国際非政府組織(NGO)の「ガールズ・ノット・ブライズ」(Girls Not Brides)によると、ガーナの女性の19%は18歳以前に結婚する。15歳の誕生日を迎える前に結婚する女性の割合も5%に達することが分かった。ガーナ法によると、18歳未満の結婚は禁止されるが、現地では早婚の風習が続いている。
3日(現地時間)、英BBCなど外信によると、3月30日、ガーナの首都アクラで、ヌングア原住民共同体の大祭司であるヌウモ・ボルケッティ・ラウェツルさん(63)が、同じ原住民共同体の12歳の少女と結婚した。ソーシャルメディア(SNS)には結婚式当時の映像が拡散し炎上した。つまり、映像に一部の招待客が12歳の花嫁に「夫を誘惑する服を着なさい」「性的魅力を高めるために香水を使いなさい」などと発言して、年齢差の大きいのに、少女に性関係を暗示する発言が含まれて衝撃を与えた。該当共同体の原住民指導者たちは「大衆の怒りは無知から始まったもの」と反論した。ある指導者は「司祭の妻としての少女の役割は伝統と慣習に従うこと」とし「少女は6年前から司祭の妻になるための儀式を始めた」と主張した。同時に「早婚の過程が少女の教育を妨害するわけではない。この少女は出産計画もある」と伝えた。
ガーナで結婚できる法的最低年齢は18歳だが、それより6歳年下の少女と結婚した事に、現地でも「司祭を含め、今回の結婚計画を立てた人々を逮捕せよ」という声が上がっている。
ガーナ小児科協会は声明を出し、「社会の影響力のある指導者が公開的に早婚を承認したり擁護したりするのは、小児性愛のような逸脱行動を大胆にする可能性がある」と批判した。
現在、少女はその母親と一緒にガーナの警察が保護している。ガーナ警察は「社会保護省など部署と協力して必要な支援を提供する」と明らかにした。
参照 中央日報(4/4)
2024年04月05日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック