しかしながら、長い歴史の中で世界中の湖沼の水質汚染が進み、消滅した湖が多いのも知った。我孫子市は市境南面に手賀沼が沿うように位置し、北側は県境に利根川が流れる。そして、鳥の研究をする国際的な研究機関・山階鳥類研究所があり、その関係で全国唯一の市立鳥の博物館がもある。お陰で、市民にも鳥への関心や水質に関心を持つ人が増えてくる。天皇陛下は、水の研究をされておられるが、皇嗣・秋篠宮殿下は鳥類研究所の名誉総裁を務められ、また妹君は研究所で勤務されていた時期があり、ご結婚前に美しい鳥類研究の本を刊行された。市民図書館には、彼女の著書「ジョン・グールド鳥類図譜総覧」などが収められて、貸出可能であるから、我孫子市民は鳥や水辺の自然環境に関心が高まっていくようだ。
釧路市にある阿寒湖は水の清澄度が世界有数に高い、残念ながら、我孫子市にある手賀沼は一時ワーストワンにまでなっていた。人口増加、家庭雑排に問題があると、下水の整備を進め、水質管理をし、上水を流し込むなどによって改善をはかっているが、昔のような水筒にいれて飲んだとの域には戻らない。
かつてマリモが現存する世界最大の生息地であったアイスランドのミーヴァトン湖は、2010年代に入り水質汚染などが起きたため、阿寒湖の北側チュウルイ湾が世界で唯一の球状マリモの群生地となっている。釧路市は、阿寒湖の世界自然遺産登録を目指している。我孫子市の手賀沼課も成果を出してもらいたい。
【関連する記事】
- 秋、靖国神社にも行きました
- 中国からの渡航控えの呼びかけ
- 歌心りえ(50才)の歌唱、韓国で感動を呼ぶ
- 100才を全うした映画の鬼才・新藤監督
- 「質問通告遅いから」は事実誤認
- 深夜にも対応の高市首相、上手に休め
- さなえのミックス始動
- こんな米国
- War Guilt Information Program(戦争罪悪感情報計画)..
- 韓国で日本の歌が大人気!?
- 一人旅の旅先えらび
- 21日、首相指名選挙
- 731部隊映画が公開延期に 原因不明、不満の声も―中国
- ハーンと妻・セツ
- イタリア映画「海の上のピアニスト』
- ベルリンの少女像、撤去に応じず
- エマニュエル・トッド氏、グローバリズムの変容を説く
- 交流会のご案内
- 北川進氏にノーベル化学賞
- ノーベル生理学賞、坂口教授らに決まる


