5月30日、愛知県の男性カップルが同性同士が結婚できないことが憲法に反するとして国に賠償を求めた訴訟に対し、名古屋地裁が「同性婚を認めないのは違憲」との判断を示した。同様の判決は、札幌地裁に次ぐ2件目だ。
その他、2022年6月の大阪地裁では「合憲」、2022年11月の東京地裁では「憲法違反ではないとしながら“違憲状態”」とされている。「違憲」あるいは、「違憲状態」の判決が3例も言い渡されたことは、確かに歴史的な出来事だ。同性婚が認められなのは、「法の下の“不平等”」だろうに。
政権与党内で不適切な発言の数々もあり、であればこれらも含め、もはやすべて違憲判決にしたらどうか。
あるいは、ジャニー喜多川氏に少年たちへの性加害問題もさらなる真相解明が急がれている状況。
長寿番組「新婚さん、いらっしゃい」では、フランスで同性婚が認められた2013年、前司会者の桂文枝がフランスで公開収録を行った際、同性カップルが出演していた。洒脱な会話が得意の桂三枝の名物司会から、藤井隆に司会が代わって、今回は、フランスで結婚届をだした、日本人とウクライナ人のカップルが登場した。ブロワ市庁舎で婚姻届を提出したとき、市長が立ち会ったエピソードも披露された。
市長は彼らを前に、「愛があれば、私たちは受け入れます」と話したのだ。政治的な詭弁(いや駄弁か)ではなく、ひとりの人間としての誠実な言葉を発していたのは、成熟した社会、多様な人を受け入れる底力だろう。そして、今回の番組を見た視聴者なら、新婚の彼ら二人から、多幸感以上に強い“メッセージ”も受けたのではないだろうか。
参照 女子SPA(6/7)
2023年06月12日
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