米国在住の知人から、メールが届いた:
「今年のカナダの森林火災も色々な角度から分析してみると、事前に出来る事があったのに対策を取らずに、政府の対応に問題があった可能性大。東日本大震災と福島から放射能被害が広がる地域が分かるのに、SPEEDYがありながら肝心な時に対処せず、ホットスポットの影響が広がったあの時のように、人災だと思う。
今回のハワイ・マウイ島で起きた山火事について、電線が火災の原因になるのは、カリフォルニアなど米国各地で過去に起きた森林火災と似ている。地元の市民は、ハリケーンが起きていたので、人為的に停電にするべきだったと、Hawaii Electricを訴えをおこしている。
貯水池への送水の遅れで、地元の人達が消火活動出来なかったり、サイレンが鳴らなかったり、交通渋滞で市民の避難に影響が出たり、又、ハワイには大規模な米軍基地があるのに、どうしてそこから人命救助に出なかったのか、不可解な点があります。日本では、その後、どんなふうに報道されていますか。」
海外のニュースもちゃんとウオッチしておきたいけれど、知人らの話をかいつまんで知っておくと気づきになる。そもそも、島内で水の利権を巡って闘争があったり、その他にも外来種の問題も起きていたのだそう。これまでの色々な問題の未解決が重なっていたというのは、自治体の機能低下ともいえるし、今回は家屋の焼失と死亡者、行方不明者が増えたってことも、様々な要因が複雑に絡まり合っていたことが、見え隠れしてる。事態の側面を多面的に理解するのに、多くの情報源を持つことが対処のキッカケになると改めて感じた。
115人の死亡が確認された米ハワイ州マウイ島の山火事で、グリーン州知事は、陸上での捜索活動が終了したと明らかにした。
山火事の影響は大きい。発生直後、旅行の日程を繰り上げるなどして数万人が島を去った。島内で複数のコンドミニアムを旅行者に貸す男性(56)は、「10月まで入っていた予約がすべてキャンセルされた」と話した。州当局によると、8月上旬に130件だったマウイの失業手当の申請数は、火災後に4449件まで跳ね上がった。
観光業は、マウイの生命線だ。島の観光当局によると、過去最高だった2019年の約305万人には及ばなかったが、22年は約291万人の観光客が訪れ、56億9000万ドル(約8335億円)の消費を生んだ。島の経済開発委員会は「島のすべてに観光産業が関連している」と説明する。
被災地は西部ラハイナなど一部だが、旅行者に訪問自粛ムードが広がっている。住民らは復興のためにも来訪してほしいと呼びかけている。
外来種の問題や、島内で水の利権を巡って闘争があったり、色々な問題が複雑に重なった結果、家屋の焼失と死亡者や行方不明者が増
2023年08月25日
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