浜松市感染症対策調整監 矢野邦夫医師は、第一静岡テレビ(1/20)において、「今後どのくらい感染者が増えるか予測するのは難しいですが、南アフリカを参考にすると、3週間かけてピークがきて、5週間かけて減っていった。日本は1月3日の週に始まっているので3週間後というと、1月24日の週が一番感染者が増える時期。この1週間はさらに増える可能性がある。」という。
矢野医師は、24日週が流行のピーク、そして翌週が重症化した患者の対応で病院の忙しさがピークになると考えている。重症化しにくいオミクロン株だが、感染者数は抑えたいと話す。
矢野邦夫医師は、「確かにオミクロン株は重症化がだいたいデルタの4分の1と言われているが、感染者数が4倍になれば、結局病院がひっ迫する。決して油断できない。」
さらに矢野医師は、入院患者の年代に変化を感じていた。
「第5波デルタ株のときは、高齢者がワクチン接種を終えた後だったので、高齢者の入院がほとんどなかった。今回のオミクロン株は当初若い方、20代〜40代の感染者が多かったが、そういう方々から同居家族、高齢者に感染が移ってきている。高齢者の場合、重症化するかもしれないので、そういう方々が入院患者のかなりを占めるようになってきている。」
23日(現地時間)、世界保健機関(WHO)欧州地域事務局のハンス・クルーゲ事務局長は「3月までにオミクロン株が欧州の人口の60%に感染するだろう。これはこの地域の新型コロナウイルス大流行が最終段階に向かっていきつつあるということを意味する」と話した。「オミクロン型」が感染を広げており、3月1日までに人口の6割が感染するとの試算がある。クルーゲ氏は「オミクロン型が落ち着いたら、数週間か数カ月、集団免疫の状態になるだろう。ワクチンのおかげでもあり、多くの人が感染するからでもある」と説明した。
出典:Yahooニュース
WHOテドロス事務局長は24日、2020年1月末に宣言した新型コロナウイルスによる「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」について、「今年に終えられる可能性がある」と表明した。WHOは新型コロナについて警戒を繰り返し呼び掛けてきた中で、緊急事態の終了のめどについてトップが言及するのは異例だ。 24日から始まった執行理事会の冒頭、テドロス氏は新型コロナについて「当面は共生していくことになるというのは確かなことだが、新型コロナと共生するとは、ウイルスを野放しにするということではない」として、各国の状況に合わせた感染拡大防止策の継続を求めた。
出典:時事コム(1/24)
2022年01月25日
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