米国のラーム・エマニュエル駐日大使は2日、東京・丸の内のパレスホテル東京で開かれた読売国際経済懇話会(YIES)で講演し、日米同盟について「『守りの同盟』から『打って出る同盟』に変革しつつある」と述べた。
講演は「日米同盟の将来」をテーマに行われた。エマニュエル氏は日本が国内総生産(GDP)比2%を念頭に防衛費の増額を検討していることについて、「称賛する」とした。その上で、「抑止力の一環としての反撃能力の議論は重要だ」と期待感を示した。
経済安全保障については、「中国は、経済的威圧や知的財産の窃盗などのルール違反をしている」と名指しで批判し、対策強化の必要性を訴えた。
講演では元駐米大使の佐々江賢一郎がモデレーターを務めた。
出典 読売新聞9/2
2022年09月07日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック