4月に就任した東京大学の藤井輝夫学長が5月17日、記者会見を開いた。「多様な人が議論すれば、より質の高い、共感性の高いものが生まれる。ダイバーシティ(多様性)は学術の高みを目指すなら必要不可欠な考え方だ」と述べた。新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、少人数の議論や実験といった対面での教育活動の重要性を強調する一方、感染力の強い変異株が広がっており「現時点で全面的な対面授業はかなり厳しい。オンラインと効果的に組み合わせたい」とした。
学長と理事計9人の新執行部で女性が過半数となり、今春の学部入学者も女性比率が2割超と過去最高になった。
2021年05月18日
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