世界保健機関(WHO)の最新データによると、アフリカ全体では5月27日の時点で約11万9000件の事例が確認されており、米イリノイ州と比べて5000件ほど多い。それと比べ、WHOによる南北米大陸での事例は約245万件で、欧州は約204万件だった。
大半の専門家は、アフリカでの感染者数の低さは同大陸の検査能力が非常に不十分であることが理由だと考えているが、アフリカではパンデミック(世界的大流行)の最悪の事態を免れたのではないかとも期待されている。
ウェブサイトのアワー・ワールド・イン・データ(Our World in Data)によると、米国では5月24日時点で住民1000人当たり42.79件の検査が行われていた。カナダでは、5月25日時点で1000人当たり39.21件だった。
アフリカで最も人口が多いナイジェリアでは、行われた検査は5月25日時点で1000人当たり0.22件だった。当局は、国民の間で広範に検査を行うことよりもクラスターの発生に焦点を当てていると述べた。他には、エチオピアの検査率がそれよりも少し高く、1000人中0.73件で、南アフリカはそれよりも大幅に高く9.84件だった。
アフリカでの検査率の低さから、新型コロナウイルスが気づかれないまま広まっているのではないかという懸念が生まれているが、実はそうではないかもしれないという希望もある。アフリカ疾病予防管理センター所長のジョン・ヌケンガソン博士は、コミュニティー内における説明不能な死因による死亡者数の急増や、病院利用者の大幅な増加がアフリカでは見られていないと説明した。
出典:Forbes (5/29)
世界各国の指導的大学が集まって構成されるグローバルAI倫理コンソーシアムのコロナ対策で注目される一つは「イスラム圏」です。
なぜか突出して感染者の多いシーア派のイラン、紛争中のイラク、また飲酒も可能でソフトムスリムなどと呼ばれることのあるトルコを例外に、多くのスンニ派イスラム諸国は軒並み感染率が低いことが確認されている。
そうしたスンニ派諸国、つまりサウジアラビアやオマーン、カタールなどと同じレベルに日本が現在公開している数字があります。
先進国で各種医療も整っているはずの日本と、様々な意味で近代化が遅れている面もあるイスラム原理主義に近い体制の諸国が同じ程度であることが注目されています。
周知のようにイスラムは1日5回「礼拝」します。
礼拝にあたっては身を清めることが義務づけられます。手洗い、歯磨きなどのほか、近年日本では普及著しい「ウォシュレット」用便後の洗浄を1400年前から励行していた。
新型コロナウイルスで亡くなった人の実数で確認すると、比率で言えば同様に見えるスンニ・イスラムとは比較にならないほど、日本では多くの人がコロナで亡くなっている。
JB Press (6/3)
2020年06月03日
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