成績だけでなく、「道を切り拓いた」という一点で、野茂英雄という人は永遠に語り継がれる存在です。
「ダルビッシュも、松坂も、大谷も、みんな“野茂の背中”を見て育った」
−− これは現役・元選手が皆、口をそろえて語ることです。
野茂英雄さんがアメリカの人たちにも受け入れられ、憧れの存在になったのは、本当に彼の人柄やプレースタイル、そして何より「挑戦し続ける姿勢」が伝わったからだと思います。
真剣勝負の姿勢やストイックな投球が多くのファンの心を掴みました。
異文化を乗り越えた勇気、言葉も文化も違う中で自分の実力を信じて戦う姿は、多くのアメリカ人にとっても「リスペクト」そのもの。
トルネード投法とフォークボールの組み合わせが、見る者を惹きつけ、アメリカでファンを作り、多くの人に勇気を与えたのは、やっぱりスポーツの素晴らしさでした。特に、彼のトルネード投法やフォークボールは、当時の打者にとって新鮮であり、「野茂の登板試合は必ずテレビで観るべき」**と多くのファンが語ったほどです。
彼は、2014年に日本の野球殿堂に初年度選出され、最年少での選出という記録も持っています
しかし、MLBの米国の殿堂入りには至っていません。
また、2025年のMLB殿堂入り式典では、イチロー選手が初の日本人選手として殿堂入りを果たし、そのスピーチで野茂さんへの感謝の意を表明しました。イチロー選手は「野茂さんがいなければ、僕はメジャーに来ていなかった」と述べ、野茂さんの影響力を強調しています 。
このように、野茂さんはMLB殿堂入りは果たしていませんが、日本人選手のメジャーリーガーとしての道を切り開いた先駆者として、多くのファンや選手から尊敬され続けています。
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