アルミニウムが一番たくさん入っているのは、海藻や葉もの野菜です。日本人の生活で、一番多くアルミニウムを多く含むものは、皆さんが胃を悪くしたときに飲む芳香性の消化薬です。この消化薬の中には、1回1さじの中にアルミニウムが273.4ミリグラム入っています。1回分で水道水の量の10倍以上入っています。
あとはミョウバンの中にも結構たくさん入っています。漬物の色出しに使います。だから皆さん、黙ってもアルミニウムをたくさん食べているのです。アルミニウムでぼけるとか、アルミニウムでアルツハイマー病になるというのは、一切ウソですから心配しなくていいのです。胃腸薬の中に入っている理由は、胃酸を中和するために入れているだけなのです。
ミネラルウォーターに「天然水」と書くと売れるものの、実態は、空気中のゴミや虫や鳥のフンなどもろ過されずに入っている可能性がある自然の水の方が、電気分解、オゾン処理した水より安心という感覚を持っている人が多いのです。
皆さんの中には善玉菌を増やそうとしてヨーグルトを食べている人はいませんか。食べた菌はほとんど胃で分解されて、腸に届かないのです。大事なのは、腸で有用な菌を増やすことなのです。だから本当にヨーグルトだけでいいかとか、乳酸菌を食べればいいかというと、それもちょっとまだ分からないところがあります。
腸内細菌というのは腸の中にいる細菌のことで、善玉菌、悪玉菌とかよく言いますね。善玉菌というのはビフィズス菌とか乳酸菌です。この2つは同じではありません。乳酸菌は小腸にいて、ビフィズス菌は主に大腸にいます。乳酸菌は自然界に広く分布し、名前の通り乳酸を出して腸内環境を酸性に保ちます。一方、ビフィズス菌は人や動物の腸内にいて乳酸や酢酸を出し、悪玉菌を殺す働きがあります。どちらも必要なんですね。
逆に悪玉菌というのはウェルシュ菌やブドウ球菌など、臭いもの、人体に悪いものをつくるような細菌です。それ以外には大腸菌(無菌株)など、ほとんど何の役に立っているのか分からないような日和見菌というものもいます。腸の中では日和見菌がほとんどで、本当の悪玉菌というのは10パーセントくらいです。一方、善玉菌は20パーセントくらいです。
からだにエネルギーを蓄えるとはどういうことかというと、からだにグリコーゲンを蓄積させる、つまりエネルギー源であるグリコーゲンを筋肉に蓄積させることが必要になってくるのです。そのためにどうしたらいいか。これをグリコーゲンローディングというのです。グリコーゲンをからだにロードする、蓄積させるという意味です。方法は、2日前くらいから、お餅主体の炭水化物を摂ることが大切になります。朝から1日中試験を受ける前には、ご飯の量を増やす。分かりますね。油分はあまり摂らないようにして炭水化物を増やす。例えばおにぎりを1個、多く食べるとか、夜に炭水化物をちょっと摂ることをお勧めします。通常の食事よりも糖質をたくさん摂るようにすると、グリコーゲンローディングになることを覚えておいてください。だからテスト日の前は、少しご飯の量を多くするといいと思います。
成人及び高齢者に、筋トレを週2〜3日実施することを推奨する。
強い運動のときに使われるエネルギーは、糖の分解エネルギーです。脂肪はあまり使われないのです。だから100メートル走とか重量挙げばかりやっていると、糖が分解してからだの中に乳酸が蓄積します。疲労物質といわれている乳酸がたまると同時に、タンパク質も脂肪も分解されるのですが、その分解される分は非常に少ないことが分かっています。
石浦 章一 ---------- ----------
理学博士 1950年石川県生まれ。東京大学教養学部基礎科学科卒業、東京大学理学系大学院修了。国立精神・神経センター神経研究所、東京大学分子細胞生物学研究所助教授、東京大学大学院総合文化研究科教授を経て、東京大学名誉教授。専門は分子認知科学、分子生物学、生化学。難病の解明をライフワークに、遺伝性神経疾患の分子細胞生物学研究をおこなっている。著書に『理数探究の考え方』(ちくま新書)、『運動・からだ図解 脳・神経のしくみ』(マイナビ出版)ほか。
----------年を取れば取るほどおなかに脂肪がついてくることは経験があると思います。そういうときには脂肪を燃やしてなくしたいと思うのは誰でも考えることですが、そのときに強い運動をしたほうがいいのか、弱い運動をしたほうがいいのか迷いますね。高強度の運動というのは、全力疾走とか重量挙げです。高強度の運動をする場合と、有酸素運動といって軽いジョギングなどの低〜中程度の運動、最大酸素摂取量の半分くらいの運動があります。どちらがより脂肪を燃やすことができるのでしょうか。
運動している、歩いている、走っているということは、太ももが太いということになりますね。2009年に太ももが太ければ太いほど死亡率が下がり、太ももが細いと死亡率が上がる、体中に血流を送り出す太ももは太いほうが、死亡率が低くなることがわかった」というのです。例えば、太ももの周囲の長さが65センチの人の死亡率は、55センチの人の約半分というデータが示されたのです。
ふくらはぎを使うと血流が良くなるのです。血流がよくなると毛細血管へも血液が流れ込んでいきます。こうして体内に酸素が行き渡っていきます。だから激しい運動をしなくても、速歩きくらいで、結構、運動になっているのです。もうそれだけで寿命が違うのです。運動習慣を付けることがいかに大事か頭に入れておいてください。
「筋トレ(筋力トレーニング)」とは負荷をかけて筋力を向上させるための運動であり、自分の体重を負荷として利用する自重トレーニング(例:腕立て伏せやスクワット)やウエイト(おもり)を負荷として利用するウエイトトレーニング(例:マシンやダンベルなどを使用する運動)がある。成人及び高齢者に、筋トレを週2〜3日実施することを推奨する。
強い運動のときに使われるエネルギーは、糖の分解エネルギーです。脂肪はあまり使われないのです。だから100メートル走とか重量挙げばかりやっていると、糖が分解してからだの中に乳酸が蓄積します。疲労物質といわれている乳酸がたまると同時に、タンパク質も脂肪も分解されるのですが、その分解される分は非常に少ないことが分かっています。
一方、有酸素運動をすると、時間がたつとともに脂肪が燃えていくのです。エネルギーとして脂肪を使うようになります。だから有酸素運動をしなさいと言われるのです。出てくる乳酸の量も有酸素運動のほうが高強度の運動に比べて少ないことが分かっています。
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