2020年05月14日

日本の公衆衛生、数字が示すもの

 中国・武漢で謎の肺炎が発生したのが昨年11月下旬。しかし、中国人には無警戒のまま、同12月には71万人、今年1月には92万人もが来日していた。中国からのインバウンドによる経済効果を重視して、入国禁止の宣言が延び延びにされてきたことも認めなくてはなるまい。

 WHOが1月22日に緊急委員会で、公衆衛生上の緊急事態を宣言し、中国への渡航を表向きに禁止するかどうかを議論していた時点では、感染者数は82人にすぎず、中国以外での死者の報告もなかった。

 ようやく、日本でも4月7日に7都道府県に緊急事態宣言を決め、16日には全国にも同様の決定をした。その宣言解除について、政府は5月13日の会合で、まずは39県で解除する方針を固めた。具体的には「特定警戒都道府県」以外の34県に加え、「特定警戒」に指定した茨城、石川、岐阜、愛知、福岡5県の解除である。一度は宣言延長しており、その1週間後となった5月14日に、各地の感染状況を中間評価した上で解除を決めた。特定警戒都道府県のうち、状況が依然厳しい北海道、千葉、埼玉、東京、神奈川、京都、大阪、兵庫の8都道府県では緊急事態を継続して経過をみる事になったのだ。

WHOは、最初の会議から8日後の1月30日に懸念される公衆衛生上の緊急事態を宣言した。米ノースイースタン大学ネットワークサイエンス研究所の所長アレッサンドロ・ベスピニャーニ氏は「残念なことに、この氷山の一角を検出するまでに、数都市で何千人もが感染していたのです」と、実際にはすでに手遅れだったと話す。同研究所は2月上旬、武漢が封鎖される1月23日以前に新型コロナウイルスは中国から抜け出していたと推定していた。この初期のモデルは、その後の調査で裏付けられている。状況が悪化した同2月になっても、まだ9万人近い中国人が入国していた。4月29日付けで学術誌「Nature」に発表された論文によると、主に春節を前にした大移動で、1月1日〜1月24日の期間に1150万人が武漢から国外に出たとする。

 慶応義塾大学教授・国際政治学者の細谷雄一が、ラジオ番組(5/11)で「日本は公衆衛生については先進国でして、例えば日清戦争の後も後藤新平が、中国は当時コレラの感染症が多かったのですが、中国から帰還した兵士を入国するときに検査して、国内の感染を防いだのです。スペイン風邪のときも、かなり日本は抑制していた。100年前から日本の公衆衛生のレベルは非常に高いということで、評価されていたのです。そういうことが何となく忘れられて、欧米の方が正しいのではないかという認識がありますが、その認識を変える必要があります。」との話をしていた。

 


参照:
https://news.nifty.com/article/domestic/government/12245-657480/

posted by Nina at 00:25| 千葉 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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