森会長が4日の謝罪会見で「(自分が)粗大ゴミになったのかも。そうしたら掃いてもらえば」と話したことから「ホウキデモ」としてツイッターなどで参加が呼びかけられた。集まった十数人が小さなホウキや抗議のメッセージを無言で掲げる「サイレントスタンディング」で、2時間ほど抗議した。
呼びかけ人となった千葉県内のパート従業員女性(45)は初めてデモ活動に立ったといい、「女性蔑視であり、自分より弱い立場の人への圧力を感じる恐ろしい発言。政府やJOCなどは『謝ったから許そう』としているが、このままではそれを容認したことになる」と訴えた。
賛同して参加した埼玉県坂戸市、自営業、渡辺好造さん(65)は「あの蔑視発言を笑いで済ませてしまう、容認してしまうのが日本社会の現状。世界から問題視されており、五輪開催国の組織委トップとして辞めて責任をとるべきだ」と話した。
「黙るもんか」という紙を持って抗議した東京都内のITエンジニアの女性(34)は「どうせ(日本社会は)変わらないだろうという空気感を変えたい。ここで声を上げないといけないと思って初めてデモ活動に来た」と話した。【大島祥平】
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