第45代アメリカ大統領、ドナルド・トランプの外交策では、ティーㇽという言葉と関税が頻発するようになった。その脇にマスクという、南アフリカ移民が写り込んでいて、移民政策や露・ウの停戦交渉をして、国連機関は黙ってみているようなのが、国際平和への微妙な事情であるにもかかわらず、残念だ。
第32代アメリカ大統領、セオドア・ルーズベルトは「相手の関心事を見抜く達人」といわれた。第32代アメリカ大統領、セオドア・ルーズベルトは「相手の関心事を見抜く達人」といわれた。
デール・カーネギー『人を動かす』にも「ルーズベルトは、誰か訪ねてくる人があるとわかれば、その人の特に好きそうな問題について、前の晩に遅くまでかかかって研究しておいたのである。ルーズベルトも、他の指導者たちと同じように、人の心をとらえる近道は、相手が最も深い関心を持っている問題を話題にすることだと知っていたのだ。」と記している。
対談やインタビューの名手といわれている人は、対談前に必ず対談相手の関心事について調べておく。
相手の直近の興味や関心事だ。つまり、「相手の関心事に関心を持つ」ということ。事前に下調べしていけば、「あなたに関心を持っています」ということは自然に伝わる。それは相手への「共感」でもある。
それは、田中角栄にも似ていて、ルーズベルトのしていた事を知っていた訳ではないだろうが、克明に会う人の家族関係、嗜好について秘書にまで伝えて、ぬかりなく話を展開していたという。
そして、ルーズベルトは原爆の製造への許諾を行ったのは、初期はアインシュタインらユダヤ系研究者がドイツへの対抗に核開発への進言をしたことに拠ったが、ある時期からその脅威に気づき、使用禁止の訴えに耳を傾けるようになっていたが、突然の逝去によって、副大統領・トルーマンが大統領となったことで、ルーズベルトの懸念は考慮されなくなったという。
田中角栄にあっては、列島改造論によって日本の幹線道を実現して全国に流通の道を行き渡らせた功績は大きい。しかし、金権政治の政治の先頭を切って政権運営をする手法は、首相の告訴にもなってしまって、堀の内の人になって亡くなった。
2025年03月29日
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