英国では2019年、ネオナチの10代の少年2人がSNS上で、メーガン妃が白人の父と黒人の母の間に生まれたということで、結婚したヘンリー王子を「人種的な裏切り者」と呼び、王子を暗殺すると脅迫するなどしたことで、テロ関連の罪で実刑判決を言い渡された。
今年6月にはロンドンで、ヘンリー王子がメーガン妃と結婚したことや、夫妻に子どもが産まれたことを理由に「反逆罪で王子を死刑にすべきだ」とポッドキャストの番組内で発言した男2人の裁判が開始されている。
また、ロンドン警視庁の元警視監(11月28日に退任)のニール・バスーはTV局チャンネル4のインタビューに応じ、メーガン妃は極右の標的とされて、”非常に不快な、かつ現実的な”脅威にさらされていたと明かした。メーガン妃に送られたようなメッセージを受け取った人は誰でも、「常に命の危険にさらされていると感じるはずだ」と語っている。
バスーによると、グレーター・ロンドンの大半を管轄するロンドン警視庁のテロ対策司令部にはメーガン妃に対する脅迫について調査を行うチームがあり、実際に訴訟を起こしたケースも複数ある。同妃が命を狙われることについてバス―は、英国内で極右過激派によるテロが増加していることも、関連があると指摘している。そうしたテロの脅威は現在、バス―が任官して以降、最も急激に高まっているという。
出典 Forbes JAPAN (12/1)
2022年12月09日
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