ウクライナーロシアで日々続く戦闘状況の報道に、なす術がない世界に無力さを感じ、人類がけして平和構築に努力してきているのかと、懸念ばかりだ。そんな中で、素晴らしい成果をひたすらつき走る日本人の好青年、野球界のスパースター大谷翔平の姿に感銘を受ける。
米メディアは二刀流スーパースターの漫画的な活躍に言葉を失いつつあるようだ。エンゼルス・大谷翔平投手(28)が27日(日本時間28日)の本拠地ホワイトソックス戦に「2番・投手兼DH」で先発出場し、6回1/3を102球、4安打10奪三振1失点。打っても初回の第1打席で放った先制の27号ソロ、7回の第4打席での28号ソロを含む3打数3安打2打点をマークした。
4―2で勝利したチームに投打で大きく貢献し、これで自身も投手として菊池雄星(ブルージェイズ)と並び今季の日本人投手最多タイの7勝目、防御率3・02、1投球回あたり何人の走者を出したかを表す投手指標のWHIPも1・04とした。今季6度目の2ケタ奪三振で今季通算127奪三振となり、パブロ・ロペス(ツインズ)を抜いてア・リーグ2位に浮上し、MLB全体でも3位となった。
打者としてもリアル二刀流≠ナ自身初の1試合2本塁打を叩き出し、ア・リーグ本塁打争いでも2位のルイス・ロベルト(ホワイトソックス)に6本差をつけてトップを独走。MLB全体でもナ・リーグ1位のマット・オルソン(ブレーブス)に3本差をつけ、トップの座をひた走っている。打点(64)、出塁率と長打率を足した打者指標のOPSも唯一の1点台(1・040)でいずれもMLB全体でトップを堅持。今季8度目の1試合3安打以上で打率3割4厘とし、再び3割にまで乗せた。
米スポーツ専門局「ESPN」は投打にわたる大谷のさまざまな記録のうち「約60年ぶりの快挙」にも焦点を当てている。同局は「ショウヘイ・オオタニのパワーと投球術のコンビネーションは、球界のどの選手よりも優れている」と評し、ア・リーグの先発投手として1試合2本塁打以上、10奪三振以上を記録したのはインディアンス(現ガーディアンズ)のペドロ・ラモスが1963年7月31日(現地時間)のエンゼルス戦(ダブルヘッダー第2試合)で成し遂げて以来となったことを説明している。
エンゼルスのフィル・ネビン監督はこの日の試合後、大谷について「今まで見たことのないものを毎日見ているし、それを当たり前だと思わないようにしているよ。私たちの多くがそうだとは思わないようにしている」とコメント。
大谷は一体、どこまでわれわれを驚かせ続けるのだろうか。米メディアは信じられないような暴れっぷりを見せつけるスーパースターの一挙一動に熱い視線を送っている。
出典 東スポ(6/28)
2023年06月29日
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