昨今、脳は生涯成長するという見方がスタンダードになりつつある。脳内科医 加藤俊徳氏は「脳の学校」代表。小児から高齢者まで1万人以上の脳診断と治療を行う。『すごい脳の使い方』(サンマーク出版)など著書多数
「脳には一生かかっても使いきれないほどの“潜在能力細胞”が存在し、これを目覚めさせれば老後も若々しい脳を維持できるのです」
脳は思考系脳番地、運動系脳番地など8つに分類され、“変化”が刺激になる脳番地をそれぞれが疎かにならないよう変化を意識した生活をするべきだと提唱する。「40代後半になると脳の萎縮にも影響する老廃物が溜まりやすくなることもあり、老化が顕著になり始めます。中でも、特に、40〜50代男性は気をつけて欲しいが、老化の岐路に立たされていると加藤氏は指摘する。中年男性は物事や言葉を理解する脳番地が衰えやすいそうで、マンネリ化した仕事をこなすだけの日々は危険。すぐに行動改革を意識すべきだ。
「脳は大きく8つの番地に分類できる。中年男性は新たな知識習得や挑戦を怠りやすく、物事や言葉を理解する脳番地が衰えやすくなっています」
些細な変化を試すだけでかまわないという。“コンビニで新商品を買ってみる”、鼻歌を歌いながら料理するなど2つの動作を同時に行うのもいい。また、利き手と反対側でスマホを操作する、だけでも脳に刺激を与えます。
行動を変えれば、脳も必ず変わってくれる。
2024年05月02日
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