紙上身の上相談の相談者40代女性です。少子化の今だから、孫がいないなら、墓はだれが守るのか、果ては親類筋から養子はみつからないのか、などと会うたびごとにせっつかれて、夫婦は様々に試み、子どもはなくてもと意見は一致して、二人だけでの人生を選択したのに、議父母との関係がギクシャクしているという。
3年前に結婚し、最先端の不妊治療をしましたが授からず、夫婦2人で生きていこうと決断しました。
しかし、夫の両親が私たちの気持ちを理解してくれません。孫はまだか、と言って電話や手紙が来たり、時々家まで訪問してきたりします。私たちは、不妊治療の大変さやこの決断に至るまでの夫婦の話し合いについて説明するのですが、まだ治療をがんばってくれ、と言います。治療する私の心身には考えが及ばないようです。
夫も、最近はかなり強い口調で説得を試み声を荒らげる時もありますが、義父母の態度は変わりません。特に義父が、孫を抱きたい、子育てをして欲しい、お墓をずっと守っていって欲しい、などの理由で意見を通そうとします。
あるときは、養子をとってはどうか、私の親戚に子供を譲ってくれる人はいないかなどとも言ってきて、私は絶句してしまいました。私たちは養子をとる気はまったくありません。
子供のこと以外では、関係が悪いわけでなく、普段は義父母とも優しく気遣いもあります。しかし、この話題になると、口調は穏やかなのですが、優しさも気遣いもなく理解力のない人たちになってしまいます。今後、義父母への嫌悪感ばかりどんどん増していきそうです。このような義父母にどう対応していけばいいでしょうか。
出典:朝日新聞デジタル(11/7)
2022年07月15日
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