佐々木は高校1年生の春からベンチ入り。身長184センチ、体重114キロの大きな体で本塁打を量産した。高校通算140本塁打は歴代最多とされるが、ドジャース・大谷翔平投手を高校時代に指導した佐々木監督は「大谷よりも本塁打を打っているんですけど、彼(大谷)はここからどこまでこの能力が伸びていくかなと感じました」と振り返る。
「麟太郎の場合は、才能というよりは努力でここまで来た人。伸びしろ的なことで言うと、正直、雄星や大谷よりは感じていない」。父ではなく、監督としてフラットな視点で見る。一方で、3年間で胸郭出口症候群の手術や背中の負傷など怪我にも苦しんだ。その分、十分にトレーニングができない時期もあった。
「彼に可能性があるとすれば、筋力をつけきれなかったというのも実際のところなので。その点はまだ伸びる可能性はある。あとは本人次第かなと思います」
大谷も花巻東から日本ハムを経由してメジャーで二刀流という偉業を成し遂げた。麟太郎の異例の挑戦も、可能性を広めると考えている。「打てないとか守れないとかっていう風にも言われる選手なので。そういう意味では長所を生かしてくれる、特に向こうへはOPSが非常に大事にされるのでそちらの方があっているのではないかと思います」。伸び伸びとした環境でやってほしいと願う。
麟太郎自身も「大変な思いもたくさんした」と言語の壁や慣れない環境への苦労を口にしていた。佐々木監督も「できるだけ早くアメリカに慣れてもらいたいなとは思っています」。米進学に道しるべはない。自らが切り開くことを父も信じている。
出典 Full-count(2/20)
こうした才能と意欲のある若者を惹き付ける米国の底力だと思える。
岩手の自然、精神力、学ばせる大人たちの姿勢も見事だと思える。
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