治療薬の開発やワクチン接種が進んだことにより、海外諸国は日常生活を取り戻すべくコロナ対策を転換している。感染者数が激減した日本においても、マスク着用について議論を重ねてもいい時期だ。
ただ、日本ではマスクを外すにあたって「世間の空気」があり、いまマスクを外して街中を歩いていたら、100%に近くマスクの世間に冷ややかな目で見られる恐れがある。この「空気」は変わるのか。医療法人同友会顧問で社会医学指導医の大室正志氏はこう語る。
「'09年に新型インフルエンザが大流行したとき、行政から要請を受けたわけでもないのに日本中の会社に消毒用アルコールが置かれました。しかし、感染が落ち着いてくると、なし崩し的になくなっていったんです。コロナも同じように、感染者の少ない状態が長く続けば、テレビで連日速報が打たれることもなくなり、世間の関心が薄れていくと思います。社会が脅威だと見なさなくなれば、自然とマスクをつける人も少なくなるでしょう」
福岡市のみらいクリニック院長の今井一彰氏はこう解説する。
「来年春には、みんなマスクを外せる状況になっていると思います。ただ、現時点でも常時マスクをつける必要はありません。ジョギングやウォーキングの際は外しても大丈夫でしょう。大勢の人が集まっていたとしても、映画館やコンサートホールのように大声を出さない環境ではマスクはいらないと思います。また、換気さえ行われていれば飲食店でもマスクをつけなくても問題ありません」
春よ来い。早く来い、待ちに待った日常生活がもうすぐ戻ってくる〜♪
参照:現代ビジネス(11/20)
ワクチン接種が進んだことにより、コロナの死亡率は流行当初の3%台から1%以下にまで下がっている。その上、来年3月、塩野義製薬の「S−217622」や米メルク社の「モルヌピラビル」も、私たちの手に渡る。この二つの「武器」によって、コロナにかかることが脅威ではなくなる。
米ボストン在住・在勤の医師で、公衆衛生の専門家である木下喬弘氏は「ワクチン接種により死亡リスクが低下し、コロナに感染しても、38度程度の熱が数日間続くだけになれば、インフルエンザと同等の扱いにできるかもしれません。感染したくない人はマスクをつければいいし、そうでなければマスクを外してもいいという判断が許容されるようになると思います」と語る。
これから飲み薬が普及することも考慮すれば、仮に今後「第6波」が起きたとしても、医療崩壊に陥る可能性はきわめて低い。もはや、自分と周囲の安全をきちんと考慮しているのであれば、マスクを外してもいい段階に来ている。
2021年11月22日
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