ツイている人は、「明るい言葉」「積極的な言葉」「前向きな言葉」「人を鼓舞する言葉」「自分を勇気づけるセリフ」などを多く使います。
絶対に否定的な言葉を口にしません。なぜなら、どんどんツキが逃げていってしまうからです。
アメリカでの調査で、1948年から1984年までの民主党と共和党の大統領候補が行った指名承認演説について行われた調査ですが、「暗いことを口にしていると、選挙に負けてしまう」という報告されています。
なんと調査した選挙の9割で、悲観的な演説をした候補者の敗北だったそうです。
ジミー・カーター、ウォルター・モンデール、ジョージ・マクガヴァンなどは選挙に負け、楽観的なことを口にしていたハリー・トルーマン、ジョン・ F・ケネディ、ロナルド・レーガンなどは、予想外の勝利を得ていたといいます。
暗いことなど聞きたくない悲観的なことを口にしていると、知らぬ間に人を遠ざけてしまうようなのです。
「なんとかする」「まったく問題ない」 と、解決するための言葉を使う人は、周囲の人たちを安心させるのです。
たとえ根拠などなくとも、「大丈夫だ」と声をかけてもらえると、それだけで嬉しいものです。そういう人は、人だけでなく、ツキにも恵まれるのです。
ついでにいいますと、「暗いことばかり口にする人は、早死にしやすい」 というショッキングなデータもあります。
これは、ハーバード大学の1942年から1944年にかけての卒業生が、25歳になったときに行われた調査です。
彼らの人生で起きたネガティブな出来事を、彼らがどのように解釈しているかが調べられました。
すると、ネガティブな出来事を悲観的に説明する人は、55歳になる前に全員が亡くなっていたのです。
つまり、ネガティブな出来事が起きたとき、 「イヤなことは起きたけど、それでも私は全然気にしていないんだ」 というように、前向きに説明する人ほど、長生きできるわけです。
悲観的なことを口にしないでいて、長生きできるというのは、それはツイている人間の証拠です。
そういう心がけが、幸福な人生をつかむには必要なのです。
マイナスの言葉、ネガティブな言葉、暗い言葉は、その人の日頃の生活習慣や、考え方や生きる姿勢などがにじみ出てしまうからだ。
本人は、一見ジョークのつもりで、ネガティブな言葉を使って笑いをとったつもりでいる。
やなせたかしさんは、「人生はよろこばせごっこ」だという。
どれだけ、相手の気分を上げることができるのか。
どれだけ、機嫌よくいきてけるのか。
どれだけ、笑ってもらえるか。
そして、どれだけ、喜ばせることができるか。
瞬間、瞬間、言葉を発するときは、常に明るい言葉に変換することを習慣にしよう。
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