経済効果・NETがチケットやグッズの販売、交通費などのファンの直接的な消費から、公演に関係するものの原材料費などの間接的な波及効果までを推計し、算出した。公開されていないデータは、同サイトが過去に分析した音楽イベントなどをもとに推定したという。
4日間のチケットは完売し、入場者数は22万人が見込まれていることから、チケット販売約54億円▽グッズ販売約34億円▽来場のための宿泊費約10億円▽交通費約8億円▽主催者の事業費約40億円――などの直接効果が計約156億円あるとし、これに間接効果として計約183億円を見込んだ。観客1人当たりの経済効果は約15万円と試算した。
ドームで単一開催 交通・宿泊利用
同サイトの主任研究員、江頭満正氏は「チケット販売に対する経済波及効果は6・3倍に上る。音楽イベントとして優秀な経済活動」と評価する。
経済効果を押し上げた要因のひとつは東京ドームでの単一開催だという。東京を目指して全国からファンが足を運ぶため、交通費が高くなり、コンサート前後に宿泊施設の利用も考えられる。
もうひとつの要因が、高額チケットだ。東京ドームで開催されるソロアーティストのチケット相場はアリーナ席で1万〜1万5000円程度。一方、スウィフトさんのチケット価格は税込みでアリーナ席は3万円、ステージに最も近いVIP席では12万2800円にも上る。
グッズ売り上げ増や訪日客効果も
そして、江頭氏は試算した経済効果を上回る可能性も示唆する。グラミー賞受賞のタイミングと重なったことから「受賞年が入ったグッズの売り上げが予想より伸びる可能性がある」という。
今回の経済効果は、日本国内に住む人の利用だけを対象に試算している。「インバウンド(訪日外国人)を呼び込み、観光などにつながれば、波及効果はさらに大きくなることが考えられる」(江頭氏)という。
米調査会社クエスチョンプロの試算によると、23年の全米ツアーの経済効果は50億ドル(約7400億円)とされている。
彼女の人気は前例のないレベルに達している。Mornig Cosult社による2023年3月の調査では、アメリカ人の53%がテイラー・ファン、16%が熱狂的ファンと自負していたが、これはツアー開始前の統計であることから、現在のファン比率は更に拡大していると考えられる。
NPS(Net Promoter Score)は、友人に商品やブランドを推薦するレベルを−100から+100で数値評価する指数だが、テイラーは68ポイントを獲得していて、Apple、COSTCO、Ritz-Carlton、サウスウエスト航空などと並び、アーティストとしては最高位である。また、QueitinPro社の調査では、エラズ・ツアーのチケットを購入したファンの1興行あたりの平均支出は1327ドルで、予算を720ドル上回ったものの、91%の観客は「もう一度行きたい」と希望していて、この内大半が18歳から64歳の女性であった。
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