毎日新聞(5/25)
有機フッ素化合物の「PFAS」のうち、有害性が指摘されている2つの物質について、千葉県柏市の井戸水から国の暫定目標値の最大30倍の濃度が検出されました。柏市内では少なくとも5年前から、隣の白井市との境界を流れる川で2つの物質を合わせた濃度が国の暫定目標値の1リットル当たり50ナノグラムを上回って検出されており、周辺で調査が進められています。
ことし3月には、海上自衛隊下総航空基地に近い水路の4か所で、いずれも国の値の10倍以上の濃度が検出され、市は4月、周辺の84本の井戸で追加調査を行いました。
その結果、このうち飲み水として利用されているものを含む18本の井戸の水から暫定目標値を超える濃度が検出され、最大で30倍に上ったということです。
これまでのところ体調の異変に関する情報は寄せられていませんが、市は調査の結果を周知し今後は飲まないよう呼びかけています。
市は今後、さらに調査の範囲を広げるとともに、県と連携して原因の特定を目指すとしています。
NHK(5/23)
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海津にいなは、NHKのクロースアップ現代で、都水道局などを含む、全国各地のPIFAS汚染の報道を目にし、白井に近いことや、下総基地に至近であることから、当市にも少なからず影響があるのではと危惧していました。そこで、3月の我孫子市議会において、白井市、柏市でのPIFAS検出がされたとの報道に対して、当市の水道局の対応を質疑しました。
我孫子市水道局も水質調査においても、数年前より国の指示によって、PFASを水質調査の項目に加え、監視を強めてきたとの答弁を得ていました。水質検査は専門機関で継続的に調べてきており、我孫子市水道局の取水地からは、PFASの検出はみられないレベルであるとの報告でした。この理由としては、下総基地のある鎌ヶ谷、柏、白井とは下手賀沼との流域が違うことが影響を受けていない理由ではないかとの分析をしていました。つまり、我孫子の水道は、北千葉上水(利根川の水)よりの取水が主であり、湖北地区で地下水からの取水はされるが、水脈が違うとのと、高度オゾン処理をしてきたという点も影響が出なかった点ではないかということでした。
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