「日中国交正常化50周年記念慶典」の式典記念イベントが、29日に東京都内で開催される。日中国交正常化から50年を迎えるのを記念し、日本の外務省、日中友好7団体、在日中国大使館などの後援で準備され、16日には北京五輪に参加したフィギュアスケート男子の羽生結弦さんが特別ゲストとして参加すると発表されていた。
蔣暁松実行委員長は羽生さんに出演を依頼した理由について「中国でも日本でもたくさんの人に愛されている。いろんな困難にチャレンジし、若い人たちの一つの模範としてみんなに愛されている」と説明。出演の内容については「シークレット」(早川泰雄事務局長)だとした。
24日、北京市内では現地の日系経済団体などによる記念イベントが始まっていた。北京市中心部のショッピングモールで現地の日本企業を中心とする実行委員会と、中国公共外交協会が主催した記念イベントは、日本料理と中華料理を組み合わせた創作メニューの紹介、オンラインを通した双方のミュージシャンのコラボレーションなどのほか、日本の食品、自動車メーカーなどがブースを出した。
険しい国際情勢もあって祝賀ムードは限定的となっている。関係者によると、中国当局からイベントの開催許可が出たのは、9月に入ってから。中国の「ゼロコロナ」政策の影響もあるが、ペロシ米下院議長の訪台などで深まる米中対立の下、日中の政治状況が緊張含みで推移していることが影響したとの見方は強い。
参照 朝日新聞デジタル(9/24)
2022年09月26日
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