「我々はもっと上手に対応できたはずだ。感染の第1波や第2波の時点でもっと素早く対応していれば、多くの死が防げたはずだ。それだけにいっそう悲劇的だ」
ジョンソン首相は昨年5月、政府の新型コロナウイルス対策について独立調査委員会を2022年春にも立ち上げると発表している。首相は、現在の感染拡大で国民保健サービス(NHS)の医療機関は「一時的に逼迫」するかもしれないが、イングランドで規制をこれ以上強化しなくても、現在の感染の波を「乗り切れる」よう期待すると方針を示している。
イングランドは現在いわゆる「プランB」の感染対策が実施されている。屋内の公共施設の大半でマスクの着用が義務付けられるほか、一部の大規模会場への入場にはワクチン接種証明などの提示が必要となっている。また可能な限り、在宅勤務が推奨されている。
イギリス政府の諮問機関「ワクチン・予防接種合同委員会(JCVI)」は7日、まだほとんどの人は4回目の接種は不要だと提言した。これまでのデータでは、追加接種から3カ月後でも、65歳以上の人の約90%が入院を要するほどの重症化を免れるようだという。このためJCVIは、4回目の接種よりもまず、国内で1回目、2回目、3回目の接種を広く徹底することが先決だと促している。
出典:BBCニュース(1/9)
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