2020年11月にジョー・バイデンが次期大統領となって、翌年2月に国連大使に指名されたのが、リンダ・トマス=グリーンフィールドだった。
ドナルド・トランプ政権発足では、2017年1月の「国務省幹部の粛清」に遭って解雇されていた。同年秋から2019年春までジョージタウン大学にアフリカ研究の特別研究員として在籍、現在も同大学の非常勤研究員となっている。アフリカ諸国などにおける中国の「有害な軍事力」と「借金戦術の罠」に警鐘を鳴らした。
パレスチナ問題については、ボイコット・投資撤収・制裁運動を反ユダヤ主義に等しいとし、イスラエルが不公平なまでにやり玉に挙げられることに反対すると述べている。
1952年11月22日にルイジアナ州ベイカーにて、日雇い労働者の父と調理師の母との間に8人兄弟の黒人一家の第1子として誕生した。1974年にルイジアナ州立大学を卒業し、その翌年にウィスコンシン大学マディソン校で公共経営の修士号(MPA)を取得した。
1982年に国務省に入省。人口・難民・移民問題担当国務次官補(2004年 - 2006年)、アフリカ担当第一国務次官補(2006年 - 2008年)、駐リベリア大使(2008年 - 2012年)、外交局長兼人的資源部長(2012年 - 2013年)[7][8]、アフリカ担当国務次官補(2013年 - 2017年)などを歴任し、スイス(国際連合アメリカ合衆国代表部)・パキスタン・ケニア・ガンビア・ナイジェリア・ジャマイカに駐在の経験を積んだ。ジョー・バイデン政権で復権し、現在にいたる波乱万丈の女性である。
出典 Wikipedia
2023年12月05日
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