これに対してファイナンシャルプランナー・畠中雅子さんはこうアドバイスする。「これまで、安価で入居できる高齢者施設としては、『特別養護老人ホーム』の人気が高かったのですが、あまり空きが出ないうえ、2021年度以降、資産が500万〜650万円以上ある人の入居費用が高くなりました。かといって有料老人ホームは、入居費用が高額。老後資金がないと、介護が必要になったとき、『ケアハウス』という新たな選択肢を覚えておくといいと思います」(畠中さん)
「早めに高齢者施設に住み替え、主に年金で入居費用が賄える施設を探して、老後資金について不安に思う必要はありません。なかでもいまは、入居費用や月々の費用が安い『ケアハウス』がおすすめです」 老後の生活を考えるとき、大金を貯金しなければと思いがちだが、介護が必要になったとき、どこに住むかまで道筋を立てておけば問題ないのだと、畠中さんは言う。
入居時は自立が原則だが、入居後は要介護3くらいまでは継続して住み続けられる。要介護度が上がると、特別養護老人ホームへの入居申請をして、待機していれば何とかなる。
ケアハウスの利用料金の一例
充実した施設と環境のよさで、畠中さんが注目するケアハウスのひとつに「ケアハウス すずらん苑」(埼玉県蓮田市)がある。代表の岩田尚明さんに、具体的な費用を聞いてみた。
「利用料金は、施設や入居者の収入によって異なりますが、当施設の場合は、入居時に納めていただく管理費の額(満額は629万円)によって月々の利用料金が異なります。たとえば、最初に629万円全額をお支払いいただければ、月の利用料は約6万5000円。200万円なら約8万円になります。管理費については、途中退居の場合、減価償却分を差し引いてお返しします」
すずらん苑の場合、自立して生活ができる要介護2までの人が入居対象だが、要介護3になっても同じ建物内に特別養護老人ホームが併設されているので安心である。
出典 マネーポスとWeb(9/1)
【関連する記事】
- 秋、靖国神社にも行きました
- 中国からの渡航控えの呼びかけ
- 歌心りえ(50才)の歌唱、韓国で感動を呼ぶ
- 100才を全うした映画の鬼才・新藤監督
- 「質問通告遅いから」は事実誤認
- 深夜にも対応の高市首相、上手に休め
- さなえのミックス始動
- こんな米国
- War Guilt Information Program(戦争罪悪感情報計画)..
- 韓国で日本の歌が大人気!?
- 一人旅の旅先えらび
- 21日、首相指名選挙
- 731部隊映画が公開延期に 原因不明、不満の声も―中国
- ハーンと妻・セツ
- イタリア映画「海の上のピアニスト』
- ベルリンの少女像、撤去に応じず
- エマニュエル・トッド氏、グローバリズムの変容を説く
- 交流会のご案内
- 北川進氏にノーベル化学賞
- ノーベル生理学賞、坂口教授らに決まる


