2020年05月18日

ウイルスの検査の落とし穴

 新型ウイルスの検査方法としてよく名前が挙がっている「PCR」、実はその感度が6〜7割程度です。PCRとはPolymerase Chain Reaction(ポリメラーゼ連鎖反応)の頭文字で、特定の遺伝子を捕まえて増幅させる技術ですから、対象がウイルスじゃなくても、遺伝子さえ持っていれば、例えば人の遺伝子に対してもPCRを使うことができます。

 PCRによる検査では、この新型コロナウイルスに特徴的な遺伝子の配列を探してきて、対になっている遺伝子を分離させ、ポリメラーゼという酵素の働きを利用して遺伝子を増幅させます。こうやってウイルスの遺伝子を増やし、見える形にしてあげて写真を撮り、ウイルスがいるかいないか判断する、というのがPCRの原理です。かいつまんで説明すれば、ウイルスの遺伝子を拾ってきて、これをどんどん増やして目に見えるようにして、「いたぞ!」というふうに見つけるのがPCRです。相当前に確立されていた、歴史の古い技術です。

 この手法にはいくつか問題があります。一番の問題は、遺伝子が拾えなかったら見つからないということです。
新型コロナウイルスの検査の場合は喉をこすってサンプリングするのですが、そこで拾えた遺伝子の量が足りない場合と、そもそも喉にウイルスがいない場合があります。ウイルスは人間の細胞の中にいますから、細胞から外に出ているウイルスの遺伝子を捕まえてやらなくてはいけないんですが、感染していても細胞からなかなか外に出ずにサンプリングできないことがあります。あるいは、ウイルスが喉にいなくて肺の中に入ってしまっていると、当然喉をこすっても捕まりません。

 PCRによる検査では偽陰性、つまり体内にウイルスがいるんだけど検査で捕まらないことがしばしば起きます。これは今回のウイルスに限った話ではなくて、これまでに知られている感染症でもしょっちゅう起きてきたことです。ですから、PCRで陰性でもウイルスがいないという証明にはならないのです。逆に、PCRが陽性の場合はウイルスがいるという証明にほぼなります。

 感度というのは、要するに病気の人を100人集めたら何回PCRが陽性になるか、ということです。だからPCRが陰性の人でも、3割以上は新型コロナウイルスに感染している計算になります。そして、CT検査にしても、問題があり、完璧な検査はない、「医学的な検査は正しい」と思い込むのは、間違いのもと。多くの医者も誤解していますが、検査はしょっちゅう間違え、ぜったいはないということです。ここを理解しておくことが、すごく大切です。

 そこで、イギリスはロックダウンと言つつも、必要な外出を認めている。まして日本はイギリスとは死亡者数で2桁も少ない。何の僥倖か不明だが、この感染症の欧米での猛威とは明らかに異っている。既に人口の1割感染の可能性も示唆され、致死率も1〜2桁下がる可能性が高い。医療現場の逼迫が言われるが、高々300名程度の重症者数。人口呼吸器は1万3千台の待機台数が確認されており、登録されていない隠れICUも相当数あるだろう。

 イギリスとは違う、日本でのリスクを過大に見過ぎではないか。一方経済、生活破綻のリスクは確実に増大し、一刻の猶予もない状況だが、補償は自粛を強いる側の行政が、補償金10万を支給するというが、感染症リスクで自粛延長を強いて、経済、生活を破壊に導くのに手をこまねいているだけでは、全く非合理的な判断になっていくのではないだろうか。このままでは、感染症専門家への盲従と医師会の政治力、メディアの煽動による全体主義的な迷走と言わざるを得ない。



参照:『BEST TIMES』
    感染症専門医の第一人者・神戸大学病院感染症教授の岩田健太郎氏が「今、できる対策」を連続講義。
    最新刊『新型コロナウイルスの真実』『新型コロナウイルスの真実』(KKベストセラーズ)の著者・岩田健太郎教授(神戸大学病院感染症内科)が「どこにでもウイルスがいる前提で考える」で、どこかを触ったらアルコールで手指消毒をすれば問題ないと、次のように言われます。

アルコールで消毒でコロナウイルスは、すぐに死にます。もし外でウイルスと接触しても、自分の手に付いているウイルスをやっつけてしまえば、目をこすったり、鼻を触ったり、ものを食べたりしても体内にウイルスが入ることはないのだということです。ですから、どこにウイルスがいても結局は手指に着けていないなら関係ないのです。コロナウイルスの場合は麻疹とは違い、飛沫の飛距離はせいぜい2メートルぐらいですから、感染をブロックすることは容易です。

家の中の消毒をどこまでやればいいか、気になっている方も多いと思います。消毒までしないと落ち着かないのなら、手すりやドアノブなど手で触れるところを中心にして、床は普段のとおり掃除すればいい。見た目がきれいであればそれでいいでしょう。それよりも、手指消毒さえしっかりしていればどこを触っても問題ないので、家のドアノブをきれいにするという発想よりは、手指消毒をしっかりするという発想のほうがより正しいんです。どこにでもウイルスがいるのが、今や前提とすべきなので、範囲が広すぎて全部は出来ないなら、効率よく手指消毒をして、鼻や口には触らないようにすることでリスクをヘッジしたほうが、疲弊を避け、より旨いやり方なんです。

床とか机とかからとウイルスが舞い上がることはない。例えば床にウイルスが付いていても、別に靴の裏を舐めたりしなければ感染しないわけです。靴にくっついてるウイルスが口まで飛んでくることはないですから。そこをちゃんとイメージできると、ウイルスにどう対処すればいいか正しく判断ができるようになります。街で普通に日常生活を送っているとスーツやシャツにどんどんウイルスが付いてしまう、という心配をする必要はありません。服にはウイルスが付いている可能性がありますが、ウイルスは熱湯で死にますので、熱湯に漬けて5分くらい置きましょう。その後は普通に洗濯機で洗濯しても大丈夫です。

ですから、症状が軽いか無症状の感染者は、病院に入院するのではなくて自宅で療養していてください、という方針がようやく取られるようになりました。例えば、ぼくたち医者は重症の患者の治療をするので新型コロナウイルスの患者さんを診るときにはガウンを着て、手袋をしますけど、靴は普段の靴のままで、履き替えません。履き替えると、むしろ、靴を脱ぐ行為のほうがウイルスに触ってしまうリスクがあります。要は、目鼻口につけぬよう、手指さえ清潔にし続けていればいいという事なのです。

日本政府は新型コロナウイルスのための医療体制を確保するために、新たな病床を確保しようと言っています。ぼくなんかは、無症状の人を入院させるのをやめたら空くベッドが増えるのに、と思うんですが、日本には足し算の発想しかないから、そうはならない。ある指定病院では、3床ある指定ベッドに入院しているうちの2人は無症状だそうです。全く症状のない人のケアのために、たくさんの看護師や医師が目を血走って、寝不足で働かされている。そのせいで彼らが体調を崩したら、本来医療を受けるべき患者さんだって困りますよね。だから、やらなくていいことはどんどんやめて、意味のあることにリソースを集中したほうがコロナ対策でも正解なんです。
posted by Nina at 00:00| 千葉 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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