「宣伝したり、弁明しない、やるべきことを誠意をもって、やり続けることで、日本は世界から信頼を得られると考えます。」と日本人初の国連難民高等弁務官、アフガニスタン支援政府特別代表を歴任した、緒方貞子さんが言われた言葉を今も覚えている。欧米のように、国際社会に多くの支援をしていることを日本ももっと宣伝すべきではとの私の質問にそのように答えて、泰然としておられた。ご自身の信念でもあったろうし、女性、男性というのではなく、人間としてきちんと向き合って、答えてくれた、人生を通しての考えであったのであろうと感銘をし、日本人としてすばらしいと、納得させられた。
もう一人、多くを語らず、黙々とやるべきことを真摯に重ねて、人としての信頼を重ねていく日本人、それが今、まさに大谷翔平選手だ。
日本の近代史を振り返ると、世界を相手に精神論で戦争して、物量の差に敗戦を経験して、そして不戦の誓いをした。
ロシア、中国、北朝鮮、太平洋を隔てて米国と対峙する日本は、米国と比べて国土は25分の1,長い歴史は約7倍以上と言え、国際社会でその動向が注目されるのは、今さらながら、他をも思う文化というものかもしれないと思えてきた。百年や2百年くらいでモノを見ない、皆が続いていけるために、力ではなくて、徳をもって示せるようにならないと、他から支えられず、自らを堕としていくことになる。そういうことかな、と思って、当座の不幸を堪えて、成すべきことをなしていけば、人はそれを認めて理解してくれると、いうことかなと古稀まじかに海津にいなも腑におちてきました。
一定程度の教育を受けて、困らない暮らしをして、楽しみ、嗜みをもち、他と友好して文化が蓄積される、そういう人やまちが結果的に称賛を得て、そして、そこに住む人々が輝いてくるのではないか・・・・。
4:44〜 日本は文化のコンテンツ
6:15〜 中国人の反論、日本人の職人気質
上記は、ほめ過ぎな感じもあるが、改めてそうだと思う部分もあった。いつか、認められ、称賛される経験をして、ようやく身に着くので、これを語り継ぐことは、人の世の強みになる。
2023年08月05日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック