1日に議会が招集予定だったため、議員の多くがネピドー入りしていた。昨年11月の総選挙では、NLDは上下両院(定数計664)で396議席を獲得した。スー・チー氏が兼任していた外相も含まれ、新体制の構築を急いでいる。国軍は1日夜、閣僚11人を新たに任命したと発表。
2015年11月8日、民政復帰後では初めてとなる総選挙が実施され、NLDが圧勝した。
NLDは党首のアウン・サン・スー・チーの大統領就任を要求したものの、ミャンマー連邦共和国憲法(英語版、ビルマ語版)の規定と国軍の反対によってそれはかなわず、次善の策としてスー・チー側近のテイン・チョーを自党の大統領候補に擁立した。
ティン・チョーは2016年3月10日に連邦議会で大統領候補に指名され、3月15日には正式に大統領に選出、3月30日には連邦議会の上下両院合同会議で新大統領就任式が行われた。ミャンマーで文民大統領が誕生するのは54年ぶりで、半世紀余に及んだ軍人(及び軍出身者)による統治が終結した。
さらに、NLD党首のアウン・サン・スー・チーが国家顧問、外務大臣、大統領府大臣を兼任して政権の実権を握ったことにより、新政権は「事実上のスー・チー政権」となっている。
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