なかでもやはりピアノは人気が高くて、筆者の周りでも「電子ピアノを買った」という知人がちらほらいます。そこで今回は、おうち時間にピアノの練習にトライする皆さんに向けた企画!「ピアノ上達のために大事なこと」を、ピアノの先生に聞いてみました。
楽器のレッスンは密空間になりやすいため、コロナ禍で一時期はお休みしている教室もあったようですが、最近はオンラインレッスンも増えてきました。コロナ禍がなければ、オンラインで講座をやることはなかったと思います。実際にやってみると、意外とできるものだなあという印象です。メリットとしては、カメラで手元をズームして配信することによって、先生と生徒がお互いに指を集中して見ることができて、指導がしやすい面もあります。
もちろん、どうしても難しいことはあります。ピアノの場合、低音が長く伸びないといったように、生で聞く場合との聞こえ方の違いは出てきてしまいますから。しかしそれを踏まえても、ある程度はオンラインでもレッスン可能なのだというという感覚です」
「電子ピアノが普及することで、多くの人がピアノに触れる機会が増えるのはうれしいですね。何もしないよりは、電子ピアノでも練習したほうがいいですから」と言います。
ただ、電子ピアノで練習するときの大きな注意点として、「鍵盤のタッチ感」や「音の余韻」について語ってくださいました。
「住宅事情でどうしても電子ピアノしか設置できないなら、できるだけ弾いたあとの感覚があるようなグレードの高いものを選んだほうがいいですね。それにピアノ練習では、音の余韻・残り方も重要です。そこで演奏者の耳が鍛えられるわけです。その再現性が低い電子ピアノを選んでしまうと、耳の練習にならないのです。ちなみに、サイレントピアノでしたら、音の余韻も含めて十分勉強できるという印象です」
「ピアノ上達のコツとは?」という筆者の漠然とした質問に対し、池川先生が大前提としてあげたのは、「音や楽曲を聞いたときに、自分の心がどんな風に感じたかを大切にすること」でした。
「“やさしい音”とか“きれいな音”とか“気持ちのいい音”といったように、実際に鳴っている音を自分の心がどう感じたか。それを把握することがまず大事です。これは、大人でも子どもでも同じです」(以下、カッコ内太字は池川先生のコメント)
大人の指には筋力がありますから、鍵盤を押せば最初からそれなりに音を響かせることができるのですが、感覚が付いてこないんですね。
子どもの場合はその逆で、指に筋力がないので、すぐに鍵盤を押すことができません。指の筋力を養うのに時間がかかります。しかし子どもは頭で考えすぎることはあまりないので、音楽に対する感覚的なもののほうが先に育つ傾向にあります」
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