デイヴィッド・J・ポーレイ『あなたの心の「ごみバケツ」を空にする本』イースト・プレス
乗ったタクシーの前を急に横切る車があった、その運転手は横暴な相手ににっこり手を振った。
これがが今、「ごみバケツ」の法則と呼んでいるものの原型となった。
彼はこう言ったのだ。
『お客さん、こういう仕事をしているとね、ああいう「ごみバケツ」みたいな人にしょっちゅう会うんですよ。
彼らの心の中は、不満、やり場のない怒り、落胆といった感情の「ごみ」でいっぱいなんです。
「ごみ」がたまって、心のバケツからあふれそうになると今度は捨てる場所を探す。
その時、お客さんがそばにいれば、 お客さんに「ごみ」を投げ捨てる。
相手はお客さんでなくてもいい、捨てさせてくれれば誰でもいいんです。
だからね、「なんで自分がこんな目に!」なんて思う必要はありません。
ただ、 にっこり笑い、手を振ってやりすごし、幸運の一つでも祈ってやればいいんです。』
心のバケツに「ごみ」がたまると、ごみで一杯にになったとき、それが外にあふれ出す。
反対に、心のバケツに「愛」がたまると、愛で一杯になったとき、それが外にあふれ出す。
ごみとは、不平不満、グチ泣き言、悪口文句、怒り失望…
愛とは、うれしい、楽しい、感謝、幸せ、ゆるし、笑い、希望…
心に「ごみ」が一杯たまってあふれ出したとき、その対象は誰でもいい。
怒りや、不平不満が周囲に、ほとばしる。
だから、「なんで自分がこんな目に!」なんて思う必要はない。
にっこり笑って、手を振ってやりすごし、幸運の一つでも祈ってやれる人でありたい。
2023年05月20日
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