタミンC、ビタミンEなどのビタミン類と、亜鉛やセレンなどのミネラルです。ビタミンAはニンジン、ブロッコリー、ほうれん草など色の濃い野菜に多く含まれ、玄米や大麦などに含まれるビタミンEや、肉類や卵に含まれるセレンと一緒に摂ることで細胞膜を炎症から守る働きをします。野菜や果物に含まれるビタミンCは免疫系を活性化し、牡蠣や豚レバー、小麦胚芽などに含まれる亜鉛は、活性酸素除去酵素などさまざまな体内酵素を作るのに関わっています。
他にはトマトに含まれるリコピンや、赤ワインやチョコレートに含まれるポリフェノールなども抗酸化物質です。これらを参考にしつつ、要は好きなものを食べてください、ということです。食事の快感が免疫力のアップにつながり、ひいては認知症にもがんにもなりにくくなるのです。
つづき
年齢を重ねると、程度の差こそあれ、細胞の炎症は必ず起こるものですが、ショーシャ博士は「細胞の炎症を極力抑えることで、50歳の見た目のまま120歳まで生きることも可能」と言います。炎症を最小限に抑えるためには、細胞が必要とする栄養素をきちんと送り届けて、炎症が起きても速やかに修復できるようにしなければなりません。
そのためには意識して抗酸化物質の豊富な食品を摂ることが大切です。抗酸化物質の代表はβカロテン(ビタミンA)、ビタミンC、ビタミンEなどのビタミン類と、亜鉛やセレンなどのミネラルです。ビタミンAはニンジン、ブロッコリー、ほうれん草など色の濃い野菜に多く含まれ、玄米や大麦などに含まれるビタミンEや、肉類や卵に含まれるセレンと一緒に摂ることで細胞膜を炎症から守る働きをします。野菜や果物に含まれるビタミンCは免疫系を活性化し、牡蠣や豚レバー、小麦胚芽などに含まれる亜鉛は、活性酸素除去酵素などさまざまな体内酵素を作るのに関わっています。
他にはトマトに含まれるリコピンや、赤ワインやチョコレートに含まれるポリフェノールなども抗酸化物質です。これらを参考にしつつ、要は好きなものを食べてください、ということです。食事の快感が免疫力のアップにつながり、ひいては認知症にもがんにもなりにくくなるのです。
つづき
2025年01月11日
日本のマンガは世界を魅了
日本の漫画は、北斎など等、浮世絵の画法にも影響されてるという話もあるほど、もう独特の文化の位置にあることを世界が認め、それに魅了された人が日本人が想像する以上に世界に広がり、聖地巡礼に日本を訪れる現象は止めようもないほどです。
何しろ、手塚治虫先生がデズニー漫画に感銘を受けて、漫画の虫になってから、漫画革命が起きて、隣の柏市はマンホールに『ベルサイユの薔薇』で飾るという状況です。佐倉市では『弱虫ペダル』の聖地だと言われて漫画家のお家があることが知られており、自治体が特別サイクリングコースに力をいれているということです。
アニメではないですが、サンリオのキティーちゃんもカワイイ文化を象徴するキャラクターになっているし、もうひとつ地方のゆるキャラからビッグヒットのくまモンも、漫画文化の派生形でしょう。さらに、キャラクターが愛されているのは、ピカチュー、スパーマリオ、アンパンマン、そして、鉄腕アトムはその走りでした。
さて、少女漫画のレジェンドは『王家の紋章』です。もうエンドレスのループに入っていて、これを上回る作品は出てこないと言われています。なにしろ、1976年10月号より連載開始から、現在も連載継続中。細川智栄子先生(1935生)と芙〜みん先生(実妹、5歳下)にとっての「王家の紋章」は終わりのない物語とし、生涯描き続けることだけを宣言し、休刊を挟みつづ、ファン羨望の連載を続けています。
2021年8月5日から10月14日まで、本作の45周年を記念して複製原画展「王家の紋章ミュージアム」が帝国ホテルプラザ東京にて開催されました。2016年8月、ミュージカル化され、帝国劇場上演、翌年にも再演され、2021年8月-9月に再々演なのは、ファンが途切れない人気だとの証です。
浮世絵が庶民文化の代表とも考えられ教科書に紹介されているだけだったのが、今はその流れをくんでいるとの言われ方もした漫画が、世界を席巻して、平和な文化を構築したといえます。
何しろ、手塚治虫先生がデズニー漫画に感銘を受けて、漫画の虫になってから、漫画革命が起きて、隣の柏市はマンホールに『ベルサイユの薔薇』で飾るという状況です。佐倉市では『弱虫ペダル』の聖地だと言われて漫画家のお家があることが知られており、自治体が特別サイクリングコースに力をいれているということです。
アニメではないですが、サンリオのキティーちゃんもカワイイ文化を象徴するキャラクターになっているし、もうひとつ地方のゆるキャラからビッグヒットのくまモンも、漫画文化の派生形でしょう。さらに、キャラクターが愛されているのは、ピカチュー、スパーマリオ、アンパンマン、そして、鉄腕アトムはその走りでした。
さて、少女漫画のレジェンドは『王家の紋章』です。もうエンドレスのループに入っていて、これを上回る作品は出てこないと言われています。なにしろ、1976年10月号より連載開始から、現在も連載継続中。細川智栄子先生(1935生)と芙〜みん先生(実妹、5歳下)にとっての「王家の紋章」は終わりのない物語とし、生涯描き続けることだけを宣言し、休刊を挟みつづ、ファン羨望の連載を続けています。
2021年8月5日から10月14日まで、本作の45周年を記念して複製原画展「王家の紋章ミュージアム」が帝国ホテルプラザ東京にて開催されました。2016年8月、ミュージカル化され、帝国劇場上演、翌年にも再演され、2021年8月-9月に再々演なのは、ファンが途切れない人気だとの証です。
浮世絵が庶民文化の代表とも考えられ教科書に紹介されているだけだったのが、今はその流れをくんでいるとの言われ方もした漫画が、世界を席巻して、平和な文化を構築したといえます。
2025年01月10日
地方公務員アワード2024の受賞者、出来ない事へのチャレンジ
株式会社ホルグが主催する「地方公務員が本当にすごい!と思う地方公務員アワード2024」において、瑞浪市みずなみ未来部シティプロモーション課の伊藤允一(いとうよしひと)が受賞者に選ばれ、10月13日(日)東京都品川区の大崎ブライトコアホールで表彰式が開催されました。同時に、特別協賛社賞として「PR TIMES賞」および「楽天賞」を受賞し、東海地方初のトリプル受賞となりました。
受賞理由として、住民のシビックプライドを高めるために、多角的に事業に取り組み、地域の関係者にポジティブな影響を与えているという点が評価されました。市民参加型ワークショップを通じて制作したシティプロモーション動画「奇跡の化石」の取り組みや、ビームスジャパンと市内事業者で行った商品開発、学生によるまちづくりグループ、瑞浪市役所「ミライ創ろまい課」の発足など、に取り組まれてきました。
伊藤氏はこの評価に対し、「今回の受賞に繋がった取り組みは、当然、自分一人の力ではなく、上司、同僚や部下、市民の皆さんの協力と、家族の支えがあってからこそ。この受賞を励みに、今後も瑞浪が良い街だと思ってもらえるような施策を進めていきたい」とコメントし、受賞は決して一人の力ではなく、チームとして取り組んだ結果であることを伝えました。
瑞浪市の取り組みにご注目いただければ幸いです。
出典 Heros of Local gervanment (2024/8/19)
受賞理由として、住民のシビックプライドを高めるために、多角的に事業に取り組み、地域の関係者にポジティブな影響を与えているという点が評価されました。市民参加型ワークショップを通じて制作したシティプロモーション動画「奇跡の化石」の取り組みや、ビームスジャパンと市内事業者で行った商品開発、学生によるまちづくりグループ、瑞浪市役所「ミライ創ろまい課」の発足など、に取り組まれてきました。
伊藤氏はこの評価に対し、「今回の受賞に繋がった取り組みは、当然、自分一人の力ではなく、上司、同僚や部下、市民の皆さんの協力と、家族の支えがあってからこそ。この受賞を励みに、今後も瑞浪が良い街だと思ってもらえるような施策を進めていきたい」とコメントし、受賞は決して一人の力ではなく、チームとして取り組んだ結果であることを伝えました。
瑞浪市の取り組みにご注目いただければ幸いです。
出典 Heros of Local gervanment (2024/8/19)
2025年01月09日
日本製鉄が訴え、USスチールとの合意を中止令
米鉄鋼大手USスチールは、昨年12月、日本製鉄との買収計画に合意し、141億ドルで売却すると発表した。ところがUSW(全米鉄鋼労働組合)は雇用や安保に影響があるとして一貫して買収に反対を訴えてきた。
バイデン大統領は、安全保障上の懸念を理由に、年明け2日に大統領令で買収計画の中止を命じた。
日本製鉄は6日、USスチールの買収に不当介入したとして、米大統領による買収禁止命令や対米外国投資委員会(CFIUS)の審査の無効を求める訴訟など複数の訴訟を提起したと発表した。
トランプ次期大統領も選挙中は買収反対を訴えていたが、バイデンが大統領令で中止をしたなら、ともかくバイデンのやってることを全部否定して覆す戦法だったので、トランプが大統領となった時に、これを覆す可能性はゼロではない。
バイデン大統領は、安全保障上の懸念を理由に、年明け2日に大統領令で買収計画の中止を命じた。
日本製鉄は6日、USスチールの買収に不当介入したとして、米大統領による買収禁止命令や対米外国投資委員会(CFIUS)の審査の無効を求める訴訟など複数の訴訟を提起したと発表した。
トランプ次期大統領も選挙中は買収反対を訴えていたが、バイデンが大統領令で中止をしたなら、ともかくバイデンのやってることを全部否定して覆す戦法だったので、トランプが大統領となった時に、これを覆す可能性はゼロではない。
2025年01月08日
「Shougun」がゴールデングローブ賞で4冠
日本時間の1月6日午前、エミー賞に続き、第82回ゴールデン・グローブ賞では『SHOGUN 将軍』がテレビドラマ部門の作品賞を受賞しました。この作品は真田広之さんがプロデュースと主演を務めたもので、真田さんが主演男優賞、浅野忠信さんが助演男優賞、アンナ・サワイさんが主演女優賞を受賞し、見事4冠を達成しました。真田さんは「SHOGUNが言葉の壁を壊した。大きな門がアジアの国々に開けた。その土壌に次からまた、クルーもキャストも橋を渡って来られる状況が作れた。可能性は大きく広がった」とコメントしています。
この授賞式での浅野忠信さんの英語スピーチも、SNSを中心に絶賛されていたことも話題になっているくらい、このドラマは新たな歴史をつくりました。実際、浅野さんは、すでに米国でも10年ほど活躍してきて、存在感を示す俳優で、それは英語ができなければ世界では通用しないとか、完璧な英語ができるのが大前提というスタイルは、変わってきた印象すらしたのです。
『SHOGUN 将軍』は、米国で制作されたドラマですが、劇中のセリフの約7割が日本語です。それでも、「Disney+(ディズニープラス)」で世界配信され、英語を母国語としない人々も数多くその国の字幕で視聴し、高い評価を受けました。ゴールデン・グローブ賞の投票権を持つ人も、近年はアメリカ人に限らず多様化しているということが言わている事も要因です。
今回の日本人俳優の授賞は、「英語が完璧に話せるかどうかは、俳優として世界で活躍することには関係ない」ことを証明して見せたということが見て取れました。
実際、浅野さんは受賞後のインタビューで(日本語で)、「今後の日本人俳優の世界での活躍を期待する」と語っています。こうしたメッセージは、全ての日本人にとって意味があることだと思います。日本人の個々の能力は高く、世界に通用するものです。しかし、英語ができないがゆえに日本に閉じこもりがちでした。しかし、自分の専門分野や強みがあれば、自信を持って世界に出るべきです。後になって英語をマスターして、さらに高みを目指せばいいのです。そうした意味でも、今回の日本人の快挙はアジア人のロールモデルにもなり得るでしょう。
参照 ダイヤモンドオンライン (1/7)
この授賞式での浅野忠信さんの英語スピーチも、SNSを中心に絶賛されていたことも話題になっているくらい、このドラマは新たな歴史をつくりました。実際、浅野さんは、すでに米国でも10年ほど活躍してきて、存在感を示す俳優で、それは英語ができなければ世界では通用しないとか、完璧な英語ができるのが大前提というスタイルは、変わってきた印象すらしたのです。
『SHOGUN 将軍』は、米国で制作されたドラマですが、劇中のセリフの約7割が日本語です。それでも、「Disney+(ディズニープラス)」で世界配信され、英語を母国語としない人々も数多くその国の字幕で視聴し、高い評価を受けました。ゴールデン・グローブ賞の投票権を持つ人も、近年はアメリカ人に限らず多様化しているということが言わている事も要因です。
今回の日本人俳優の授賞は、「英語が完璧に話せるかどうかは、俳優として世界で活躍することには関係ない」ことを証明して見せたということが見て取れました。
実際、浅野さんは受賞後のインタビューで(日本語で)、「今後の日本人俳優の世界での活躍を期待する」と語っています。こうしたメッセージは、全ての日本人にとって意味があることだと思います。日本人の個々の能力は高く、世界に通用するものです。しかし、英語ができないがゆえに日本に閉じこもりがちでした。しかし、自分の専門分野や強みがあれば、自信を持って世界に出るべきです。後になって英語をマスターして、さらに高みを目指せばいいのです。そうした意味でも、今回の日本人の快挙はアジア人のロールモデルにもなり得るでしょう。
参照 ダイヤモンドオンライン (1/7)
2025年01月07日
七草、佳き日に
七草、改めて無事に新年の一週間がすぎたことに
あけましておめでとうございます
どんなお正月を過ごされましたか?
今年は我孫子市制55周年、そして戦後80年の節目です。
随分前ですが、屋久杉で有名な世界遺産の島・屋久島に行き、帰りに
知覧の特攻平和会館も訪れました。
旅のきっかけは、東日本大震災の起きた時期に屋久島に引っ越した
知人を訪ねる事、そして、知覧を訪ねていた別の知り合いに
村山さん(現三樹壮の持ち主)の碑が知覧にあったと教えられた事
そのため、屋久島を回って、知覧の武家屋敷などの歴史保全地区を周り
特攻隊の記念館を訪れました。
https://e.bme.jp/18/1835/2987/90793
ぜひ、みんなに行って欲しい。
17歳から20歳代のメンバーが最後に残した思いはどんな思いか。
親、妻への篤い想い、まだ見ぬ子供や小さな命への愛惜、
自らの命を捧げて日本の未来に託した想いは深く重い。
そんな、生死の狭間に身を置くなどの心境を感じて
「わたしは、後世のことを真剣に考えて行動しているのか」
「彼らが生きてたらどんな日本になっていたのか」
そんなことを考えさせられます。
だから、だれもが笑顔で挨拶を交わせる時代、地域であるよう
「政治に無関心でも無関係でいられない」
今年もよろしくお願いします
2025年が健やかな年であって欲しい
みんなが笑顔で暮らせる1年であって欲しい。
そう願っています。
ご意見・ご感想をお待ちしています。
議員になろうかとの関心を持った方もご連絡ください。
このブログをず〜っとスクロールして、メッセージ欄 または
ブログの右わきプロフィール欄のメルアドより連絡ください。
☆読んでくださってありがとうございます。
あけましておめでとうございます
どんなお正月を過ごされましたか?
今年は我孫子市制55周年、そして戦後80年の節目です。
随分前ですが、屋久杉で有名な世界遺産の島・屋久島に行き、帰りに
知覧の特攻平和会館も訪れました。
旅のきっかけは、東日本大震災の起きた時期に屋久島に引っ越した
知人を訪ねる事、そして、知覧を訪ねていた別の知り合いに
村山さん(現三樹壮の持ち主)の碑が知覧にあったと教えられた事
そのため、屋久島を回って、知覧の武家屋敷などの歴史保全地区を周り
特攻隊の記念館を訪れました。
https://e.bme.jp/18/1835/2987/90793
ぜひ、みんなに行って欲しい。
17歳から20歳代のメンバーが最後に残した思いはどんな思いか。
親、妻への篤い想い、まだ見ぬ子供や小さな命への愛惜、
自らの命を捧げて日本の未来に託した想いは深く重い。
そんな、生死の狭間に身を置くなどの心境を感じて
「わたしは、後世のことを真剣に考えて行動しているのか」
「彼らが生きてたらどんな日本になっていたのか」
そんなことを考えさせられます。
だから、だれもが笑顔で挨拶を交わせる時代、地域であるよう
「政治に無関心でも無関係でいられない」
今年もよろしくお願いします
2025年が健やかな年であって欲しい
みんなが笑顔で暮らせる1年であって欲しい。
そう願っています。
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2025年01月06日
都道府県の較差こんなにも!!!
東京都は9月から保育料無償化の対象を第1子にまで拡大する方針にしている。
小池氏の知事選公約には「大学給付型奨学金制度の創設」も盛り込まれており、子育て支援策のさらなる充実が見込まれる。
近隣県の反発に対し、都は3県が受け取れる地方交付税を含めれば、財政状況に大きな差はないと主張。子育て支援の財源確保は、事業の合理化など自助努力によるところも大きいと説明している。自治体が政策の優先順位を付けて予算を振り向けるのは当然だとして、都庁内では「それで『格差』と言うのであれば、都道府県は要らなくなる」(幹部)といった反論も聞こえる。

しかし、企業が集中する地域に税収が集まりやすい地方法人2税(法人事業税、法人住民税)により、「東京が豊かなのは事実だ」との声は、自治体関係者の間で根強い。自治体にとっての「貯金」に例えられる基金残高を見ても、都は2022年度末で約2兆3600億円だったのに対し、3県は約2600億〜3900億円と桁が違う。
*画像をクリックして拡大
格差を解消するため、税源の偏在を是正する税制改正を求める声があるものの、実現を目指す場合、真っ向から対立する東京と他県との利害調整が必要。「石破茂首相の政権基盤が脆弱(ぜいじゃく)な中で、実現は難しいだろう」(中央省庁関係者)といった見方が一般的だ。
ところで、千葉県が神奈川、埼玉よりは基金残高があるというのは、グラフを見比べての意外な発見だった。
出典 JIJI.com(1/6)
小池氏の知事選公約には「大学給付型奨学金制度の創設」も盛り込まれており、子育て支援策のさらなる充実が見込まれる。
近隣県の反発に対し、都は3県が受け取れる地方交付税を含めれば、財政状況に大きな差はないと主張。子育て支援の財源確保は、事業の合理化など自助努力によるところも大きいと説明している。自治体が政策の優先順位を付けて予算を振り向けるのは当然だとして、都庁内では「それで『格差』と言うのであれば、都道府県は要らなくなる」(幹部)といった反論も聞こえる。
しかし、企業が集中する地域に税収が集まりやすい地方法人2税(法人事業税、法人住民税)により、「東京が豊かなのは事実だ」との声は、自治体関係者の間で根強い。自治体にとっての「貯金」に例えられる基金残高を見ても、都は2022年度末で約2兆3600億円だったのに対し、3県は約2600億〜3900億円と桁が違う。
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格差を解消するため、税源の偏在を是正する税制改正を求める声があるものの、実現を目指す場合、真っ向から対立する東京と他県との利害調整が必要。「石破茂首相の政権基盤が脆弱(ぜいじゃく)な中で、実現は難しいだろう」(中央省庁関係者)といった見方が一般的だ。
ところで、千葉県が神奈川、埼玉よりは基金残高があるというのは、グラフを見比べての意外な発見だった。
出典 JIJI.com(1/6)