もちろん避けられない出来事からは、逃げるのは無理。だったらとことん楽しむのが勝ち。「ありがとう、うれしい」は魔法の言葉だと田村さん。同じ一日を生きるなら、憂鬱よりもハッピーがいいに決まっているし、「ありがとう、うれしい」を唱えれば、自分にもキラキラパウダーがふりかかるかるでしょう。「心配事がほとんど消えていくような気がする」というのは、すでに田村さんの笑顔が実証していますよね。
田村さんの食事も豊かでユニーク。朝食に作るのはオムレツですが、たまねぎやジャコやナッツを混ぜて、サラダも添えて、毎朝違うものを食べるそうです。「アドリブとアレンジが生きがい」という一皿には、リンゴや玄米のおむすびが加わったり、彩も鮮やか。目にも心にも、ときめきがあふれてきます。
「健康法はほとんど暗示」。なるほど。流行りの健康法がすべての人に効果があるとはかぎりません。だから「みんな自分で勝手に決めればいい」。食事や健康法も、「わたしにとっては」でオールオッケー。それが潔くてかっこよくて、楽しい装いが周囲まで明るくしてしまうのです。
片や、歌手・北島三郎さんは、デビュー以来馬主として関わりをもち、その愛馬の活躍でも一稼ぎどころでなく話題をさらっている。しかし、ご本人は、80歳を手前に2016年に頚椎症性脊髄症の手術、2019年には自宅で転倒し両足の指を7本折るケガをしてから、車いす生活であり、歌番組に顔を出すにも車いすとなっている。
長嶋茂雄さんが東京女子医大病院へ搬送されたのは、2004年3月4日早朝でした。長嶋さんの場合、脳梗塞の中でも心原性脳塞栓症というもので、これは心臓でできた血の塊である血栓が脳に達し、脳の血管を塞いでしまったのです。発症から3時間以内の処置であれば詰まった血管内から血栓を取り除いてやれば血流の再開されるが、脳梗塞などが発症した際の初期処置までの通常発症後3時間以内の処置が事後の分かれ目と言われていまるが、その3時間を遥かに越えていた。妻・亜希子さんは長嶋さんが脳梗塞で倒れた一年後に夫との別居を決意。
亡くなる前日の夜には、息子の長嶋一茂さん夫妻と双子の孫と都内のホテルで会食を済ませ、一茂さんの車で帰宅する途中で亜希子さんは呼吸困難になり、急遽病院に向かったそうですが病院に到着した時に亜希子さんの意識はなかったそうで、そのまま一夜が明け、2007年9月18日に明け方のAM4時33分に亡くなっています。64歳でした。