新たな首相令では、病院のベッドの占有率や症状のある人の割合などの基準をもとに、州ごとに三つの「危険度」で分けた。ミラノのある北部ロンバルディア州やトリノのあるピエモンテ州などは最も危険度の高い「赤色」で、仕事や緊急の場合以外は住んでいる自治体内でも移動が禁じられる。食料品店や薬局など必需品を除く小売店も閉鎖され、学校も中学2年以上でオンライン授業となる。
南部シチリア州などは、次いで危険度の高い「オレンジ色」に。仕事や通学などの必要がない限り、自治体をまたぐ移動が禁止される。これら以外の地域は「黄色」に分けられたが、全土で午後10時から午前5時までの間は外出禁止となり、禁止されている時間に外出する場合は自己証明書の携帯が義務づけられる。博物館や美術館も閉鎖される。政府は感染状況をもとに、地域の色分けを15日ごとに見直すとしている。
イタリアは欧州で最初に感染が爆発的に広がり、3月上旬から約2カ月間、全土でロックダウンを行った。夏に感染が収まったが9月から再び拡大を続け、10月中旬には1日の新規感染者が1万人を超える日が相次いだ。4日の新規感染者数は3万550人。死者も352人増え、3万9764人に達した。感染拡大の歯止めがかからない状態が続いており、4日の記者会見でコンテ氏は「楽観的と言われるが、私はクリスマスと新年に抱き合って祝えると思っていない。我々は規則を守るしかない」と訴えた。(ローマ=河原田慎一)
出典:朝日新聞(11/5)
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