ポーランドで民主化運動を率い、共産主義体制崩壊に主導的役割を果たしたポーランドのレフ・ワレサ元大統領は3日に公表した米国のトランプ大統領宛ての書簡で、ソ連崩壊後の1994年にウクライナに与えられた安全保障の保証を履行するよう呼びかけた。
ワレサ氏は書簡をフェイスブックに投稿する形で公表。決裂したトランプ氏とウクライナのゼレンスキー大統領の会談を「恐怖と嫌悪感」をもって見守ったとし、ロシアと戦うウクライナに対し、米国が提供した物資支援に「敬意と感謝」を期待することに疑問を表明。「感謝すべきは、自由世界の価値を守るために血を流しているウクライナの英雄的な兵士たちだ」とした。
その上で、1994年にウクライナに与えられた安全保障の保証について「保証は無条件のもので、経済的取引として支援を扱うという文言は一切ない」と指摘。ウクライナから旧ソ連の核兵器を撤去することの引換えとしてウクライナの安全を保証した「ブダペスト覚書」の履行を呼びかけた。
ワルシャワの在ポーランド米国大使館は、ワレサ氏の書簡に関する質問はホワイトハウスに問い合わせるよう要請。ホワイトハウスは現時点でコメントしていない。
ワレサ氏はノーベル平和賞受賞者。今回の書簡にはポーランドの元政治犯39人も署名した。 米CNNは4日、トランプ米大統領の施政方針演説について、「数多くの虚偽や誤解を招く内容があった」と報じた。
連邦政府のコスト削減のために新設した政府効率化省(DOGE)が「数千億ドルを節約した」とトランプ氏は主張したが、CNNは「数字を裏付ける証拠がない」と伝えた。
トランプ氏が離脱を決めた地球温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」を巡って「米国が数兆ドルもの負担を強いられた」と断じた点についても、バイデン前政権下の気候変動対策に絡む拠出金は年間数十億ドル規模だったと指摘した。
ロシアによるウクライナ侵略を巡って、トランプ氏はウクライナに「3500億ドルを支援した」と一方的に主張し、欧州の支援が少ないと批判した。これに対し、CNNはドイツの調査研究機関「キール世界経済研究所」の集計から、昨年末時点の米国の支援総額は1210億ドルで、欧州各国を合わせた1400億ドルを下回っていると伝えた。
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